プロフィール

フォトアルバム

昆寛

昆 寛(コン・ヒロシ)
高性能住宅の熱環境分野に携わって27年、省エネ住宅の工法を開発研究、普及に努めています。
住環境アルテ(代表)、NPO法人環境住宅正会員、住宅エネルギーアセッサー、住宅換気アセッサー、気密測定士として住宅新築、リフォームの熱環境の設計・施工、住環境のトラブルを解決するアドバイザー、特に断熱・気密・結露は得意分野です。
主に東北地方をエリアとしていますが時には全国何処にでもお邪魔します。
その他
別館ブログ/HP
自然に魅せられるブログ
youtube希林舘自然クラブJr
youtube希林舘自然クラブ
希林舘自然クラブ
(天然山菜、きのこ直販)
の代表。


2010年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

最近のトラックバック

コラム&ブログランキング

無料相談

  • 無料相談メール
  • Twitter
  • 自然系断熱材:エコプロファイバー
    default.jpg
  • track feed 俺の家は高性能!

断熱ビフォーアフターの結露(2)

最近、無料相談コーナーにはリフォームについての(不具合)相談が増えています。
最も多い相談は「断熱リフォームをすると結露が出ない!と言われて契約したが以前と変わらず結露が出る」と言った内容のレポートでした。

今日は前回の断熱ビフォーアフターの結露の6項目の中の①②③を除いて④⑤⑥のレポートになります。

4番目に多い④結露の原因は暖房機器の選定間違いのため結露発生。

これはリフォームを請負う業者が施主と契約で暖房器は別途にして契約していることの理由があります。

新築物件でもそうですが・・オール電化住宅であれば蓄熱暖房器とかエアコンをシステムとしで契約されますが・・・・オール電化住宅でない場合の新築あるいは断熱リフォームとか、あるいは高気密・高断熱のリフォームでは暖房器は別途工事として見積もりの中に含まれないで契約されている例が多いのです。

そのため施主は後で自由に好みで買うことになります。
自由に買うことは結構なことなのですが「ファンヒーターを使うと、これこれの理由で結露の原因になりますよ!」といった説明をすることはほとんどないのです。

リフォームする多くの方は「勿体ない精神で?」今まで使っていたファンヒーターや反射式ストーブを使ってしまうため必然的に結露を助長させてしまっていることが多くの実例にあります。

断熱リフォームする場合には施工側は結露防止についての様々な事柄、知識をマニュアル化して見積もり書に添付、断熱リフォーム後の住まい方の注意点を説明をするようにする必要があります。

断熱リフォームは新築同様に断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットがなくてはならないものです。

この4点の中から何か一つでも欠けてリフォームしようとする施工業者とはお付き合いをしない方が無難だと思います。



⑤に多いのは気密化工事をしない単に断熱工事だけした例の場合です。

気密測定をすると、当たり前ですが隙間が多い抵気密住宅では負圧にならないため測定ができません。

気密化を意識しない断熱リフォームは隙間風が多く、換気ロスが多く省エネにはならないばかりか、それよりも隙間があることで露点温度に達しやすく結露が発生しやすい室内環境になってしまうことです。

断熱リフォームを意識する場合には気密化も意識して
隙間相当面積C値=1.0cm2/m2以下の実測値が出る条件をクリアできる施工業者に依頼するようにしましょう!

⑥は断熱欠損による結露発生です。
一般的に断熱工事だけはもきちんと施工されているかどうかは内装下げをする前に目視でチェックする必要があります。

写真は断熱リフォームの完成後のオール電化仕様お宅です。

断熱材はグラスウール16kg/m3×100を充填しています。

しかし、サーモグラフィーで撮影してみると部屋の隅部の壁、床はあきらかに断熱材が入っていないか、入っていても雑に施工されているため断熱欠損となっていることがわかります。
そのため、この部分は温度差で露点温度に達しやすく結露が発生し、土台周りにはカビも発生し、省エネにもならない不健康な環境になってしまいます。

やはり、これも断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットを意識しない業者に依頼すると、この現場のように未熟な施工をされてしまいます。

そのため施主は未熟な施工をされないようにを優れた業者を選べる眼を養うことが大事です。

選ぶポイントは断熱・気密・換気・暖冷房を基本とした業者であるか?
また、その結果を各調査機器で実測できる業者であるか?
がポイントになります。

リフォーム後にクレームとなった事例
床下はカビの宝庫
床下はカビの宝庫(2)
外張り断熱カバー工法に注意!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング



24時間換気のキホン

防風シートの誤った施工

繊維系の断熱材とか軟質系のウレタン材を充填工法として施工する場合に
外壁の防風層に構造用合板やシージングボードのようなボード状のものを使う場合と透湿防水シート(防風層)を使う場合があります。

透湿防水シートはシンプルで施工は比較的に簡単で半透明のため、このシートを張った後でも養生シート代りにもなり室内に作業もしやすい利点があります。

しかし、
最大の欠点は通気層がふさがれてしまい、本来に通気層の役割を果たさない箇所があちこちに存在してしまう心配があることです。

通気層の縦同縁の間にプラスチック系のボードを防風シートの抑えとして入れても結果的には通気層がつぶれてしまうケースがあります。

下図は筋カイの周囲の断熱材は外側に押されて、防風シートを外壁側に押し出している様子を表しています。
通気層がふさがれても結露しなければ良いという意見もありますが住宅の気密性能が向上し、通気層の役目は単に壁内結露の防止だけではなく夏の防暑対策の一つとしても重要な役割があるので多くの通気量を取りたいのでつぶれずに厚さを確保したいものです。

一方、ボードー状の防風層の構造用合板とかシージングボードを使うと耐力壁にもなり、筋カイが不要になり断熱欠損が少なくなり、地震に強い構造となりますが欠点は風密性能が取れないことにあります。

風密が取れない軸間の断熱材は冷気が入り込み断熱の効果を半減させてしまいます。

断熱材の効果を100%発揮させるためにはボードの4周囲を気密パッキンで挟み込んで押さえるか、ボードを張ってからボードとボードのジョイント部分を気密テープで処理をする必要があります。
その後、防風シートを貼ると防水シート役目もあり二重の効果が発揮されます。

一般的には防風シートは1m幅のもの使っている例がありますが3m幅のものを使うとジョイント部分が減り風密欠損も少なくなり、またテープのコスト削減にもなります。


また、防風シートの施工で多く見られる間違った施工方法は雨水防止シートと思っているのか、シートとシートのジョイント部分とか窓廻りとの取り合い部分では一切テープを使わず、タッカーで止めただけになっています。これでは隙間だらけに冷気が繊維系断熱材に入り込み断熱効果が半減してしまいます。

気密試験で高い気密性能がでても、この風密処理がきちんとされないと断熱効果は弱くなり高気密・高断熱住宅で造っても高気密中断熱住宅になってしまいます。
結果・・・・思ったより暖房費がかかることになりクレームになる場合があります。

その他のエコ住宅に関する情報はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

断熱バッチリ?明るい中古マンション

同じオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(完)

前回(4)ではAさんは建物に対する暖房能力不足を指摘し、サービスでリビングに設置されている同等の能力の蓄熱暖房機をサービスとして設置させました。
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/467

工務店の担当者は2日後にAさんから「happy01今度は暖かい!」の感謝の声を聞き、心の中では、暖房能力不足だったのか!・・・と思ったそうです。

しかし、お客様の感謝の声に安堵した束の間に
今度は「angry暑すぎる!!」と言うクレームが出てしまってはどうしたらいいかわかりません。
このAさんのクレーム?が出た時点で蓄熱暖房機を設置する暖房負荷計算書と蓄熱暖房機の計画図面を見せてもらいましたが、むしろ多めの能力で蓄熱暖房機を設置されていたことを確認しています

その後Aさんは窓の開け閉めで暑さ、寒さを調整したようです。
しかし、開けていると時間が経つと寒くなり、閉めると暑くなるといぅた微調整が効かない住環境でイライラするのが当たり前です。

