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昆寛

昆 寛(コン・ヒロシ)
高性能住宅の熱環境分野に携わって27年、省エネ住宅の工法を開発研究、普及に努めています。
住環境アルテ(代表)、NPO法人環境住宅正会員、住宅エネルギーアセッサー、住宅換気アセッサー、気密測定士として住宅新築、リフォームの熱環境の設計・施工、住環境のトラブルを解決するアドバイザー、特に断熱・気密・結露は得意分野です。
主に東北地方をエリアとしていますが時には全国何処にでもお邪魔します。
その他
別館ブログ/HP
自然に魅せられるブログ
youtube希林舘自然クラブJr
youtube希林舘自然クラブ
希林舘自然クラブ
(天然山菜、きのこ直販)
の代表。


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おしえてリフォーム

最近、景気の悪化とともにか無料相談コーナーに新築についての相談よりリフォームの相談が増えてきました。

リフォームといってもキッチンとかユニットバス、トイレなど部分的なリフォームは勿論のこと新築同様にオール電化住宅並みに家丸ごとの断熱リフォームできるのか・・の相談です。

一般ユーザーは勿論のこと、設計事務所、施工業者さんから「築30年でも新築同様の高気密・高断熱が可能なのか?」「リフォームでQ値、C値は予め提示できるのか?」「暖冷房のランニングコストは事前にわかるのか?」「建築コストはどのくらい?」などの問い合わせなどです。

勿論、答えは新築の同等あるいはそれ以上の高性能な住環境がリフォームでできるのです。


先週、NPO法人新住協の住まいのセミナーの断熱リフォームのテーマでも
高断熱・高気密の技術を持っていれば新築同様に予めQ値も計算が可能であることと、気密性能は隙間相当面積1.0cm2/m2以下を性能は確実に出すことができるレベルであれば暖冷房の負荷計算から暖冷房のランニングコストのシュミレーションが可能となることの解説がありました。

新築物件が少ない状況で断熱リフォームが増えるだろうと予想されます。
しかし、断熱リフォームもそうですが様々な個別のリフォーム工事の情報収集をすることは…リフォーム情報サイトが氾濫しすぎて的確に探すことは難しいものです。

そんなリフォームサイトが多い中で
全国の住宅リフォーム会社がプロの意見を伝える総合情報サイトとして推薦できる「おしえてリフォーム」があります。

この「おしえてリフォーム」は住宅リフォーム情報専門誌『ナイスリフォーム』で総合で一位に選ばれている人気サイトです。
当ブログ(俺の家は高性能!)の記事も微力ながら、コラムにご紹介いただいております。
1月の人気コラムランキングでは
2位のコラム→室内気候から考える
3位の一石三鳥?のお勧め設備
4位のサッシが凍る?「住まいの相談室」の3
が人気コラムとして掲載されました。

その他コラムにはたくさんの情報提供者(ブログ、HP)がありますのでリフォームの情報収集に是非覗いて見てください。↓


この「おしえてリフォーム」の特徴は
・578件のお役立ちコラムをキッチン、お風呂、収納、耐震、業者選びのコツなど、50のテーマに分類し、知りたい情報が探しやすい。
・767件のリフォーム工事の事例を、テーマ別、地域別に分類している。
・リフォームの知識を身につけたい方向けに、小冊子や資料を無料配布している。
・823社のリフォーム店を都道府県別に紹介。
・最新の住まいの情報が得られるメールマガジンを配信。
・お買い得な建築資材や設備器機が安く買えるアウトレットコーナーを設けている。
・地元で開催される住まいに関する相談会などイベント情報など盛りだくさんです。

その他のエコ住宅に関する情報はこちら
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中古を買ってリノベーション

マグワンダー

建築会社に勤務していた頃から定期的にメンテナンスをしているRC賃貸マンションのオーナーさんから水道の赤サビをどうにかしてほしいとの依頼ありその対策に向かいました。

このRC賃貸マンションは築30年以上は経っていて、昨年からは住人さんからトイレの便器に赤サビが○○○のようにこびりついて汚い、浴槽の床底には赤サビがうっすらと溜まるという苦情が多くなってきたのです。

●写真は屋上の高架水槽から各室に給水される途中の給水管を切断して管の中を覗いた様子。(赤サビがヘドロのように固まっている。)

手で触ってみると赤サビですが硬くなった所と泥のように柔らかい部分があります。

従来はこのような給水管の赤サビの発生防止は難しく発生後の処置方法も一般に配管洗浄や薬剤注入などが使用されてきました。
あるいは配管交換をするのが一般的ですが、これらの方法も工事代が高額なだけでなく、工期も非常に長くマンションのオーナーの悩みになっています。

住人さんには工期で負担がかからないように
オーナーさんには工事金額で大きな負担にならないように思案した結果
これらのトラブルを一挙に解決してくれるのがマグワンダーだと思い採用したのです。

マグワンダーは永久磁石が水を処理するので薬品による二次汚染もなく取付も短時間で完了します。
このシステムは現在、各省庁をはじめデベロッパー、ビル、マンション、工場など幅広い分野で採用され高い信頼と実績あることで採用の再確認です。

その工事状況はこちら↓

①屋上の高架水槽から各室に分岐する手前の横管(給水管)の部分をチェックしている様子です。



②その給水管の周囲が水漏れで屋上の床面が濡れています。



③指をさしている部分の給水管に穴が開いていてそこから水道水が漏れています。


④その穴が空いている横管の部分を切断して、その小口を覗いた様子です。
赤サビがこびりついている様子が見られます。

⑤これは拡大写真



⑥これは1Fのポンプ室から高架水槽に水道水を上げる途中にマグワンダーを取り付けている様子です。


⑦これは⑥の状態の完成写真




⑧これは写真①②③の高架水槽から各室に分岐する手前にマグワンダーを取り付け完了の様子です。

設置後は1週間づつくらいに水道水のサンプルを取り、設置前の水道水との変化を調べます。

マグワンダーは建物中の上下水道を磁気水にし、配管・給湯器の内部に蓄積されたサビ・不純物の詰まりを分解・解除し、再着を永久的に防止できます。
さらに、磁気水は美味しくまろやかで、健康管理にも役立つようです。

また、設置後は一切メンテナンス必要なし・・が嬉しい!

早いところでは3か月ほどで効果が発揮されるようです。

この結果については数ヵ月後には再度報告いたします。


興味のある方は(株)ワンダーライフのHPをご覧ください。
http://www.wandarlife.co.jp/index.html

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高気密なマンション

外張り断熱カバー工法に注意!

最近、頻繁に断熱リフォームのチラシがポストに入るようになってきました。
既存の外壁を撤去しないで、現状の外壁をそのままにして
断熱材の硬質発泡ポリウレタンが予め貼りつけられている外壁材(サイディング)で包み込むことで暖かい家に変わるという謳い文句のカバー工法です。

2年前にも友人がこれと似たような詐欺まがいのリフォーム工事をした事件を記事としてUPしたことがあります。
その記事はこちら↓
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/53
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/54
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/55


本当にそうであれば・・・
ローコストで断熱リフォームができ寒い家が暖かくなり、暖房費の節約もできるのですから・・・・大歓迎です。
しかし、屋根も床も既存のままで、外壁だけを断熱材付きの外壁材を貼って本当に暖かくなるのでしょうか?