ところで
実は私も岩手で初めて蓄熱暖房機を採用した時に似たようなクレームの経験があります。
断熱性能は新省エネ基準のⅡ地域仕様の2.3kcal/m2・h・℃の外断熱+基礎断熱土間床工法の気密性能は0.2cm2/m2でした。

50坪くらいの建物だったのですが10月に完成、引き渡しした12月の暮れに奥様から会社に「オール電化住宅なのに寒い!」というクレームをいただいたのです。

当時はオール電化住宅の(蓄熱暖房機の)走りでしたので、どうして寒いのか?その理由がわからず対応に苦慮したものです。

幸いにも施主様は電力会社関係の方で暖房計画から設置まで電力会社が行ったため大事(もめごと)にならなかったのです。

さて・・・その対応に電力会社はどうしたかと言うと、
床下に能力的には小さい蓄熱暖房機1台を設置したのです。

すると、施主の奥様からは
「暖かくなりました!」と奥様から電話があったのです。

この時の状況がAさんと酷似しています。


その年の冬はその状態(蓄熱暖房機を1台追加した状態)で終わりましたが翌年冬の12月頃には今度は「暑すぎる!」というクレームをいただくことになってしまったこともAさんと同じです。

基礎断熱・高断熱・高気密住宅で蓄熱暖房器を採用する場合には初年度はこのような現象が出ることをお客様に十分説明をする必要があります。
追い炊き式であれば電気料は余計にかかるものの初年度の寒い!といったクレームはありませんが一般的には追い炊きは契約しませんので初年度の注意事項として十分説明することが必要です。



体験上の結論は
オール電化住宅そのものは否定しないものの、
蓄熱暖房機を採用する場合には建物の断熱・気密性能が抜群に良くても、蓄熱暖房機の選定、配分、設場所の仕方には十分注意しないとこのようなトラブルに見舞われることになります。

様々な暖房器を使ってきましたが、安定してクレームが少ないのは、やはり
温水セントラルヒーティングに勝るものはないと感じています。
基本は各部屋の窓下中心に小さいヒーター(オーダーメイドができるメーカーはこちら→http://www.gogops.jp/)をできるだけ多くすることで均一な温度環境を作ることができるからです。

上の熱画像カメラはテラス戸の床下のパネルヒーターの力で体感温度を上げていることが見られる画像:中央には人が立ち膝の状態。

蓄熱暖房機のように蓄熱したものを使い切ってしまって寒さに耐えるより、温水セントラルヒーティングで自由に個別に温度上げ下げできるのがメリット!

最近の最先端のオール電化住宅は蓄熱暖房機ではなく
深夜電力を使い、その暖かいお湯で温水セントラルヒーティングに利用する方法が脚光を浴びています。

建物の断熱・気密性能が良くなればなるほど、この方法は低温輻射の温水セントラルヒーティングで最高の住環境が得られるものだと体験上感じています。

デメリットは給湯用の他に暖房用の温水器2台程度が必要なため、設置するスペースを確保しなければならないことと温水器設置のイニシャルコストが少し割高になることです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも応援ありがとうございます。
ブログランキングに参加中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

同じオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(4)

前回の(3)では
問題となるリビングの体感温度は上げることはできるのでしょうか?
の問いで終了いたしました。

Aさん宅Bさん宅もオール電化住宅ですので蓄熱暖房機が設置されています。
体感温度を上げるためには蓄熱暖房機の放熱量を多めにすればいいことになります。

しかし、
深夜電力を使って蓄熱するシステムの他に不足な場合に補う追い炊きシステムがあるのですが電気料の価格体系が違って価格がupするので一般的には追い炊き契約されていません。
当然
Aさん宅もBさん宅も同様に追い炊きの契約はされていませんでした。


●写真の熱画像は一般的な蓄熱暖房機の設置の仕方、緑色の部分は窓で冷気にさらされて表面温度が低いことを示しています。この状態では体感温度は低く不快になることを熱カメラで見ることができます。

体感温度を上げるためには放熱量を増やしたいのに蓄熱不足になればいくら、高性能な住宅であっても自然な状態で室温を上げることは特別なことがない限りは無理です。
Aさんの体感温度は自分の家は寒く、Bさん宅は暖かいということでした。
体感温度が大きく左右される間取りに窓の大きさ、数等がBさん宅よりも大きことが原因の一つにあるにしても・・・
蓄熱暖房機の放熱が十分であれば寒さを感じない筈です。・・・だとすれば!
蓄熱暖房機の設置数(暖房能力)にも問題があるのでしょうか?

そこで、もっとも寒いと言われる時間帯の夕方にお邪魔してみました。
すると・・・
Aさんが言うように寒いのです。
蓄熱暖房機から暖かさはなく蓄冷冷房機のように冷たいではありませんか!
本体の下からファンで吹き出される冷風を感じます。

これでは寒く感じるのは当然です。

Aさんから蓄熱暖房機の使い方をお聞きすると
「蓄熱量を目いっぱいにして放熱も目いっぱいにしてファンを回す。」の使い方をしているようでした。

その結果・・・・夕方からは寒い!!

このようにAさんのようにファンを連続して回してしまうと、蓄熱量が減るのが早まるので、できるだけ日中のァンを回すのをやめないと、消費が少なくなり夜まで暖かさを温存できるようになります。
とアドバイスをして1週間様子を見ることにしました。

(その使い方のポイントは蓄熱暖房機の使い方に慣れて暖かさをキープできるようになったら夜間の蓄熱中のみファンを回し日中はファンを回さないようすると暖かさがキープできます。)

ところで
このAさん宅はその後どのようになったのかというと

(アドバイスを無視して)
工務店の担当者に「暖房の能力の不足ではないか?」の再クレームを出しました。
工務店ではAさんの希望通り1台サービスリビングに設置したとか!

しかし

1週間後には再々クレームが出てしまったのです。
なんと…今度は

「蓄熱暖房機は暑すぎる!」

続きます!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも応援ありがとうございます。
ブログランキングに参加中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

同じオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(3...

前回はAさんとBさん宅は同じ工務店で同じ工法で建てられたものなのに家(うち)=Aさんのお宅はBさんより寒いというお話でした。
Aさん宅もBさん宅も同じ外断熱工法で断熱性能、気密性能も次世代省エネⅡ地域をクリアする立派なお宅です。

工務店の監督さんとお話しでは、Q値の算出のための熱計算はしていないものの気密測定はどちらも0.5cm2/m2前後だったとか。

そこでオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(2)では
Aさん、Bさんの天井、壁、床、基礎の土間等の表面温度を測ってみることで第一の原因は初年度に起こる現象、
土間床に熱が奪われているため床の表面温度が低いことがわかりました。

これだけだとAさんとBさんの家は竣工1年目ですから条件は同じですから根本の原因は別なところにまだありそうです。

実はその原因は以外にも体感温度による温度差の影響によるものなのです。
つまりAさんのお宅(リビング)は
室内温度は高くても体感温度ではBさん宅より寒いということが原因なのです。
しかし、では何が原因で?
体感温度が違うのでしょうか?

そのことについて考えてみます。
その体感温度の違いは当然のことですが建物の熱損失係数(Q値)が似たような数字であっても各部屋(部位)の熱損失係数は違うのです。

同じ断熱材で同じリビングあっても開口部(窓)の大きさ、数、設置方位によって、かなりその部位の熱損失系数は違ってきます。

そこで
Aさん宅のリビングをみると熱的に弱い窓を見ると高さ2.0mのテラス戸が2ヶ所あり高さ1.2mの窓が1ヶ所ついています。

一方、
Bさん宅は2.0mの高さのテラス戸は一つと高さ1.2mの窓が1ヶ所がついています。
この窓の大きさと数の違いがAさんに寒さを感じさせている原因があるように思われます。

つまり体感温度の違いからくる寒さなのですが・・・。

体感温度とは、
室内の温度が体温よりも低ければ、人体との空気の間に温度の差が生じるので、対流による熱の発散が行われます。
室内温度が低い時には、廻りの壁や床の表面温度も低くなるので、輻射による熱の発散も行われ実際の温度より低いと感じられます。

室内温度が体温に近くなると、人体との温度差が小さくなり対流や輻射による熱の発散が行われなくなり、今度は発汗による潜熱の発散で体温調節を行います。
湿度が高いと発汗による蒸発が十分に行われなくなり、不快な気持ちになります。
冬に周囲が寒くても焚き火をすると直接火の暖かさを感じるのは、輻射熱が空気の冷たさに関係なく光のように移動してくるからなのです。

このように体感温度は、周囲の壁、床、窓、天井等などの輻射や湿度環境によっても大きく変わるのです。

AさんのリビングはBさんのリビングより開口部(窓)の表面積が大きいため表面温度が降下し体感温度が不快を感じさせていたのです。

そのテラス戸の不快な様子をを眼(熱画像)で見ることができます。
それが下のサンプル画像です。↓

この状態であれば室温が21℃あっても床面が19℃あってもテラス戸の表面温度は15℃前後ですから、簡単に体感温度を計算すると(壁の表面温度21℃+床面の表面温度19℃+ガラスの表面温度15℃÷3=体感温度18.3℃)です。
部屋の温度が21℃あっても体感温度が≒18.3℃では寒く感じられます。

このような状態がテラス戸が二つあるAさん宅はテラス戸一つあるBさん宅のリビングとでは当然体感的に受ける暖かさ、寒さの感覚は違ってくる訳です。

以前にUPした記事に熱を感じる5つの要素がありますのでご覧下さい。

●それでは
その問題となるリビングの体感温度は上げることはできるののでしょうか?

その答えは明日になります。

参考:正式には体感温度は以下の計算式で計算されます。
●ミスナールの体感温度
体感温度 = 37 - (37 - t) / (0.68 - 0.0014*h + 1/A) - 0.29 * t * (1 - h/100)
体感温度t=気温(℃)、h=相対湿度(%)。
湿度を元に計算した体感温度。
気温が10℃以上のときは湿度が上がれば上がるほど暑く感じ、10℃以下のときは湿度が上がれば上がるほど寒く感じる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも応援ありがとうございます。
ブログランキングに参加中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

同じオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(2)

前回のお話はオール電化住宅で建てられた1年目のAさんから、同じ時期、同じ工務店で建てたBさんの家より寒い!というご相談でした。
その前回のあらすじは↓
同じオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(1)です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのAさんとBさんのお宅にお邪魔することになりました。
玄関に入るとBさん宅はAさんの玄関と同じような暖かさです。
「こちらにどうぞ!」と案内されたところはAさんと同じりビングで、ここもAさんと同じ暖かさの環境で温度計は20℃を指しています。

Bさんのところよりも温度計は1℃低い住環境になっています。

確かにAさんの言う通り
Bさん宅の方が温度が低くても暖かさがあります。
同じ工務店で建てられても正確には坪数もQ値もC値も微妙に違う筈ですから、
その辺の違いが・・・その寒さ、暖かさが違うのでしょうか?

AさんとBさんがお茶のみをしている間、
表面温度計でBさん宅のあちこちを測ってみました。
お茶のみをしているリビングの室内温度は20℃で壁、天井は20℃ですが床面は19℃と1℃低い温度になっています。
そこで床下(基礎断熱:立ち上がりと土間はスタイロフォームB−3種の50mm仕様です。)に潜り、土間面と床フロアの下面等を測ってみました。

それがこの写真
土間の表面温度は15℃を指しています。
床の表面温度は19℃ですから4℃の温度差があることになります。

リビングで立って作業している間は床から高さ1mくらいに置かれた温湿度計は20℃ですから、とても快適な環境になっています。

しかし
リビングの床に直に座っていると足元、腰回りがヒヤヒヤした寒さが感じられます。
頭寒足熱ではなく頭熱足寒になっています。
こてでは不快に感じます。

この原因は、次のように考えることができます。
このAさんとBさんのオール電化住宅のように冬に竣工直後のコンクリートは、湿気が平衡する以前の状態のため、余剰な水分をたっぷり含んだ状態になっているため水分の発生が少なく温度も低い。

この状態で室内で暖房が入ると、床下の土間のコンクリートも乾燥に向かうため、周囲の躯体に含まれる水分は室内に放出しながら乾燥し床上の温度が高い室内空間から熱を奪う熱移動が起こります。逆を考えれば土間の温度が上がらない限りは、床面の温度も上昇しないので表面温度は20℃のなかなかならない傾向にあります。

これは主に初年度に起こる現象で、2年目からは徐々に改善され、床面と土間コンクリートの表面温度の差が縮まってくるので、さほど心配しなくてもよいのですが・・・。

※オール電化住宅、高断熱・高気密住宅で初年度は暖房費が思ったよりかかるのはこの土間コンクリートの水分多く含まれていることが原因のようです。

さて
AさんとBさんのリビングはAさんの方がBさんより1℃室内温度も床の表面温度も高いのに何故Aさん宅は寒いと感じるのでしょうか?

続きます!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも応援ありがとうございます。
ブログランキングに参加中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

同じオール電化住宅なのに家(うち)は何故寒い?(1)

オールで電化住宅で同じ工務店で建てられたAさんから
「同時期に建てられたBさん宅より家(うち)は寒いので何故か?調べてほしい!」という相談がありました。
(この事例はオール電化住宅だからではなく、高気密・高断熱で建てられた住宅に共通していることで、ここ数年特にオール電化住宅の普及とともに「寒い!」あるいは「暑い」という相談が増えています。)

「Q値(熱損失系数)はいくらですか?」
「気密性能はどのくらいですか?」といったこれらの質問に対して
「いくら、いくらです!」明確に答えてくれる方もいらっしゃいますが「かわからない!」という方の方が多くいらっしゃいます。
断熱性能、気密性能がわからない場合は現地調査をしなければ原因は特定できませんが
断熱性能と気密性能がが明確にわかっていて寒い場合は「暖房器=蓄熱暖房器」の台数が足りないのではないか?という疑問が出ます。

しかし、オール電化住宅の場合は蓄熱暖房器を○●電力あるいは納入する業者さんが暖房負荷計算を行った上で機器の選定を行っていて、むしろ暖房能力は多めにに選定されているようなので、暖房能力不足ということはあまりありません。

それでは?
「何故?寒い!」ということになるのでしょうか?
・・・・・そこで
その同じ工務店で同時期に建てられた断熱性能Q値と気密性能も建て坪数もほぼ似たような家2件(A宅とB宅)のお宅に調査に向かいました。
A邸の方がご相談されたオール電化のお宅です。

調査日の午後の2時頃は雪が降っていて外気温-3℃の寒さに風が強く、東北で言う、所謂、しばれる寒さ です。

Aさん宅の玄関に入るとホンワリとした暖かさが感じられ、あのオール電化住宅特有の春の陽だまりの中にいるとてもいい住環境のように感じられます。
Aさんの玄関は20℃、問題となっている寒い!というリビングは玄関付近より高い21℃を指していてとても快適な環境です。

「これで寒いですか?」

「温度計は21℃だけれども、家(うち)は何故か寒い!」
「特に夕方から朝方にかけて寒く感じる!」

「この近くのBさん宅は家(うち)と同じ工務店で建てたけど、同じリビングで温度も同じ20℃くらいの温度だけれども家(うち)より暖かく感じる!」
と言うご主人です。

そこでご主人
「今からBさんの所に行って比べてもらいたい!」とBさん宅にTELです。
(AさんとBさんの奥様同士はお茶のみ友達でオール電化住宅を同じ工務店で建てられたとか・)

そこでBさん宅にAさんとお邪魔することになりました。

明日に続きます!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも応援ありがとうございます。
ブログランキングに参加中です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

欠陥住宅?調査に同行(6)

欠陥住宅?調査に同行(5)では
気密住宅仕様で作られていないことがわかりました。

と・・・なると結露が発生する可能性は大です。
床下の調査の時の写真のように土台と基礎との隙間、土台と土台との継ぎ目の隙間をコーキングで隙間を埋めている様子が見られました。

(これは1Fのリビングで暖房していても、床面が冷たかったため床下に潜って調べたら土台廻りの隙間から外気が侵入していたのを見つけ自分でコーキング処理をしたというのです。)