そんな疑問がないためか、残念なことに多くの方が
「5棟を特別価格で外断熱で冬の省エネ効果を体験して下さい!」の
謳い文句にひかれて契約してしまっています。

実は謳い文句通りに暖かくはならず暖房費の節約にもならないのです。

何故?謳い文句通りにならないのでしょうか?(考えてみましょう。)

この外張り断熱のカバー工法の納め方(施工マニュアル)は既存の外壁をそのままにして新設する外壁(サイディング)を取り付ける下地材(通気胴縁)18mm前後を取り付けてから外壁材を張り付けることになっています。

つまり既存の外壁材に直張りするのではなく通気層の役目?を持たせながら取り付ける工法となっています。
そのため、通気層は外気温に近い温度なので、せっかくの断熱効果がある外壁材でも使い方が間違っているため、ほぼ断熱効果は無いと考えなければなりません。

・・・いや
既存の外壁材に直接外張りしているから断熱効果がある。
・・という人もいます。
しかし、この場合には断熱効果があることで大きな問題を起こすことがあります。
それは、多くの断熱リフォームする家の既存の壁の断熱材は充填断熱で繊維系の断熱材が使われています。

当然、気密住宅として考えて作られていないことと、計画換気もなし、また暖房設備は反射式ストーブのような個別暖房なため、壁の中は結露に侵されている例が多いのです。

そこに、その状態そのままにして新たに外壁材で覆うことは気密防湿層が外側になるため、より一層の結露を助長させる心配があるのです。

この問題を解決するためには、既存の繊維系断熱材を取り除いて、断熱材付のサイディングを張り付ければいいのですが、結露を防ぐことができても、断熱材は厚みが薄く断熱性能が低いため、暖房費が余計にかかることになります。

断熱リフォームは新築と同様に断熱だけではなく
断熱、気密、換気、暖冷房の4点セットで施工を考えないと、長持ちしない腐る家を造ることになってしまいますので気をつけましょう。

安心して断熱リフォームを依頼できる施工業者選びのポイントは
「断熱、気密、換気、暖冷房の4点セット」の必要性を明確に説明し、それにかかる費用とランニングコストの費用対効果を提示できる施工業者であれば安心ではないでしょうか。

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防犯対策は大丈夫?

築30年の断熱リフォーム(熱計算2)

築30年の断熱リフォームに使用する(提案)は②の硬質ウレタンフォームの成型板の片面、あるいは両面にアルミ蒸着フィルムがついたものを提案することにしました。
参考:クランボードAPアキレスキュウワンボード

そこで,次にその厚さを決定しなければ次世代省エネ基準をクリアするかどうかわからないのですが・・その判断をする方法として
建築主の判断の三つの性能規定の中のBタイプの熱損失係数の基準に適合する方法を選択し、決められた計算ルールに従って熱損失係数を算出するようにします。

下の表が目標の各地域の次世代省エネ基準値です。

A県はⅡ地域ですので1.9w/㎡・kの基準値に見合う断熱材の厚さを○○mmと開口部は○○と想定して4パターンで計算をしてみました。

省エネから考えれば断熱性能が高い(厚さ寸法がが大きい断熱材で)ものを使用することで楽々次世代省エネ基準をクリアするのですが、
むやみに厚くすると・・・厚さに比例して断熱材のコストもアップしてしまうので注意が必要です。

それが、下の4パターン
A案が最もコストが低くなるがQ値は高く断熱性能は劣る。
一方、D案は最もコストが高くなるがQ値は低く断熱性能が最も良いことがわかる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●延べ床面積227.01㎡(≒68.5坪)
●気積は580.75m3
●換気回数0.5回/h(第三種換気装置)
●暖房は一部床暖房(既存の暖房器+FFヒーター併用)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●A案
屋根:ウレタンボード50mm+付加断熱ウレタンボード30mm=80mm
外壁:ウレタンボード50mm
一般床:硬質ウレタン現場発泡80mm
開口部:既存のまま(二重サッシ:外内とも単板ガラス
※計算結果・・・Q値=2.46w/㎡・k>1.9w/㎡・kとなるので×

●B案
屋根:ウレタンボード50mm+付加断熱ウレタンボード30mm=80mm
外壁:ウレタンボード50mm
一般床:硬質ウレタン現場発泡80mm
開口部:既存のまま(二重サッシ:外内ともペアガラス
※計算結果・・・Q値=2.12w/㎡・k>1.9w/㎡・kとなるので×

●C案
屋根:ウレタンボード50mm+付加断熱ウレタンボード50mm=100mm
外壁:ウレタンボード50mm
一般床:硬質ウレタン現場発泡80mm
開口部:既存のまま(二重サッシ:内側がスペーシアガラス
※計算結果・・・Q値=1.95w/㎡・k>1.90w/㎡・kとなるので×

●D案
屋根:ウレタンボード50mm+付加断熱ウレタンボード50mm=100mm
外壁:ウレタンボード50mm
一般床:硬質ウレタン現場発泡80mm
開口部:既存のまま(二重サッシ:内側がスペーシアガラス
※計算結果・・・Q値=1.9w/㎡・k=1.9w/㎡・kとなるので


ところで年間の暖冷房のランニングコストは
A案を100とした場合
B案はA案の85、C案は78、D案は75となります。

目標の外張断熱施工方法は1.9w/㎡・kのD案に決定し見積りへと進みます。

さらに、年間の暖冷房費と全体の建築コストを予算案と見比べながら、Q値をさらに(例えばⅠ地域仕様の1.6w/㎡・k)小さくすることができるかを検討するようにします。

※この現場は現在S設計事務所さんで設計見積を作成中です。
この続き・・断熱リフォームの施工と暖冷房のランニングコスト詳細(シュミレーションと実際について)は次回(着工後に)報告したいと思います。

※熱損失係数(Q値)とは?

   


熱損失係数(Q値)とは?
断熱性能を表す指標で数値が少ない方が断熱性能が優れていて省エネ効果があることを示してくれます。

基礎・床・壁・天井(屋根)・窓などの外気に面している所は、常に熱の移動がおきています。
また、換気・隙間風による熱の移動もあります。
それらの全ての熱の移動を合計したものが「総熱損失量」(室内外1℃差の時に建物全体から逃げる熱量)と言われます。

総熱損失量 Wt(w/k)=Qa+Qb+Qc+Qd+Qe+Qv

総熱損失量を延床面積で割った数値が「熱損失係数」Q値。
熱損失係数Q(w/㎡k)=総熱損失量Wt(w/k)÷延床面積A(㎡)

熱損失係数Q値を求めるには以下の項目が必要です。
(1)各部位に使用する使用部材の「熱伝導率」
(2)外気に接する各部位の「熱貫流率」
(3)延床面積
(4)気積
(5)換気回数
などです。

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断熱バッチリ?明るい中古マンション

築30年の断熱リフォーム(断熱材と開口部の選択)

前回は
断熱材の種類と厚さはどうすればいいのでしょうか?でした。
断熱材の厚さはできるだけ薄く断熱性能がいいものを選びたいものですが次世代省エネ基準では屋根は115mm、外壁50mm、床110mmの厚さを必要とします。

何故?
この厚さの断熱材が必要なのでしょうか?

それ以下の厚さの断熱材を使っては次世代省エネ基準をクリアしないのでしょうか?

実はこの仕様はみなし仕様と言われ簡易に次世代の省エネ基準住宅をクリアするための断熱材の厚さ(基準)なのです。
このみなし仕様設計及び施工の指針に記載されており、この指針に従って施工すれば次世代省エネ基準はOKですよ!・・という基準なのです。

一方、
その他に次世代省エネ基準をクリアする方法としては建築主に判断の三つの性能規定の中から一つを選択することができます。
それは、
Aタイプは年間暖冷房負荷の基準に適合するもの、
Bタイプは熱損失係数の基準に適合するもの、
CタイプはBと同じく熱損失係数の基準に適合するものですがパッシブソーラー補正を行ったもの)の中から一つ選択して適合すればOKとみなすというものです。

ただし、ABCいずれも隙間相当面積の基準、夏期日射取得係数の基準、その他の留意事項(防露、換気、暖冷房機器、通風)、地域区分表は適用されます。

しかし
屋根115mmの断熱材は二重通気タル木の寸法が大きくなりすぎることで止めるビスの長さと納まりの関係等で施工性は非常に悪くなります。
そのため簡略化を期待する工法としてはあまり現実的ではありません。
(※施工性を考慮した115mm以上でも可能な外内一体型の断熱材の成型板がありますがコストアップになる短所がありますので敬遠されがちです。)

そこで
各種類の断熱材の選択ををわかりやすい熱損失係数(Q値)の判定から断熱と気密の施工方法の利便性から検討してみることにします。

熱損失係数(Q値)を答えを出す熱計算をする前に暫定的に気密と防湿の面から断熱材を検討し決定します。

①押出し法ポリスチレンフォーム3種の場合はの気密・防湿施工は気密防湿シート0.2mmを外部側から屋根、外壁と外張りをして接合部は気密テープ処理をし、その上に押出し法ポリスチレンフォームを外貼りをして、接合部には気密防水テープを貼る4工程で気密と断熱施工を完成させます。

②硬質ウレタンフォームの成型板の場合は片面、あるいは両面にアルミ蒸着フィルムがついたものを使用すると気密防湿シートが予め成型板に貼り付けられているので気密パッキン+硬質ウレタンフォームの成型板防湿層付)+気密テープの3工程で気密と断熱施工を完成させることができます。

③硬質現場発泡ウレタン吹き付けの場合は外部側から吹き付けすることで
吹き付け下地(合板など)の上に吹き付けする1行程で断熱・気密を確保しやすい長所がありますが施工の際に周囲(近所、車など)に飛散することでクレームの原因となるので・・外部側から施工の場合はやめた方が無難のようです。

床については既存の床をリフォームはしないので床下面で施工できる方法を考えなければなりません。基礎換気口があるものの人ひとり入る程度の入り口ですので大きなプラスチック系断熱材を使うことはできません。
そこで既存の断熱状態+付加断熱を考えます。
既存の床下には25mm程度の断熱材が根太間に挟み込まれていますので、この断熱材の上に硬質ウレタンの現場発泡を吹き込みし断熱強化を図ります。
飛散については床下ですので心配することはありません。

上記の理由で今回の断熱リフォームは屋根、外壁は②の硬質ウレタンフォームの成型板(アルミフィルム蒸着)、床は硬質ウレタンの現場発砲を使用することにして熱計算をし、断熱材の厚さを断熱材コストを考えながら決定します。

開口部は
既存のアルミサッシ(単板ガラス)+プラスチック室内窓(後付け:単板ガラス)の内部側を高性能なガラスに交換しなければ次世代省エネ基準をクリアしません。
そこで
内側の単板ガラスをペアのLOW−Eガラスに交換すればいいのですが、
一般的なぺアガラスの厚さは12mmあるので9mmの障子の溝には入りません。
そこで・・厚さが6mmでも断熱性能が高いスペーシアSTを入れ替えることで解決します。

続きます!
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築30年の断熱リフォーム(工法の選定)

築30年の断熱リフォームでの工法の選定は
全体の建築コストの低減を基本とすると外部からの断熱・気密施工ができる外張工法を選定することがベストのようです。。

この工法だと屋根、外壁部分は外側から施工することになり生活しながらでもリフォームができます。
また、30年前に建てられた住宅ですから耐震強度に不安があるので、既存の屋根、外壁材を撤去して、新たに耐震用の構造用合板設けることで耐震強度を上げることができます。

さらに、
屋根断熱はその合板の上にプラスチック断熱材を外張りすることになるので安全に作業することができ工期が短縮されるというメリットもあります。

勿論、デメリットもあります。
デメリットは天候に左右されるため天候を気にしながらの施工となります。

さて、断熱材の種類と厚さははどうするか?・・・ですが

住宅の次世代省エネルギー基準と指針の設計施工の指針の中に「断熱材の最低厚さの早見表」というものがあります。
その表から断熱材の厚さを簡易に求めてみましょう。

下の表(Ⅱ地域仕様)から断熱材の種類と厚さを選びます。
(注):住宅の次世代省エネルギー基準と指針から抜粋

この表のE項目によるとⅡ地域の屋根のE断熱材は115mm、壁は50mm、床は110mmの断熱材を使用すれば次世代をクリアすることになっています。

※Eは
押出法ポリスチレンフォーム3種、硬質ウレタンフォーム、吹付け硬質ウレタンフォームの断熱材から選定。


しかし、この選定方法には大きな問題があります。
屋根の115mmの断熱材を外張りに施工することは納まり上厚すぎて無理があり現場で施工する場合にはお薦めできません。

できれば・・・現場施工であれば、
いくらでも断熱材を薄くして施工したいものです。

しかし、
薄くして次世代省エネ基準をクリアする性能があるのかは疑問が残ります。

さて
それでは断熱材の種類と厚さはどうすればいいのでしょうか?

続きます!

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換気システムばっちり!の賃貸

築30年の断熱リフォーム(熱計算)

室内の間取り等の改修図面が決定されるまでは
断熱材が外断熱の発砲系プラスチック板にするか?
内断熱の繊維系断熱材にするか?
が未決定であっても熱計算(Q値)の算出作業を早目に行います。

リフォームの目的は冬は寒く暖房費がかかりすぎる。夏はエアコンが効かないことを改善することが目的ですから改修(平面)図面ができるまでは旧図面に基づいてQ値(熱損失計算)とμ値(日射取得係数)と暖冷房負荷計算を行い暖冷房負荷計算をし月及び年間にかかるおおよその暖冷房費のランニングコストのシュミレーションをします。

これを事前にしておくことは全体のリフォーム予算のバランスを検討する上でとても大事な作業となります。

特に今回は断熱リフォームですから予算が厳しくなり、全体的にコストを下げなければならない時には単純に断熱材の種類とか厚さを変更して金額を下げるのではなく、暖冷房のランニングコストの説明を行うことで費用に見合った効果があるかを納得していただいた上で進むことができます。

例えば計算をしてQ値1.6wだとすると・・・「お薦めのQ値は1.6wの住宅で暖房費は月に●●円冷房費は●●かかりますが断熱工事費は○○円です。Q値を1.9w程度にすると暖冷房費は月に○○円かかりますが断熱工事費は○○円で1.6wより断熱工事費は○○円下がります。」といったことでQ値=暖冷房費のランニングコストから断熱リフームにかかる全体の費用のバランスを考えながら打ち合わせができます。

上記のようにQ値の大小の違いで暖冷房費のランニングコストが変化することと施工費の関係を表にすると・・・「何年で元が取れます!」といったような費用対効果の説明がができるようになります。

しかし、
この暖冷房のシミュレーションを担保できるのは高い断熱・気密の技術と経験で施工力がある施工業者になります。
勿論、それに関わる設計士、職人さんたちも同様です。

自信のあるリフォーム会社(施工業者)では
Q値の提示と暖冷房のランニングコストのシミュレーションも提示しますので断熱リフォームを依頼する場合の大きな目安となります。
(ただ暖かくなりますよ!といった営業トークを信用しないで実際はどうなのか見る眼を養いたいものです。)

ところでA県のリフォーム調査物件はどのくらいのQ値になるのでしょうか?
心配は90%の窓は引き違い(二枚引き違い、四枚引き違い)なので気密性能が1.0cm2/m2以下にできるかは疑問です。

そうであっても
許される断熱工事にかけることができる予算内で高性能なQ値の小さい住宅を目指します。
(できれば最低でも次世代省エネ基準程度にしたいものですが・・・?)

続きます!