写真のように
土台付近の隙間からは青色の矢印のように外気が外風圧の強い時、また内外の温度差が激しい時に矢印のように外気が床下に入り込んでいた箇所をコーキング処理をしています。

(しかし、無風の時とか内外の温度差ない時は内外の空気の入れ替えはありません。)
そのため、床下は土台廻りの隙間からは梅雨時には湿気が床下に侵入し床下空間の相対湿度を上げることになります。
そのため、結露に見舞われ、カビの発生となったようです。

床断熱で基礎換気口があれば現在より通風されるので、現在よりは相対湿度は低くくなるとと思われますが密閉された環境になっています。
黒炭が敷き込まれていますが密閉された状態ではすぐ飽和になり調湿の効果は薄いようです。
床下での体感では湿気が高く、匂いもクリーンでない床下空間です。
長く床下にはいたくはない。・・・・・そんな体感です。

調査時の床下の温湿度は20.3℃/69.6%で露点温度は14.6℃です。
1Fの温湿度は25℃/53%になっています。

この現況から床下結露、カビの原因を考えると
土台廻りの隙間もありますが、それよりも床下換気口がないことで外気の流入がないので、むしろ室内空気(1F)に近いものになり床下が非暖房室の役割になっているからであると考えるのが妥当のような気がします。

この状態での水蒸気の分布を考えると、生活上で発生した室内の水蒸気は床を通って床下に流入します。さらに床下に流入した水蒸気は何処に流れるかというと床下換気口がない場合は壁内の煙突効果による気流に沿って、布基礎回りや土台部分に流れます。
その結果が写真のように土台廻りと土台付近の根太に結露、カビが発生したようです。

●改善方法は
床下も暖房室として考え、床下に暖房器を設置して温度を上げ露点温度に達しないようにするか・・・・。
床下に第三種換気装置の吸気口をいくつか設けて室内で温められた空気をいったん床下に取り込み吸気口から排出させる換気計画が必要かと思われます。

しかし、このことによって結露、カビは防止できても家全体が気密住宅仕様に作られていないため暖房費を削減する解決にはならないのが残念です。

欠陥住宅?調査に同行(5)

欠陥住宅?調査に同行(4)では床下に潜り土台廻りの気密施工がされているかを調査しましたが土台気密パッキン付先張りシートが目視では施工されていませんでした。
さらに天井の様子を見ることで気密施工がされているか判断できます。

前回の「欠陥住宅?調査に同行(4)」はこちら↓
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/381#BlogEntryExtend

天井のグラスウール断熱材が見えます。

赤丸、赤印の部分は間仕切り間でこの隙間に気密防湿シートが施工されているかを見ることで確実に気密住宅であるかどうかを判断できます。
やはり、土台と同じように先張りシートが施工されていません。
また、天井面のグラスウールの下にも触って見ましたが、やはり気密防湿シートは一切入っていません。
(グラスウールに耳付き防湿シートがついているので、いいように思えますが写真のように防湿シートが切れているのでは防湿の効果はありません。一般的に気密を意識しない住宅の場合の断熱施工はこんな感じにります。)
天井の間仕切り間の先張りシートの納まりはこのようにします。

この方法で施工すると気密も断熱も欠損なく奇麗に隙間に入ります。
(天井断熱で気密住宅であるかどうかの判断ポイントです。この部分に先張りシートがあることで気密性能C値は1.0cm2/m2以下は保証されます。ない場合は隙間が多くて圧力がかからず気密測定はできません。所謂低気密住宅で暖房のランニングコストもいくらかかるか風任せ温度差任せとなります。)

その他で簡単に気密住宅化を判断できる場所は点検口をチェックします。
今回の住宅は基礎断熱、土間床工法で充填断熱工法ですから、床の点検口は一般的に使われる床下点検口(気密仕様ではない)でいいのですが天井の場合は気密型点検口が設置されなければなりません。

現状はどうか?右写真をご覧ください。
点検口を開けて見るとグラスウール断熱材がすぐ見えます。
これは一般的な点検口です。
気密型点検口を使っていると↓のようになります。
http://www.joto.com/kimitu/tenjyo_detail.html

土台、間仕切り間と点検口の3カ所の調査で気密住宅でないことがわかりました。

これでは、暖房費が予想以上よりかかることになりますが、結露はどうなんでしょうか?
このことも心配になります。
それについては明日に続きます!

欠陥住宅?調査に同行(4)

次は断熱に関しての調査です。
思ったより寒く、暖房費がかかりすぎるので調べてほしい!
・・・の内容です。(月に暖房費が5万円はかかる理由からなのです。)

この家の仕様は在来軸組構法で基礎断熱土間床工法、天井GW断熱、壁GW充填断熱仕様になっていますから気密工事をきちんとされていれば、通常は5万円の暖房費はありえないことなのです。

しかし、床下に潜ったときに土台のシーリングが非常に気になりました。
また、床下の相対湿度は少し高目に感じらるのです。

床下の土間には全面施主様の希望で黒炭を敷き込んでいます。
しかし、黒炭がは入っていても床下の空気はクリーンではないようです。

どうも、黒炭の効果の匂いを吸収する力が飽和状態になっているようです。
匂いを吸収、分解能力があれば問題にはならないのですが、残念ながら炭にはその分解機能はないのです。

また、床下は基礎断熱ですので換気口はないので通風されないため、
(また計画換気で床下に空気の流れを作っていないため)水分も飽和状態になっています。
そのため、相対湿度が高く匂いが出る原因になっているようです。

写真は土台を写しています。
何故か?土台のジョイント部と基礎の立ち上がりと土台との間にシーリングしています。

施主様に伺うと、床下が寒く、隙間から風が入るので、自分でチェックしてコーキングをしたというのです。


基礎断熱で壁が充填断熱で気密を図る場合は土台と基礎との気密を図る先張りシート付気密パッキンで施工されるのが一般的です。
この部材で施工されていないということは気密工事はされていないとなるのです。。写真は土台の先張りシート施工状況。
右に折り曲げられた気密シートは壁ができることで壁の内側に立ち上がって気密を取る役目を果たします。

その先張りシートがないのですから
気密住宅としての目的で作られていない家のようです。

その確証は天井の断熱状況を見ることで、さらに判断できます。

明日に続きます!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ポチッとランキングの
クリック・・ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

欠陥住宅?調査に同行(3)

これが問題となっているリビングのテラス戸です。
このサッシ枠に簡易に振動を与えるように力を加えると、その振動に呼応して室内ドアが同じく振動するのです。
通常に考えれば地盤が軟弱ではないのか・・ということも考えられるのですが長年住んでいる家を改築したもので地盤の問題ではなさそうです。

いずれにしても、調査日に即解答が出ないため、S先生が事務所に戻ってから検討することになりました。


1週間ほどでS先生より、答えをを伺うことができました。
それは・・・・・・・。
ある程度想像していたのですが、・・・・やはり筋カイ不足が原因でした。
しかし、何故!不足なのか?不思議です。

地元の○○一級設計事務所が設計し・・建築確認申請時にはチェックされて?OKとなって建てられている訳ですから構造には何等問題はないように思えます。

しかも、平面図に筋カイがきちんと記入されています。
パッと見た目では筋カイ不足だと誰も思えません。

しかし筋カイが記入されても正しいのかは筋カイ計算書も構造計算書もないので計算してみないとチェックはできません。

建築基準法上では木造2階建て程度で建築工の設計による物であれば建築確認申請の時に構造計算書の添付義務がありません。

そこで、S先生は事務所に戻って念入りに構造計算です。

その結果・・・何と筋カイが足りないことが判明したのです。
(現在は○○○○○○公社と工務店と施主様との間でで話し合いが進み、近々筋カイ補強の工事が始まるようです。)

●この筋カイ補強工事が完了しないと振動の原因確定はできませんので、この結果については後日報告できると思います。

●明日も続きます!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ポチッとランキングの
クリック・・ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

欠陥住宅?調査に同行(2)

床下の調査で必要以上の大引きの補強を行っている箇所が数か所あったのが不思議でした。
補強しなくても問題とならないのに…何故?