※参考
次世代省エネ基準の熱計算は
従来の熱計算と違って熱橋を含む熱貫流率の計算が必要です。

●お勧め熱計算ソフト
①SMASH→http://www.ibec.or.jp/tosyo/pg02.html
②省エネ判断→http://www.konasapporo.co.jp/Heating/EneCalc/EneCalc.htm
③Thermo-CAL ver.4.0→http://www.ajic.co.jp/thermo_cal/index.html

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築30年の断熱リフォーム調査(2)

チェックすることで最善のローコストでできる断熱リフォームの施工方法を考えます。・・・が前回のお話でした。

家を丸ごと断熱リフォームの場合の施工方法は
①屋根は外断熱にして外壁は内断熱にする方法
②屋根、外壁を外断熱にする方法
③天井断熱にして外壁を内断熱にする方法
④天井断熱にして外壁を外断熱にする方法
さらに床は
⑤布基礎はそのままにして床断熱にする方法
⑥布基礎を基礎断熱に改修して床を断熱しない方法
(基礎断熱も内断熱と外断熱がある。)
⑦ベタ基礎はそのままにして床断熱にする方法
⑧ベタ基礎を基礎断熱に改修して床を断熱しない方法

大まかにわけると屋根、外壁は4工法と床は4工法があり、
これらの各工法は施主様のリフォーム内容のご希望によって複合され断熱リフォームの施工方法決定されます。

例えば、
室内のリフォームは一切ない場合は②の屋根、外壁を外断熱で施工する方法を選択することで居住者は生活しながら断熱リフォームすることができるのがメリットになります。
(但し、欠点は外部工事なので時期によっては雨、雪、台風などに左右されので工程を組む時には注意が必要です。)

一方、屋根、外壁は既存のままだったりリフォームしても塗装程度+室内のリフォームが大規模の場合は室内の天井、壁、床を解体する場合では③の天井、壁を内断熱にする。+⑤に床断熱する施工法を採用します。

またダクト式セントラル換気扇を設置する場合は一部天井を解体して換気扇を取り付ける必要があるため換気システムによって天井解体、新設する箇所が増えてコストが上がってにしまうので注意が必要です。

換気システムには熱交換タイプの第一種換気装置と自然給気排気型タイプの第三種換気装置がありますが、どの換気システムを設置するかによってリフォーム工事のコストが上がってしまいます。
(コスト的には第三種の換気システムの方が低コスト!)

さて、対象の物件がどの施工方法が低コストで性能(断熱、気密)を上げることができるか現地での居住者の聞き取りをS先生が行い、私は既存の住宅の断熱状態を目視調査をしました。

左の写真は玄関風除室の軒天ですが結露によるシミが滲み出ています。














上の写真は床下ですがポリスチレンフォーム25mmの板状断熱材が根太間に挟み込まれています。
断熱材が脱落しないように断熱材抑えがないためにあちこと写真のような状態が見られます。

これでは誰が見ても断熱材の効果は低いことが明白です。
(この床断熱の施工状態はこの調査物件特有のものではなく、低気密住宅の場合にはよく見られる光景なのです。

下の写真は床下から見た壁の断熱材(GWの10kg/m3×100mm)


グラスウールが床下の土台(根太部分)に気流止めがないために床下(土)の湿気が床下の断熱材に侵入し内部結露でカビに侵されている状態を見ることができます。

さて、
断熱をする方法は内断熱か?それとも外断熱か?
あるいは複合工法か?

どちらにするかはS先生の室内のリフォーム内容によって決まりそうです。

続きます!

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築30年の断熱リフォーム調査(1)

今日はA県Y市のS設計事務所さんからのご依頼で断熱リフォームの断熱設計のための現地調査に行ってきました。

断熱リフォームといっても窓を断熱サッシに取り換えるとか床暖房をすると
いった対処療法的なリフォームではなく、断熱・気密層を全面リフォームをすることで高性能住宅を造ろうという提案です。

勿論、部分的に断熱リフォームするよりはコストはUPしますが、
できるだけローコストに抑えての高い断熱・気密性能を確保した質の高い熱環境を提案するようにします。
(ローコストでありながらハイレベルな高性能住宅です。)

調査住宅は築30年経った一部二階建ての外壁モルタル、延べ床面積196.67m2の在来木造住宅です。
現況の断熱材は10k/m3の100mmのグラスウールが壁に充填、天井も同じグラスウール100mmが敷設されていて、床はポリスチレンフォーム25mmが根太間に挟み込まれています。
勿論、気密は一切考えられていない低気密住宅です。

暖房は台所、居間などの一部に床暖房でトイレとか廊下の一部にパネルヒーターが設置されています。

これは30年前の設備ではなく数年前に改修工事で設置されたもののようです。
窓も一部・・居室、台所、洗面脱衣室、浴室は二重サッシにしてあるものの廊下とか納戸と玄関、勝手口などの普段住人がいない場所は既存のアルミサッシのままです。


この箇所は当然の如くガラス面に結露が発生して、その結露水が窓枠に流れて汚れています。この頃の住宅ではよく見られる光景です。

典型的な「人がいる部分だけを断熱して暖房する個別暖房」の考え方のでリフォームです。

それでも、、リフォーム直後は従来の室内の温熱環境は部分的であっても暖かさを感じますが、居室から一歩出ると寒い環境の廊下などは依然と変わらない環境なのです。
むしろ、リフォームして暖房を焚くことで
従来より各部屋の温度差が大きくなりすぎて「リフォームしたけれど何故か?前より寒い感じがする!」といった現象に悩まされることになります。


そんな寒さから解放されるためには
家丸ごとを断熱・気密の大手術をする必要があります。。

そこで・・・その大手術するための
各部位(天井、壁、床間取り、既存の設備機器の種類と能力、開口部、外回りも)の現状を調査なのです。

チェックすることで最善のローコストでできる断熱リフォームの施工方法を考えます。

続きます!

その他のエコ住宅に関する情報はこちら
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換気システムばっちり!の賃貸

断熱リフォームでクレームにならないために

最近、冬は暖かく、
夏は涼しい家にしたいために断熱リフォームをする方が増えてきました。

省エネ的にはとても喜ばしいように思われますが
実は
「思ったよりその断熱効果がない!」というクレームの調査依頼も増えてきました。
(冬の寒さ、夏の暑さはリフォーム前と変わらない!?)・・・と

その原因の多くには施工者側が(既存の住宅が)
どうして冬は寒く、夏は暑いのか?の原因究明をしないまま、単純に断熱が弱いためと思って断熱材の強化リフォームのみの施工をしているためで・・・・
そう思っていくら、お金をかけて断熱性能の高いものに交換しても(気密工事は一切考えられていないので)隙間だらけの従来の家の断熱リフォーム?は・・・効果は小さいのです。

その理由は
風とか内外の温度差換気で隙間から隙間風が侵入するので断熱効果は半減してしまうからなのです。・・気分的にはいいにしても
やはり、冬は寒く、夏の暑さは改善されないので必ずクレームとなります。

冬暖かく、夏涼しい環境の断熱リフォームをする場合には意識して隙間をは塞ぐ気密化の工夫しないといけないのですが断熱及び気密のチェック義務がないために住んでみないとわからない宝くじ住宅となっているのが現状です。

このようにクレームの断熱リフォームにならないためには
新築と同様に断熱・気密・換気・暖房の4点をセットにして計画しないと無駄案お金をかけることになるので気をつけましょう!

そのためには
熱損失計算(Q値)の算出と気密測定換気風量の実測を実施をするリフォーム会社に依頼すると比較的に安心でしょう!


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住まいにこだわる!