そこで、施主様にそのことをお聞きすると、床下地に補強を入れて強くしましょうと工務店が一部大引きの追加補強をしたのが理由のようでした。
しかし
その補強が行われても室内ドアの振動の改善はなかったのです。

(1年にわたっての工務店側と○○○○○○○公社とで改善のやりとりをしても何等改善、
進展しないためJ●○に調査を依頼したのが経緯のようです。)



写真のように大引きらしいものを補強しています。
下の黒い物は黒炭が土間全体に敷きつめてあります。
今回の調査対象ではありませんが匂い除去と調湿機能があるとのことでで施主様が希望されたようですが大引きと根太に多くのカビの発生が見られ不快な環境になっていました。
そこで温湿度計で見ると
この床下の温湿度は20.5℃で相対湿度は71%を示していました。
露点温度は・・というと15℃で結露が始まる環境になっています。

そのため、何らかの原因で露点温度に達していることがあり、大引き、根太に結露が発生、カビが発生したのだと思われます。
(このことも後で報告します。)


今度は1階の天井と2偕の小屋裏に入り、金物関係のチェックを行うため写真係の私も入りました。
しかし
目視での結論は構造的な部分で欠陥となる箇所が見当たらなかったのです。
この構造的なことについては図面と写真とで事務所でチェック検討することにしました。

(写真はS先生が点検口から入ろうとしている様子。)

この段階では、やはり室内ドアの振動の原因がわかりません。

その原因は明日わかります!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ポチッとランキングの
クリック・・ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

欠陥住宅?調査に同行(1)

いつもお世話になっているS設計事務所さんのS先生から欠陥住宅の原因と改善調査行くので同行してほしい依頼がありました。

電話でのクレーム概要は構造的な部分と断熱部分なので断熱部分は私に・・という内容で同行調査に向かうことになりました。

この住宅は○○○○○○○公社が販売、監理した和風住宅物件とか。
引き渡し直後から欠陥かと思われる不思議な現象があったのだそうです。

・・・その一つは

「風が強い時には室内扉が全部がガタガタと音がして振動する。」というものです。
現場到着時には無風でしたので、確認のためにテラス戸の枠(端)を押えて、風が吹いた時になるように揺すってみることにしました。

すると家全体の室内の扉全部がガタガタ震え始めたのです。
しかし、扉は振動はしていても私たちが立っている床は体感的に振動はしている感じはしないのです。

それでも、
先ず最初に床構造が正しく施工されているかを疑ってみます。
使われる材料は正しいか?施工状態はOKか?…等

そこで、床構造をチェックするためにS先生と床下に潜ることになりました。

左写真は施主様が床下に潜る前に床下の状態を施工写真で説明している様子です。
写真上左は土台です。
何故か土台の接合部分と基礎と土台との間にシーリングをしています。
(これは後で説明いたします。)

写真上右は
S先生が床下に潜るところです。

写真下右は
床下を這いつくばって土台、大引き、根太、火打土台(火打土台は土台のすみずみに取り付ける斜材で、土台のゆがみを防ぎ、建物のすみを平面的に固めるので耐震、耐風上有効な施工方法)接合金物等を目視して調査している風景です。

写真下右は
根太の寸法を測っているところです。

S先生の目視による調査結果では
心配される部分は材料、施工供何ら問題がないという結果です。

それでは

どうして、室内戸がガタガタと振動するんでしょうか??????

明日に続きます!

床下はカビの宝庫! 2

昨年の8月に高性能に建てられた住宅のクレームについて投稿したことがありました。
その記事はこちらですが

「エッ!気密住宅が欠陥住宅?」
「やっぱり!気密住宅より昔の住宅の方がいい!?」

床下はカビの宝庫! 2では床下に潜って調査の続きになります。

あるリフォーム会社では
床下の結露を改善するために攪拌換気扇をつけたようですが、
ご覧のように(黄色丸印部分)で範囲でしか根太が乾燥していません。
攪拌された空気が届かない根太とか土台部分は相変わらず結露とカビに侵されています。
この攪拌換気扇3台設置で50数万円!?
法外にも高いのはもちろんですが、それよりも金額に見合った効果がないことが残念です。

やはり、床下の基本は、地盤面にポリエチレンシートが必要です。
その上で、滞留する床下空気の流れを作る必要があります。
これはその時の床下の温度と相対湿度です。
温度16.4℃/相対湿度88%で露点温度は13.3℃を示しています。
測定日は5/10で外はとても天気がよく、暖かくカラッとした空気でした。

しかし床下は非常に高い相対湿度です。
夕方になるにつれて、気温が降下し、
露点温度の13.3℃にはすぐなってしまいます。

その結果がこのような状態です。
土台と根太は見事に結露とカビに侵されています。

かろうじて、床下攪拌換気扇の効果があるのか、乾いた部分もあります。

しかし、
やはり、根本の原因の地盤の防湿をしなければ解決に向かいません。

さらに、困ったことに給排水管の貫通部分の断熱、気密処理に欠損があります。
×の部分=断熱欠損です。

床下の構成は上からフロア材12mm+構造用合板+防湿シート0.2mm+断熱材(あるいは根太)です。
そのためこの部分は断熱材がない訳ですから当然、常に結露している状態になっていると考えるのが妥当です。

また、もっと心配なのは貫通部分の気密処理に欠損が見られるため、結露水が構造用合板と防湿シートの間に入り込んでいるのではないかと推測されるのです。

そうなると、
床下に断熱材があってもその断熱効果がないことになってしまいます。

次回に続きます

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

床下はカビの宝庫!

昨年の8月に高性能に建てられた住宅のクレームについて投稿したことがありました。その記事はこちらですが

「エッ!気密住宅が欠陥住宅?」
「やっぱり!気密住宅より昔の住宅の方がいい!?」

実はこの件について、改めて調査及び改善策の提案依頼がありました。
前回は調査(結露)に向かったもののリフォーム会社によってすでにリフォーム会社の考え方(雨漏り)による改善工事中だったため、調査だけで終わった現場です。

リフォーム会社が改善工事をしてもカビの問題は解決されない。
・・・というのです。
そこで
床下に潜って見ることにしました。

その床下(土台廻り)の様子はこのようにカビだらけです。
床断熱の場合、
ある作業をしないばかりにカビの宝庫となっている例があります。
床下の腐朽菌の基本的な防止対策には床下地盤面にポリエチレンシート0.2mm以上を敷いて、地盤から出る水蒸気を防ぐことが大事ですが床下の換気不足により床下の環境が悪化してしまいます。


写真は地盤面にポリエチレンシートなしの床下の状況です。
地盤面から発生する水蒸気により根太全体にカビが発生しています。
あるリフォーム会社により、その対策として写真のような攪拌換気扇を設置されていてタイマーにより数時間攪拌するような仕組みになっていますが何等解決に至らず相変わらずカビの温床・・・宝庫となっています。

床下の環境を改善するためには
床下の換気の促進を図ることが大事です。
床下換気口は空気が滞留しないように大きな換気窓といえるくらいの換気口を設けます。
窓で痛風を図るのと同じく、床下の換気口も建物の対角線上に換気口を設置するようにします。    
外周部に換気口があっても中基礎や水廻りの基礎で区切られた場所では、換気が図られないことがあります。
中基礎は人が通れるくらいの開口を空けたいものです。
これは、後から点検や被害(メンテナンス)の状況把握にも役立ちます。
最近の気密住宅は、室内側から水蒸気が床下に入ることはありませんので、それほど床下に神経質になることはありません。

問題は、冬に基礎換気口が雪で塞がれ、換気量が減少することです。
建物の廻りには隙間があり、換気口が多少塞がれたとしても、風により寒気が図られているようですが、風も弱い場所や周囲が建てこんでいる場所は風による換気があまり望めませんので冬の対策が必要です。

●室内からの空気漏れと透湿の防止には、床に断熱材を充填する前に、室内側にポリエチレンシート0.2mmの防湿、気密シートを床下から張り上げ、室内側からの水蒸気を防止します。

空気漏れによって床下に入る水蒸気を防止するためには、一定以上の気密性が必要です。

続きます!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

気密住宅なのに室内に蟻が出る?

「高気密住宅なのに隙間がある。
室内に蟻やワラジムシが出て昔の住宅と変わらないのではないか。」
と質問されることがよくあります。
温かい時期です。
当然蟻やワラジムシなどの虫たちも活発に地面を行動するようになります。
さて
こんな質問の時にはなんと答えたらいいのでしょうか?
何が原因なのでしょうか?考えてみましょう。
高気密住宅は潜水艦ではない。
高気密住宅といっても潜水艦を作っているわけではないので、住宅内にはかなりの隙間があります。
気密性能が0.5cm/m2の超気密住宅の部類でもそのの総隙間量が60cm2あります。



これは給気口の隙間に換算すると5個分の隙間量になります。
隙間が全くなかったとしても木材が乾燥収縮すると1mmの隙間が生じることは珍しくありません。
サッシの取り付けが悪い時には気密パッキンと框の間から外が見える場合があります。
また、引き違いの窓では召し合わせの間に1mmから2mmの隙間があることは珍しくありません。


排気ダクトやレンジフードの隙間など、住宅には外からは気がつきませんが、非常に多くの隙間があります。
虫の這い出る隙間もない住宅は、木造住宅では不可能に近いでしょう。
先ず、このことを理解しましょう。
土間がコンクリートの場合は年間を通じて床下が乾燥状態になります。
従来の床断熱に比べて蟻やワラジムシが住みにくい環境です。
地盤の防湿シート・押さえ砂仕様の場合は、床下環境は良いのですが防湿シートの下が高湿状態になります。
シートの隙間から虫が這いあがるので土間をコンクリートにすると良いでしょう。
基礎断熱工法には二通りの方法があります。
基礎断熱土間床工法ですがこれは布基礎を先に外張りに立ち上げて後から土間部分にコンクリートを流し込む方法です。
この方法で気をつけなければならないのは土間の部分が後打ちのため立ち上がりと床面の入れ隅の所に防湿シートがあるため剥離して隙間が生じる場合があるということです。
その隙間から蟻が入り込んでくる場合があります。
こんな時には、もう一つのベタ基礎工法を取り入れると解決します。
この工法は初めから布基礎と土間床の部分を分離しないで一発でコンクリートを流し込む方法で一体成型になるので隙間が生じないのが大きなメリットです。

一番問題なのは、壁や木構造の中が虫が住みやすい環境になっている場合です。ことに、湿度の高い所を好むワラジムシがゾロゾロと壁から出てきたときは問題です。
そんな時は何処かに結露しているかもしれません。
その時は
①何処かに断熱欠損がある。
②隙間があり、何処かに部分的に結露が生じている。
③乾燥不十分な木材を使用したため壁内の含水率が高い。
④床下で漏水事故が起きている。
⑤水位が高く床下が高湿状態になっている。
など、原因を突き止めて対応します。
原因がわかれば、断熱材を充填する。
防湿施工をやり直す。
漏水配管を取り換える。
暗渠を埋め地盤の改良を行うなど解決策を取ります。

●写真のようなシロアリは別としても
建物や人体に直接害がない虫たちの侵入は
ある程度であればは共同生活もいいのではないでしょうか。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

カビが生えたのは換気扇が原因??(完)

完結編です。
前段の話はこちら↓
カビが生えたのは換気扇が原因??
カビが生えたのは換気扇が原因??(続き)

給気量は
ゼロ?(0m3/h)とはどういうことなのでしょう?


前回、吸気量(汚れた空気を排出する風量)は建物の容積の1/2の入れ換えがあることが風量測定でわかっています。

ところで

この住宅の暖房はセントラルヒーティングとFFヒーターの併用になっています。
お邪魔した時は室内は暖かく、あまり気にしなかったのですがパネルヒーターに触ってみると異常に熱く感じられたので性能には疑問に思ってしまいます。

(火傷する少し手前の温度:触って「あっつい!」といって手を引っ込める・・・そんな熱さです。
(高性能住宅では
全室暖房のパネルヒーターの表面温度はぬるま湯に触るそんな熱さなのです。)


そういう訳で室温が同じ20℃前後の暖かさであった場合には・・・
建物の断熱、気密性能の良し悪しは、このパネルヒーターの表面温度の高い、低いで判定できるのです。

そこで
断熱と気密性能を調べることしました。
ところが、気密測定器も熱カメラも持ってきていませんから、目視での判定しかありません。
それで
天井と床下の潜ることにしました。

これは
天井の断熱材(GW200mmのブローイング吹込み)ですが指を差している部分は間仕切間の隙間部分です。
防湿シートを張っているものの、隙間部分の先張りシートがないことと、接合部はテープなしですからスカスカの低気密住宅になっています。


どの部分かというと、左の薄ブルー色の部分
上が2Fの間仕切部分(気密住宅でない場合は、この隙間にGWを折り曲げて気流止めにすることになっています。)
下の部分は1Fの間仕切間の先張りシートを表しています。

その先張りシートがない訳ですから、この間仕切間は煙突状態になって、外気が走っていることになります。
当然この間仕切には室内ですから断熱材は充填されていません。

気密シートは全体に施工してあるものの、接合部のテープ処理が一切ないようなので、気密測定をしても測定不可になることだと思います。

同じく、こちらは
床下の土台付近です。
赤線で示している部分に土台先張りシートがありません。
床下にはプラスチック系断熱材があって、その上に気密シートがあるものの、外壁側のシートと床のシートとは接合部にテープ処理もない状態です。

(黒くなっている所は内部結露発生で土台にカビが発生しています。)

カビの発生原因はこの部分を見てもわかるように
気密住宅ではなく、低気密住宅なため隙間があちこちに点在し、あちらこちらの隙間、特に吸気口の付近の隙間から多く給気されているため、せっかくの計画換気の換気経路が計画通りにならず、パッコン(給気口)から外気を入れることができなく室内の空気が滞留しているのです。

(例:ストローが気密住宅とすれば、吸う方と吸われる口が1個なので給と吸が明確ですが、そのストローの途中にに針の穴が無数に空いていた場合は、先端の口からは100%の給気ができません。その状態がこの現場には見られるのです。)

だから
給気量はゼロ?(0m3/h)だったのです。

ということで
結論!!
カビの発生(特に和室の畳の間仕切〜外壁廻りの畳に多く発生)は低気密住宅であるがため、換気ルートが切断され空気が滞留、また断熱材の施工不良による内部結露〜表面結露の発生〜カビの発生と連鎖的になったことが原因でした。

しかし
このことをゼネコンの建築部長に後日書類で報告しましたが
建て主様に報告されているか疑問です。
また、有名な設計事務所の設計監理なのに監理されていないのも疑問。
また、
下請け業者にお任せタイプ典型的な悪い例をここに見てしまいました。

そんな住宅裏事情?を
わかりやすく同じスマッチブロガーの一級建築士の栃木さんが
幸せになるための家づくり From 北海道でレポートしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング






カビが生えたのは換気扇が原因??続き)

前回の続きです。
インターフォンを鳴らすと、
angryようやく来たか!」という感じの怒り顔でご主人がお迎えです。
(歓迎はしないが、
欠陥と思われる箇所を直して貰うためには、しかたがない・・・・というそんな様相です。

happy01名刺を交わして、訪問の主旨を説明。
そこで、部長とご主人が他の手直しの打ち合わせをしているのを見て、
私は依頼の調査をすることにしましました。

先ず、一番目に確認しなければならないのは、第三種換気システムの級気口部分(汚れた空気を吸って、排気する所)の排気量を風量測定器で吸気する量を測定してみなければなりません。
測定は1時間に何m3排気されるかを瞬時にデジタルで読み取ることができます。

一般的に設置される台所、トイレ、クローゼット、浴室等の天井の白いグリルに写真のように当てて風量を測り、その合計が建物の容積の半分の排気量であるかどうか?を確認します。↓こんな提出書類(一部分)になります。


とろが測定結果では十分な換気量があることがわかりました。
カビが生えた(和室の畳)のは換気量不足の原因であるとは断定できません。

それでは、・・・何か?