ヒートショック

先日、TVニュース番組で「ヒートショック」のことが話題になっていました。
2006年の調査ではヒートショクによる死亡事故は14,000人もあったそうです。
比較対象として交通事故による死亡者数は6,357人。
なんとヒートショクの死亡者数は2倍以上の人数になります。
ヒートショックとは
急激な温度変化が体に及ぼす影響で血圧が急変動したり、
脈拍が早くなったりし、死亡事故につながるケースのことです。

最近のオール電化住宅のような高断熱・高気密・全室暖房・計画換気がされている住宅では寝室もリビングも台所もトイレも洗面脱衣室も浴室もほぼ20℃前後の一定した温度を保っているので、このヒートショックとは無縁です。

問題なのは高断熱・高気密住宅ではない住宅の場合。
あるいは個別暖房で各部屋ごと温度は10℃〜25℃とバラツキがある住宅の場合にヒートショックの危険があります。

リビングでは20℃以上のポカポカした温度なのに、風呂に入る脱衣室は10℃以下と極端な温度差があり、血管が収縮して血圧を上げる原因となります。
ヒートショックによる死亡場所は圧倒的にお風呂に入るために衣服を脱衣室に集中しているのだそうです。
よく、リフォームで浴室をユニットバスに取り換え、浴室暖房器を設置する例がありますが、浴室内は暖かくても、洗面脱衣室は相変わらず寒いままです。

このようなり浴室フォームの場合は洗面脱衣室と浴室を一緒に断熱改修をして小さい暖房器を洗面脱衣室側に設置することでヒートショツクを防止することができます。

浴室リフォームの施工で注意しなければならない所は浴室の床と天井は断熱も気密もされていない所謂無断熱で煙突状態になっているので、リフォームの時はきちんと施工してもらいましょう。

●浴室に関連した記事→http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/157
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・湿気対策

調査報告書(RC賃貸マンションのオール電化リフォーム(6)

RC賃貸マンションの
オール電化リフォームの改修計画案がようやくまとまり提出です。

前回のレポートはこちら↓
これが内部結露の原因だ!(RC賃貸マンションのオール電化のリフォーム(5)
オール電化仕様にするための基本は断熱・気密・換気・暖冷房のバランスがとれた計画にあります。
しかし、
一昔前のRCマンションはこの4つのバランスが取られていないため湿度が高く結露、カビの発生の環境になってしまっています。

特に換気がアンバランスで結露が出るのは当然の室内環境になっています。
換気の能力が十分あっても
今回のように低気密のRCマンションでは換気計画をしようにもも計画が成り立ちません。
また反対に高気密であっても、
換気の能力が不足している換気扇がついていて結露、カビの室内環境になっている実例が多くあります。
一戸建の住宅であっても集合住宅であっても、オール電化にするための考え方の基本は同じです。

その基本とは断熱・気密・換気・暖房のバランスが適正になっているかのチェックなのです。

断熱の状態はどうか?
断熱欠損はないか?
断熱の種類、厚さは妥当か?

場合によっては一部北側のコーナーなどの断熱が不足がちな所は仕上げ材を一部解体して断熱施工状況を確認します。
場合によっては熱カメラで断熱状況を確認することが必要です。

次には気密性と隙間の確認です。
気密測定器を使用することで隙間の大きさと隙間が何処にあるかをスモークバッファーで確認することがことできます。

しかし、
今回の物件は換気の風量を測定することで、気密性が高いか低いか(隙間の大きさはわかりません)の原因を探る方法を取りました。

本来、RC造りは気密が高い構造なのですから、気密が低い原因は開口部付近とか後工事で改修した部分を探しチェックすることで原因を特定することができます。

今回の物件は図面上では後工事のメーターBOX内の壁(赤線)が隙間だらけの大きな原因を作っていました。

建築図面上では室内側から断熱・気密されていることになっています。
が・・コンクリートブロックがそのままの無断熱施工になっています。

さらにブロックのジョイントはモルタルを詰めただけですから気密も確保ができません。
さらに室内側の考えられたメーターBOXの扉は低断熱低気密扉なため・・・この部分が給気口となって、冬には冷気がバンバン入る非暖房室に作られてしまっていました。

その他、改善しなければならない所を箇条書きすると
①レンジフードが非密閉型のシロッコファンであること。
(未使用の時はこの部分が給気口になっていて、冬にはこの付近の温度は低いことが想像されます。)
②サッシは二重サッシ(後付けでPVCサッシの単板ガラス)となっているが、木額縁の周囲に結露、カビの発生痕が見られます。
③玄関ドアの扉と枠にも結露が見られます。
④押入れの天井、壁には結露とカビの痕が見られます。
⑤北側の部屋の隅部にも結露とカビの痕が見られます。

それでは、
どのようにしたら快適な室内空間に変身させることができるでしょうか?

オール電化マンションにするための改善方法は次回に続きます!

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これが内部結露の原因だ!(RC賃貸マンションのオール電化のリフォーム(5)

内部結露発生の確認のために
ユニットバスの天井点検口から室内側の断熱状態がどうなっているのか点検しています。

右の写真の×の部分は隣との境壁です。

右壁が通路側の外壁部分で上はユニットバスの天井です。

青い色の部分はスタイロフォーム(断熱材)。

この×の境壁部分には何故か断熱材が打ち込まれておりません。
この部分は非常に大事なところで最低でも600mmは断熱材が必要です。
それがないのですから
当然、隅部に結露が発生する筈です。
換気の風量にも問題がありますが、断熱欠損で換気だけで結露は防ぐことは無理です。
よく見ると断熱材と断熱材との接合部も連続しないでコンクリートが剥き出になっています。
条件によってはこの部分も結露が発生することが推測されます。
左図はこの部分の横断面図です。
上の写真のように境壁に断熱材がないため、右の写真のように隅部に結露が発生していることが確認できます。

最近のRCの内断熱の場合は現場で内側から現場発泡ウレタン吹き付けをしてしまうので、断熱材が薄いことがあるにしても断熱欠損ということは少なくなっているようです。

左の写真は気密で問題となったパイプシャフトを内部側から見た状態です。
前回、説明したようにブロックで積み上げられていて、
無断熱であることが確認できます。

これでは、オール電化マンションに改修するためには各戸の壁4面と境壁と天井、床面を断熱材(現場発泡ウレタン)で吹き付けする必要があるようです。

その断熱材の厚さはⅡ地域仕様程度にして暖冷房負荷計算をして暖冷房の能力を決定します。

●住宅の場合でも
暖冷房の計画には暖冷房負荷計算をして設置することが大事です。

続きます!

低気密の原因はここ!(RC賃貸マンションのオール電化リフォーム(4)

前回に続いて
RCマンションのオール電化リフォームのための調査報告(4)です。
前回はRCマンションの低気密の原因を探るために、目視であちこちと想像される場所の隙間探しをしました。(引き違い窓のレールからの漏気、レンジフードに大きな漏気がある等・・。)

給気と吸気の関係から、
どうしてもこれ以外に大きな隙間がないと理屈にあいません。

限られた広さの2LDK内部からは、これ以上の原因究明は無理なようです。

コンクリート壁に穴が空いていて、内部から石膏ボードで見えないのか?

しかし、
そんなことは通常は考えられません。(不思議です?)

そこで。
再度、廊下に出てその他の場所を探すことにしました。

すると、玄関の横の扉に
写真の→×の部分にプラスチック系断熱材(20mm厚さ)外部側から挟み込んでいるのを発見しました。

この扉はパイプシャフトで1階〜5階までの給排水管が通り、ガス湯沸かし器も設置されている所です。
が・・・何故?断熱材を入れているのか不思議です。

ガス湯沸かし器の下の鉄扉の内側にも断熱材が張り付けています。

ということは、
このパイプシャフトは外部ではなく室内として考え設計されたようです。

しかし
×の断熱材は何をするために後で張り付けたのか?です。
それを知るために、×の断熱材をはがしてみることにしました。

すると・・・・・何とそこは・・・・。

上下ガラリになっていてガス湯沸かし器の給排気気口になのです。

そうです。
このガラリから冬には冷たい外気が入り込むため、断熱材で吹き込みを防止するため入れていたのです。

そこで、
確認するためパイプシャフトの中を覗いてみます。

写真はパイプシャフトを下から(ガス湯沸かし器は下部にあるので写ってはいない。)撮影したものです。

室内空間と考えているためにブロック積みされている×の部分に断熱材が
ありません。
鉄扉側の外壁側には断熱材はスタイロフォームであらかじめ打ち込みされています。

やっぱり、
パイプシャフト扉の上下に給排気ガラリがある訳ですから、
換気システムで外気が強制的にここから入ることになります。
(これでは、当然・・低気密のRCマンションです。)

さらに
パイプシャフト内部は無断熱ブロックですからから、
この場所が断熱不足により結露発生の原因にもなっていることが判明しました。

そこで、
内部結露確認のためにユニットバスの天井点検口から室内側がどうなっているのか点検することにしました。

明日も続きます!