思案中にご主人から声がかかりました。
「見る所が違うでね〜の?」
換気扇はこっちだべ!」
といって指を指したところは・・・・・

何と!(の部分)の外壁面に取りつけられる給気口(外気を取り入れる所)を指差してモーターの音がしない。・・・・というのです。
「手を当てても風の出入りが全然ね〜べ!」
(交換してけろ!)ということのようです。

ご主人は、この給気口はトイレ等につく換気扇(パイプファン)と同じく排気するものだと勘違いしているようです。

「あの〜!これは換気扇ではないんですが・・・」
「ん・・・・!!」

そんな訳で、この給気口の説明をすることになりました。

(・・・・が何かおかしい〜ぞ、手を当てても風の出入りがない・・って言てったな・・・それは、おかしい!)

説明の前に
右写真のように、今度は給気量を測ることにしました。
(この給気口は、およそ各部屋に1個以上外壁面に設置されています。
開閉時時にパッコンと音がすることからパッコンとも呼ばれているものです。)


その測定結果は???

何と! 

給気量・・・・・・はゼロ(0m3/h)なのです。

明日も続きます!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング


カビが生えたのは換気扇が原因??

換気扇が壊れている!angry
・・・カビが生えたのは換気扇が欠陥だからではないのか?」
建て主はカンカンです。(当然です。)

そこで調査してほしいと
A県の地元ゼネコンの建築部長から電話依頼です。
この現場は引渡しをしてから1年しか経過していないようなので
換気扇の機器そのものが故障であれば1年以内ですから、
十分無償で交換できます。

チェックして新品の換気扇を手配さえすれば1週間以内にでも解決しそうな調査ですから、私に出番はないように思えます。

「換気扇をつけた業者さんにお願いしたら・・・解決ですよ!」

shockいや、換気扇だけど、その換気扇の能力をチェックしてほしい・・」
ということでM邸にお邪魔です。

「ところで、換気扇って!ダクトレスファン?一種?それとも三種?」
「第三種の国産Mの換気システム・・・」
「・・・・・・・????」

設計は超がつく主に店舗とかビルを設計する有名な設計事務所さん(東京)だそうです。



住宅雑誌の載っていた「住宅○○賞」の受賞をみて、わざわざお願いしたのだそうですが・・・・・・さて
現場に着きました。

「これ!本当に設計事務所が設計、監理した住宅???」
(正直いって、フランチャイズの建売住宅にしか見えません。)


・・・二人とも、おそるおそるの訪問です。

インターフォンを鳴らします。

ピンポ〜ン  ピンポ〜ン
ピンポ〜ン

(いくら・・工事に係わっていなかったからといっても、
クレームで行くのですから気分ががいものではありません。)

●続きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

このリフォームは欠陥ではありません!

昨年の12月の末に秋田の友人から
知り合いのリフォーム会社が結露のクレームで建て主とトラブッているので至急現場を見て改善して欲しい・・・
の依頼があり調査に向いました。

写真のようにペアガラスの下端にうっすらと結露が発生しています。

この写真だけを見せられると
リフォームした業者の施工に問題があって結露が発生したのではないかと思ってしまいます。



現実的に
建て主様はこれを見てクレームとして改善を要求したのです。
リフォームする前は結露は少なかった!
リフォームしてから結露がひどくなったから
リフォーム会社が悪いというものです。

寒い時期になると
こういう結露の相談が多くなるのですが
意外と施工会社に非がある場合は少なく、
住人様の住まい方に問題があることの方が多く
住まい方を改めることで「結露」の発生を簡単に防ぐことができます。

今回の結露は住まい方がその原因のお話です。


さて、話は元に戻って
この結露の原因は・・・想像してたより「エッ!!」
という・・びっくりの住まい方に問題がある光景が見られました。

なんと・・結露の原因は?
そうです!
原因はストーブにありました。

●ペアガラスに結露が見られた2Fの増築された洋室です。
日中にカーテンが閉めきってあって、換気扇があるが、稼動していない(使っていない。)
最もひどいのはポータブルのファンヒーターを使用していることです。



開放型ストーブを使用するとと
石油は1当たり1.100g
プロパンガスは1.630gも水蒸気を室内に撒き散らしているのです。

換気をこまめにするか。
FF型ストーブに替えないかぎりは改善は無理な状況です。

さらに、1Fの部屋(既存の住宅)ではこれでもか!これでもか!と
水蒸気を撒き散らしている光景がみられます。









なんと、
台所では反射式ストーブにヤカンをのせてお湯沸しです。
さらに部屋の中で洗濯物が干されています。

これでは
結露が出るのは当然ですよね!
開放型ストーブから密閉型ストーブに替えることが先決なのですが、
建て主様が替えないだろうことも考慮して
ルームドライヤーを提案!
これは除湿器と第三種換気扇を併用したもので
除湿しながら換気するもの。除湿器との違いは気体のまま水を排出するので水捨ては不要という優れもの。(価格は定価で50.000円)

●問題点:正しい解決策でないため、ルームドライヤーで除湿しても壁内に入った水蒸気は結露(内部結露)を起こす可能性があります。

今回調査をした施工会社はライファ大曲・湯沢さんです。
リォームされた現場を見せていただきましたが、
丁寧で奇麗な仕事をされるリフォーム会社だと感じました。

また、佐々木社長のお客様へのクレームに対する対応がテキパキで(例え、お客様に非があっても)解決に前向きであることが素晴らしいと感じました。
(お客様は神様です。・・・あの精神に徹しています。)

秋田の大曲近辺にお住まいのリフォーム工事は
おしえてリフォームの会員で
ライファ大曲・湯沢お奨め会社です!

ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

○○○の匂いの原因はなんと・・・?

昨日に続いて○○○の匂いのクレームの話です。

あれから5月のとても暖かい日に
再び「匂いがする。」という電話が入り急いで現場に向うことになりました。
それでもこの場所からでは現場までの距離は急いでも車で40分ほどかかります。
それまで、あの匂いが消えないでほしいことを願って少しスピード違反をしながら色々原因を考えます。

「何でだ?」
「家族の中でよっぽどど臭い○○○をしているせいではないのか?」
そんなことしか頭に浮かびません。
「24時間換気システムといえども、トイレに強烈な匂いが充満したら、
1時間以上もしないと匂いが排気されないから・・・その間匂いがして、時間が経って排気されたからかな〜?」

(実は、お客様からは換気が効いていないというクレームがあったのですが、簡易にテッシュペーパーで吸気能力をチェックしてみると充分な吸気が確認されたので換気能力には問題はないのです。)

色々考えても・・・やっぱり現場をみないとわかりません。

ようやく・・・到着して・・トイレに駆け込みました。

すると・・何と確かに
○○○の匂いがするではありませんか!


そこで、すぐトイレ廻りの床下に潜ってみました。
ちょうど、便器の下に当たる部分を「クンクン」と嗅いでみます。
ところが
○○○の匂いがしないのです。
原因はやっぱり便器の配管等には関係がないようです。
それでは何なのでしょう?(???????

もう一度トイレに戻り、臭いがあることを再確認して、
外に出て匂い探しです。

するとトイレの窓付近が、トイレの中の臭いと同じ臭いなのです。

実はその原因は


トイレのし尿処理の合併処理浄化槽(し尿と生活雑排水の処理)にあったのです。
その浄化槽の蓋分から○○○の臭いが漏れて漂っているのです。

しかし、何で・・この臭いがトイレに入り込むのか・・悩むことになりました。
気密住宅で建てられたものです。
隙間相当面積が0cm2/m2でないので何処かに隙間があるにしてもトイレに集中するのは合点がいきません。

何処かに隙間があり、トイレに給気していると考えると納得がいきます。
では・・その隙間は・・何処に??????

これまた、
何と隙間があるではありませんか!