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隙間を探せ!( RC賃貸マンションのオール電化リフォーム(3)

昨日に続いて
RCマンションのオール電化リフォームのための調査報告(3)です。

計画換気の排気量は風量測定器で測った結果
2LDKの部屋は1時間に0.5回/hあることがわかり、
換気回数は合格(普通は合格!)・・・かのように思えました。
・・・が
合格かどうかの再確認は
給気口(外気の給気量)も関係するので測ってみる必要があります。

その結果
多くの隙間が何処かに存在していることが想像されることをお話しました。

そこで、何処に隙間があるかを目視で探してみます

その第一に考えられる大きな隙間は↓
矢印のこのレンジフードです。
何処にでも取り付けられている一般的な排気型一方通行のレンジフードですが、このレンジフードは使用されていない時はダンパーがないため、汚れた空気を捨てるためにあるのに、逆に給気口となっています。
それも大きさは150φありますのでとても大きな隙間と言えます。

オール電化で蓄熱暖房器仕様にする場合は、低気密ではせっかく温めた熱を隙間からドンドン捨てるだけですので、このレンジフードはダンパー付の同時給排のレンジフードに交換しなければなりません。

第二の原因は何処にあるでしょうか?
開口部(サッシ)の枠周囲が結露水で木額縁が汚れが滲み込んでいます。
サッシは後付けタイプの二重サッシになっています。

外部側はアルミの単板ガラス+内側はプラスチックサッシの単板ガラスで主に引き違い窓ですので気密性は良くはありません。
(レールの隙間がありすぎるのです)→ただ最近のPVCサッシは引き違い窓であっても気密性がとても高いメーカーがあります。

また、内側サッシの四方枠の隙間もシーリングされていないため、アルミサッシのレールからの外気がその四方枠の隙間から外気が侵入しています。

さて
隙間探しはこれで終わりでしょうか?
レンジフード、サッシの隙間を簡易にテープで仮止めして、
再度給気口からの給気量を測定してみます。

すると
以前よりは少しは多く給気されていることがわかるのですが、
まだ、どこかに大きな隙間があることを教えてくれています。
さて、何処なんでしょう?

これは玄関扉ですがドアにポストもないので玄関の隙間は考えられません。

その他に存在する隙間は何処だ!?????・・・・・

明日に続きます!

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RCマンションは低気密?(RC賃貸マンションのオール電化リフォーム(2)

昨日に続いて
RCマンションのオール電化リフォームのための調査報告(2)です。


写真左の指を指している箇所は外部から外気を取り入れる給気口です。
右写真はその給気口の給気量を測定している風景です。

一般的には換気の風量測定は吸気(排気する側)口を測って、必要とされる換気量があるかどうかで判断します。

これでは、
肝心の給気口から新鮮な空気が計画通りに入っているかはわかりません。
そこで写真のように給気側も測定して検討するのです。

今、調査している部屋はCタイプ部屋(2LDK)の給気口は2か所で吸気口は3か所になっています。
そこで
この部屋の換気回数を計算するために容積を計算します。
床面積62.1m2×高さ2.6m=161.46m3ですので
換気回数が1時間に0.5回の換気回数だとすると
161.46m3÷2=80.73m3/hが必要であることがわかります。

そこで吸気口(排気側)を風量を測定してみると結果は
ユニットバス(43m3)、洗面脱衣室(29m3)、トイレ(22m3)で
その合計は43+29+22=94m3になって、必要とされる80.73m3を上回っていますから換気回数は合格(OK)になりますが・・・・。

これだけではこの部屋が計画的に(必要とする所から空気を取り入れ、必要とする所から排気する。)1時間に0.5回の空気が入れ替わっているかは、この結果だけではわかりません。


その答え(1時間に0.5回の空気の入れ替え)になっているかは
実は、前段の写真のように給気口を測ってみないとわからないのです。

そこで
給気口2か所を測ってみます。・・・・・・何と!!?
2か所15m3=30m3しか給気されていないのです。

吸気側が94m3でしたから差額の64m3の空気が
給気口2か所以外の何処かにある隙間から給気されていることになります。

(例えれば、ストローでジュースを吸った時はストロー本体に余計な穴が空いていないと、吸った量だけの100%のジュースが入ってきます。
しかしそのストロー本体の何処かに穴があったとしたら、その穴からは空気が入ってしまい、肝心のジュースは100%は入らないことになります。
このマンションはこんな状態になっていることが判断されます。)


そんな理由でRCマンションは気密性が高いのが常識ですが
実は・・・・低気密なのです。

そのため、計画通りの換気がされないため、
空気が淀み場所ができて、
結露からカビへと変わりながら不健康な環境になっています。



それでは、
その給気口以外の隙間は何所にあるのでしょうか?
また、
オール電化にリフォームするのに、この事が問題になるのでしょうか?

それについては、続きます!

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RC賃貸マンションのオール電化リフォーム

この建物はA県のO市に
平成2年に建てられたRC5階建て44戸の賃貸マンションです。

今回この建物を
オール電化(IHクッキングヒーター、蓄熱暖房器他)仕様にリフォームする改修案の依頼があり3時間かけて現地に向かいました。

しかし
オール電化マンションにするためには図面を基にして断熱、気密、換気、暖房の現状をチェックする必要があります。
図面は事前にお借りして、頭の中に構造等をインプットします。

特に蓄熱暖房機を有効に使うためには高断熱、高気密でなければなりません。
一般的にはRC造りは気密が高いことで知られていますから気密については問題ないかもしれません。

そうすると
壁と開口部の断熱の状態のチエックと換気システムのチェックで済みそうですが・・・はたしてどうでしょうか!?
目視による、ある1室の状態は下の写真↓
1・間仕切り間にある和室の押し入れの上下の隅部に結露が発生した痕
2・ベランダの二重サッシの内側周囲の額縁に結露水の痕
3・外壁側の押し入れの壁には全面カビの痕
4・玄関廊下側の隣との壁の隅部に結露発生の痕



この状態を確認してから
先ず、換気の風量チエックを行います。
このマンションの場合の吸気(排気)口は
ユニットバスの上、洗面脱衣室、トイレの上にあります。
給気口はベランダ側の設置場所に問題がありますが一応取り付けられています。

写真はユニットバスの風量を測定している風景です。
換気風量は1時間に○○m3吸気(排気)されているか風量測定器で測ります。

多くのマンションの場合の排気される風量は換気回数にすれば0.2回/h程度が多く・・・そのため結露を発生させる要因になっています。
このマンションも同じような気がしますがどうでしょうか?
写真のように
ユニットバス、洗面脱衣室、トイレを測り、その合計風量をその戸ごとの容積から換気回数を計算します。

結果は・・・・・明日に続きます!

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外断熱のビフォーアフター(3)調査

昨日に続き断熱リフォーム前の事前調査状況のレポ(3)です。
外断熱のビフォーアフター(1)調査では高気密であるべき筈の住宅が気密測定をしてみたら、隙間だらけの低気密住宅であることが判断されたことでした。
そこで(2)では
隙間探しをしたら台所のレンジフードがシロッコファンタイプだということと屋根の断熱気密が施工マニュアル通りに施工されていないことがわったことでした。
外断熱のビフォーアフター(1)調査
外断熱のビフォーアフター(2)調査



そこで、
さらに床下に潜って基礎周囲(特に外周部)の施工状況を見ることにしました。
図面では基礎の外側にスタイロフォーム50mmが基礎の立ち上がりに貼られて壁のスタイロフォームと接合部はシーリングで密着させることになっています。

しかし
現状は接合部にはシーリングなどの気密処理はされていないようです。
写真は床下(内部側から撮影)ですので接合部はどうなっているか目視はできません。しかし気密測定時にこの土台廻りをチエックするとビュービューと漏気していることがわかります。

基礎はこのくらいにして
その他の隙間を探します。
これは2重サッシです。
およそ窓全体の80%が引き違いの2重サッシで、10%がPVCのぺア硝子、残りの10%がアルミの単版硝子なっています。

すごく高気密高断熱住宅としてアンバランスな構成になっています。
和室と普段人がいない部屋以外は2重サッシと単版硝子です。
和室は2重サッシではなくPVCのペア硝子+障子にしています。

残念なことに
熱的なことは一切考えないでコストを下げるための手法であったのではないかと思われます。
(びっくりするのは・・・設計事務所が監理しているのにもかかわらずです。)

これは、問題の熱交換暖房器です。

しかし

実は問題なのは熱交換暖房器にあるのではなく、断熱気密工事の施工の精度が悪いことと、開口部の種類の選定に問題があったのが・・・原因のようです。

さて断熱リフォームではどのような断熱、気密、換気、暖房にするのか
検討することになりますが、現在は間取りの変更などで打ち合せ中です。
決定されれば、工事のレポができると思います。

目標の暖房のランニングコストは現在の使用量の1/3以下です。

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外断熱のビフォーアフター(2)調査

昨日に続き断熱リフォーム前の事前調査状況のレポ(2)です。
外断熱のビフォーアフター(1)調査では高気密であるべき筈の住宅が気密測定をしてみたら、隙間だらけの低気密住宅だったことがわかったことでした。

そこでどの部分に隙間が生じているのか?
目視できる天井裏と床下(基礎)に潜り調べることにしました。
それが次の写真です。↓

        天井裏です。
2Fの壁と1Fの屋根の取り合い部分ですが全体に気密住宅として必要な最も重要な工事がされていません。

その施工されていないものはペーパーバリア(防湿層)なのですが・・・ないのです。

この時代に防湿層として使われていた材料は0.2mmのポリエチレンシートを構造材の外側からスッポリ貼りつけ、その上にスタイロフォームを張り付けするのが施工マニュアルなのです。
それが気密シートもないのですから当然、高気密にできるわけがありません。

また。
赤印の部分に木材が見えていますが、この部分の断熱材は屋根の断熱材と壁の断熱材が切れ目なく連続していなければならないのですが分断されています。
この部分も同じく壁と屋根の取り合い部分です。
黒矢印の所は隙間が開いています。

右の矢印部分(スタイロフォームの接合部)には下地材が必要です。
左の矢印の部分は壁と屋根の断熱材をテープ処理もしないで単純に突きつけただけですから、この部分から風が入ってきます。

この部分も断熱材が連続して施工されていない。

そのため
この隙間から室内で暖められた空気を軒天に流出させて結露の現象を起こしています。

明日は床下に潜った状況を報告いたします。

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外断熱のビフォーアフター(1)調査

およそ90坪の外断熱で建てられた住宅のリフォームに挑戦です。
この外断熱工法はスタイロフォームの2層張りになっていて
所謂、SHS工法という高断熱、高気密工法で気密評定工法にも認定されています。
私がこの道に入ったきっかけは
このSHS工法からでしたので非常に愛着があります。

そうであればこの住宅は高気密、高断熱仕様の建物の筈です。
当時流行りで導入されていた熱交換暖房器システム(換気システムと暖房器がセットされれたもの)が設置されています。

しかし、この暖房器のランニングコストが5〜6万円かかるということで、暖房のランニングコストを抑えることと、ご主人がお休みになる部屋は外部からの音をシャットアウトする防音にしてほしい・・・との希望でした。

この工法の長所、短所は知り尽くしているつもりですが
「なんで・・そんなに暖房費がかかるのか?
・・・・とても不思議なのです。

写真左は2Fの軒天(入れ隅部分)が結露に侵されている。
写真右は玄関付近から撮影した前景(屋根は瓦、外壁はモルタル塗装仕上げ)

そこで
なんで暖房費が多くかかるのか調査をすることにしました。
そのためには、先ず建物の隙間がどのくらいあるのかを調べる気密測定を行うことにしたのでした。





気密測定の状況です。

しかし、隙間が多すぎて圧力がかからないため測定できません。
フル回転させても2パスカルしかかからないのです。

そこで
何処に隙間があるのか・・・その状態で隙間探しです。
「あっ!・・・ありました!」
レンジフードに問題がありました。

そのレンジフードは同時給排型ではなくシロッコファンタイプなのです
(シロッコファンには給気口はなく排気口だけがある一方通行のフードです。シャッターがなく使用しない時はこの部分が給気口になってしまいます。

一方、同時給排型は給気する部分と排気する部分の2箇所の口があり、使用していない時はシャッターで閉まっており、給気口とならない。高気密仕様に開発された商品になっています。)




そこで正式にはフードを塞いで測定することはダメなのですが、この部分をガムテープで塞いで、もう一度気密測定です。

それでも・・・圧力がかからない
変化がないのです。
まだ、他に隙間が何処かにあることになります。
さて、何処にあるでしょうか?・・・・明日に続きます!

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家の中で生えるキノコ?

家の中で生える「きのこ」・・・・?
何だと思います?

キノコ栽培キットで販売されている
(シイタケ、マイタケ、ヒラタケ、ハタケシメジ等)だと思いますか?

い〜え・・・・・・そうではないのです。

住宅内の主に水周り付近の床下(土台)に発生する「きのこ」なのですが
涙を流したようにドロッーとした(床下ですから垂れ下がる。)
(食としているキノコが腐って融け始めた状態を想像して下さい。)
色は灰色に近い白・・・それが家の中で育つ「きのこ」なのです。

●その名前はナミダタケ!

写真1:
台所周りの断熱材の状況
断熱材が内部結露によってカビが発生している。(黒いい部分)








写真2:
床下の断熱材の周囲の木材
この木材は内部結露で水分を多く含み腐っている。
写真中央木材の下は「ナミダタケ」が多く発生していた。




●その「ナミダタケ」とは・・・続きをクリックして下さい。
「ナミダタケ」とは褐色腐朽菌の仲間なのです。
木材腐朽菌の中には木材のリグニンを分解して、
白腐れを起こす白色腐朽菌(カワラタケ、カイガラタケ等)と
主に木材のセルロースを分解して褐色腐れを起こす
褐色腐朽菌(ナミダタケ、イドタケ等)の2種類に分類されます。

●「ナミダタケ」は家にとって悪いのか?

腐朽菌が生育する条件は4つの条件、酸素と適度な水分、適度な温度、養分が必要ですが4大条件がそろわなくても、木材含水率が常に高い(30%以上)場合や、継続して結露が起きているような場所(台所、トイレ、風呂付近)では腐朽菌が発育しやすくなり、住宅の寿命を短くしてしまう悪い「きのこ」なのです。

写真の現場は結露と寒さを防ぐ断熱リフォームをコーディネートした岩手の現場ですが15年〜20年前に建てらて暖房機にファンヒーターを使用した木造住宅は大体こんな状態になっているのです。

最近は高気密、高断熱住宅が普及しているため、少なくなりましたが寒い地方の住宅は内外の温度差と室内の水蒸気をコントロールできなかったため断熱材の中に水蒸気が入り込み写真のように内部結露が発生し木材に多くの水分を含み、結果「ナミダタケ」を発生させてしまったのです。


写真3:
内部結露を防止する断熱材を施工した状態
断熱効果が高く水蒸気を遮断する断熱材の施工状態







写真4:
計画換気システム
室内の湿気(水蒸気)をコントロールするため設置した換気装置







●家の中で結露(表面結露、内部結露)が出る家では
床下で「ナミダタケ」を育てる可能性があります。


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オール電化で「古民家再生」

昔の古い茅葺の家には土地に合わせた工夫、
昔ながらのパッシブシステムがありました。


例えば岩手の南部曲がり家と呼ばれる形態です。
母屋と馬屋が合体したもので、
大事な馬の様子を家族が居間から眺められるようになっています。

屋根は(写真1)
厚い茅葺で断熱効果もあり、茅を葺いていない煙り出しの破風と呼ばれる部分は、必ず馬屋の方についていました。
そのため反対側のある炉やかまどの暖かい煙は、馬の背を暖めてから出て行きます。