その隙間はPVCサッシにありました。
外部アルミで室内側がPVCの合体サッシで(アルプラと呼ばれている商品です。)

サッシがホワイト色の方が外部側で黒い四角の部分が結露水排出口になっています。









同じくブラウン色の方が室内側で指を指している黒い部分が結露水排出口になっています。

そこで、この部分が給気口の役割を果たすことになってしまっていたのでした。
ところが、いつも臭いが残らず、時間が経てば消えてしまう理由は・・・・・

合併処理浄化槽の蓋から漏れだしている○○○の臭いが
トイレの窓付近で滞留することが原因でした。
滞留した時に結露水排水口から給気、
風の具合で滞留しなくなった時には新鮮な外気を給気してトイレの吸気口から○○○の臭いを排出。
そして、トイレ内の臭い排出!!され
クリーンに


この繰り返しの現象が起こっていたものでした。

この現場の解決策はサッシを変えることには無理があるので、
室内側の排水口にシリコーンで穴埋めして給気を防ぐことで解決したのです。

教訓:高性能住宅を建てられる場合は結露水排水口がないものもあるので、できればないものを使ってほしいものです。
(高性能住宅ともなればガラス面の表面結露は例え発生しても排水口から流れ出る量は発生しないからです。)

ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

新築なのに○○○の匂いがするクレーム!

作年の5月の出来事ですが・・・
高性能住宅で引渡し後1ヶ月後に地元工務店の営業マンからクレームの原因究明と解決方法の依頼がありました。


この住宅は断熱、気密、換気、暖房工事は私が係わっています。
気密性能は0.5cm2/m2でしたから超気密住宅の部類に入ります。
断熱性能は新省エネ基準クラスのⅡ地域の2.3kcal/m2・h・℃をクリア
換気は第三種24時間換気システム、暖房はセントラルヒーティングです。


依頼内容はトイレの匂いが臭くてひどくて・・・・・・トイレの換気も効かないようだし
どうするんだというものです。

当然誰が考えても、考えられる第一原因はトイレの詰まり、
あるいは便器の排水管の接続不良で○○○の匂いが滲み出していることが考えられます。

「トイレの汚水の匂いでしょうから設備屋さんにいって貰ったら?」

「私の分野ではないんですが・・?」

「設備屋に診てもらった結果!トイレ廻りの配水管には不具合がないっことがわかったので・・換気かも・・・と思って相談なのです。

たった今、
またお客様から匂っているという電話があったので・・・一緒に行って診てほしいのです。

・・・・ということになって、現場に行くことになりました。



さて、現場について問題のトイレに入って見ると

なんと・・・・・・
その○○○の匂いがしないのです。?


そこで

お客様に詳しく事情を伺うことにしました。。
「匂いがしませんが・・・?初めての現象ですか?」
「いや!何回も匂いがあって臭いが・・・時間が経つと不思議にも匂いが消えてしまう。」
匂いがしないのでどうしようもありません。
一応、床下のトイレ廻りを覗いても、匂いがしないのです。

再度、匂いが発生したら、すぐお邪魔することにして切り上げです。

さて・・・さて・・・原因は何なのでしょうか不思議です。

答えは明日に続きます。

ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング













屋根の雨漏り事件!

10年前に高性能住宅として建てられた方から、「屋根から雨が漏っているので視てほしい」という電話があり現場に直行です。
(昨日から少し横風の強い雨が降っていましたから、屋根のトタンの構造は・・・・・だから・・・・・か?色々原因を考えながら向ったのです。)

この雨漏りの住宅は外断熱工法(屋根、壁とも発泡系プラスチックの防湿層も兼ね備えたアルミ蒸着フィルムが貼ってある一体成形板です。

通常外断熱の場合は充填断熱の場合と同じく構造材の外から気密シートを貼り、その上に断熱材を貼って行くのが一般的です。
このアルミ蒸着付断熱材は施工を2工程から1工程にできるのが優れています。)
施工には自信を持って私が係わって管理していましたから責任重大です。

現場に着いて早速何処に漏っているかを目視確認です。
床に雫が落ちて30cm²くらいに広がっています。
丁度吹き抜け部分で天窓が二つ設置されているその下の床が塗れています。
そうです・・・屋根からではなく(写真1)のよう天窓の左隅が黒くシミになっています。
このシミは今回の雨だけではなく以前から雨が浸入し、シミができたように思えます。
「以前もこのような状態があったのではないですか?」とお聞きしましたが「そう言えば去年もあって家族の誰かが水でもこぼしたかな・・・と思っていたから・・」とのご返事。

雑談している間に雨も上がったので、天窓を開けて・・屋根に上がって点窓周りをチェツクです。


目視ができる場合の雨漏りの原因の確認の方法は、雨漏りの基を先に探すのではなく、逆から目視で追う方が発見しやすいのです。
(多くの人は原因を決めつけて探すため解明が難しくなります。)

写真2は屋根から天窓を開けた状態を見ています。
外部から天窓枠の周囲をチエックします。
(現実的には屋根トタンに穴があれば発見は早いのですが・・・まあ〜通常で考えられません。
立ち上がり、水切り等をみても・・雨が浸入する所が見当たりません。


●その他考えられる事は天窓周りの気密処理の施工ミスが考えられます。
若しそうであれば気密欠損した部分が雨の浸入箇所としても、基となる浸入箇所は屋根の場合は非常に難しくなります。

幸いにも原因がわかりました。
何のことはない・・・
写真3の赤で囲っている部分の気密パッキン材が短いのです天窓が閉まっている状態では雨は水切りでカバーして浸入を防いでいます。
横風が強い吹き上げの雨に対しては、このパッキン材が浸入を防ぐ役目を果たしています。そのパッキン材が短いのですから・・・当然のように隙間が出て吹き上げによって、一旦雨が入ったら表面張力の原理で・・・お決まりのコースとなる。・・・それが原因でした。

写真4は天窓を開けて視た写真。赤で囲っている部分はパッキンの欠損部分。ここから雨が浸入している。
その下の方に黒いシミが原因はここだと物語っている。







ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング

欠陥住宅!の原因はお住まいの貴方です。

朝早く「設計事務所さんの紹介ですが」・・・
というAさんからの電話があり「欠陥住宅と思うのですが見てもらえますか?」という依頼の電話です。

詳しく状況を伺うと
「高気密高断熱住宅なのに窓が結露だらけでひどいんです」という内容です。
施工業者と建てて何年目かを確認して調査道具を用意して向いました。

冬になるとマンションの結露の相談はあるのですが今の時期はは最近珍しいことなのです。
玄関に入るなり私のメガネが雲ってしまいました。

肌に触る感覚は湿っぽくファンヒータでお湯を沸かし時のあの湿っぽい感じです。
・・・・・家の中の湿度が非常に高いのです。

温度はどうなっている?・・・22℃・・・OK
各部屋は・・・・OK
換気はどうなっている?・・・モーターは・・う〜ん動いているな!・・OK

うん!何だ?

少し匂いがします。
(生活臭というかよくわかりませんがそんな匂いです。)

臭気判定士の石川さんだと一発で判断できるのでしょうが
私には専門分野外です。

(換気が悪いな!)
ユニットバスの中を覗くと床面が乾燥していない・・で濡れた状態です。
(ダクト式換気装置の場合は24時間排気されているので、翌日は奇麗に乾燥しているのです。)

換気の本体のモーター音も聞こえて問題ないように感じられます。

一応全部排気口をチェック、チェックと思いながら車に戻り、
換気風量測定器を取りに行こうと・・ふと・・
台所上の排気口を見るとびっくりです。

なんだ・・・これか!原因はhappy01・・・

そうです。・・・
排気口の見事な詰まりです。

ユニットバスを除いて全部の排気口が埃で目詰まりなのです。
テッシュペーパーを排気口に当てても吸わないためヒラヒラと下に落ちてしまいます。

築5年間一度も掃除をしていないとの事
これでは吸わないのは当たり前です。

それからAさんに換気装置の役割と掃除の方法を説明をして、換気風量測定器で風量調整をしてご苦労様でした。(自分自身に)
●欠陥住宅かと思われることは
施工業者だけでなく
お住まいの貴方にも原因がある場合があるので気をつけましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ランキングに参加しています。
ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓               ↓
住まいブログランキング 人気blogランキング