冬場に使う薪は北側の壁に積まれて、冬の間は薪そのものも断熱材の役目もはたしていました。
藁(わら)や籾(もみ)を混ぜた粘土を敷いた土間も保温性のある床でした。
また雪深い地域では自然に雪が落ちるように屋根の傾斜は急な作りになっていましたし、豪雪地帯では積雪によって明かりが途絶えないように高窓を設けていました。

内陸の風の強い地域では屋敷森と呼ばれる防風林を構えたり、板葺きの屋根には石を置いて屋根が飛ばないようにしていました。
そして茅葺の作業は地域住民が助け合って葺きかえをしていました。

現在ではこうした古民家もリォームで茅葺屋根がトタンに張り替えられ、土壁も窯業系サイディング変わり住環境は昔のままで(寒ささ暑さは変わらず)昔の家の面影もなくなっています。

こうした数少ない茅葺古民家の再生に情熱をもって古民家リフォームに挑戦している若き設計士が(美建設計事務所)がいます。)

古民家再生といっても、古い物を単に新しくするといったリフォームでなありません。
基本には断熱、気密改修があって換気と暖房の4要素を組み込み住環境を良くする
オール電化古民家に再生するというものです。

きちんとした知識と経験がないと簡単にできないハードルの高いリフォームです。
外観は昔の家で、室内の住環境は快適空間・・素敵だと思いませんか?
写真2は
古民家再生プロジェクトで全国第22回住まいのリフォームコンクールにて優秀賞を受賞した盛岡市金澤邸の居間の完成状況・・・・既存の梁、柱をそのまま利用し介護及び高性能住宅にリフォームした作品。

断熱、気密の施工方法は屋根は居間部分は屋根断熱、その他は天井断熱、壁は土壁そのまま残したいため、内部側から外断熱工法(土壁と発砲系断熱材との間に通気層を設け)、床は発砲系断熱材を根太の間に挟みこみ気密シートを使い気密化を図った。隙間相当面積は1.8cm2/m2で次世代省エネ基準の2.0cm2/m2をクリヤーしている。


換気は第三種換気システムを採用、暖房は温水パネルヒーターを採用している。
興味のある方はにアクセスしてみては。

(ちなみに私は断熱、気密の技術指導と換気工事を担当しました。)

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手抜きリフォームの解決(完結)

さて
それからさらに1ヵ月後Tさんから外壁がおかしい・・という電話です。

「エッ!・・今度は何だ?」

外壁リフォームをしてから軒天にシミが出てきたというのです。
「場所は何処?」・・・「裏の方!」・・・すぐ想像出来ました。
「よぐわがるな〜」・・・「プロだもの!それは施工ミスなの!」
すぐ現場にかけつけてチエックです。
案の定予想した場所の上の軒天が濡れています。
冬に入る前ですので凍ってはいません。

すぐ○○建材の上司と工事をした大工さんを呼んで話し合いです。
すべて私がTに代わり手直しの方法を説明です。

大工の棟梁はプライドがあるためガンとして私の話を聴こうとしません。
見た目はきちんと施工されているように見えるからです。

angry何が悪いんだ!」・・と私を睨みつけています。

それから原因究明です。
「このTの住宅はエアロバーコという計画換気システムがついていて1箇所から排気させている方法、外気フードのジョイントに施工にミスがあったと思うよ!」と説明・・
(当時としては第三種計画換気システムは珍しかった。)

大工の棟梁のいい分は
「軒天は交換していないので前からなっていたのだべ!」と説明です。



その場所で20分くらい話し合いがあって外壁を剥がさないでわかる方法があることを話し、来る間に戻って換気風量測器をもってきて外部フードの風量測定です。

建物の容積の半分を排気している設定ですから測って見ると容積の1/4程度の排気量です。




室内の環境は従来と変わらないので接合部に穴があいているか、接続していないため漏れた排気が通気層を通って上昇し軒天を濡らしたとしか考えられません。
(キッチン、風呂から発生する水蒸気も排気しているので湿気のある空気が通気層を上昇しているのです。・・・原因のここにありそうです。)

私は外気フードを取り外してみることにしたのです。
結果予想通りに接合部からの排気漏れが原因だったのです。

リフォームされる前の外部フードはきちんと施工されていたのですが被せ工法のため通気層の18mm+外壁材12mm=30mm分伸び、その分短くなっていたのです。
スパイラル管を30mm長いものと交換していれば何ら問題にならなかったのです。

・・・・・がそれを何と

●足りない分を接着の弱い市販のガムテープで巻きつけていたため剥がれ隙間から通気層を通って上昇、軒天を濡らしていたのが原因でした。

後はきちんと施工方法を指示して帰りりましたが
小さいクレームだったので
大問題とせずにお茶菓子で示談?となったようです。

岩手県人らしい「人の良さ」の見本をみせてくれたTさんですが

いいのか・・悪いのか

いずれにしても
リフォームする時は地元の工務店にお願いするか、
建築についてわかる人に相談してからでもいいのではないでしょうか。

sad私は事後相談だったんですが・・)

その後は、Tさんはこれに懲りて事前に相談するようになりました。
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悪徳リフォーム会社に契約解除に向う!

●一昨日の続き(3)です。

翌日、Tさんに同行して○○建材の営業所向いました。

「この間契約した外壁工事の契約を解除したいのですが・・・」
「どうされましたか?」
「契約した時の営業マンの話ではその断熱材は今より暖かくなる外壁材だと言っていたが考えて見るとどう考えてみても暖かかくなる訳がないと思うので解約したい」

「ちょとお待ち下さい」・・と言って奥に入ってヒソヒソ話です。

5分ぐらいで戻ってきて

「担当者がいないので上司の○○です。契約内容の材料は外壁材にウレタンという断熱材を貼りつけているので間違いなく今より家は暖かくなりますよ」

そこで私が自己紹介です。
「友人のkですが(名刺は出さないで)建築士ですがどうしてこの外壁材を貼ると今より暖かい家になるのかお聞きしたい。
この家を設計、施工したのが私だが・・・」
「暖かくなる理由をお聞きしたい」 (実際の設計施工は別会社です。)

「外壁材その物は確かに断熱効果がある材料だが施工方法で通気層を設けて貼るということだから外壁材は外気にさらされる訳だから断熱効果はないと思うが・・」
建築士と言った瞬間に態度が一変しました。

押し問答が30分くらいあって

「お宅様に営業した者は新入社員で間違った説明したようなので解約は了解いたしました。」
「ただ担当の○○が出かけておりますので申し訳ありませんが明日同行して契約解除の手続きをさせていただきます。」・・・ということになり安心して帰ったのです。

「いがったな!(良かったな!)」

「どうもどうも申しわげね!」の会話です。

「明日は俺は出張だからいねども・・必ず解約した方がいいぞ!」

「うん・・わがった!}

その後私はあちこちと出張が多く忙しくなってしまいTへ確認TELもしなかったのです。

(Tからも連絡がなかったこともあって)

ところが
1ヶ月後にお邪魔すると外壁が張り替えられているではありませんか???


なんで?・・・

バカじゃね〜のか!・・と思いながら・・・

ピンポ〜ンです。
「ごめんください。」

「は〜い」と中から奥様の声です。
玄関に入るなり
「すみませんね!せっかく断ってもらったのに・・」
「あの○○建材に外壁を工事を頼んだのすか?」
「なんか・・内の主人が押し切られてしまって・・・」

お茶をいただきながら詳しい話を伺ったのですが私が200万以下でできることを友人のTさんに話していましたから、その話を○○建材の営業マンの上司に話したようです。
すると上司は即座に「195万円でやらせて下さい」と頭を下げて夜遅くまで粘っため結局再契約をしてしまったというのです。

そんな会話をしている内にTさんが帰ってきました。

「どうもどうもおかげさんで安く契約したがら・・・いがべ(よかったよ!)」
「見積と外壁材が違うんでね〜が!」
「んだ!色が気に食わなかったから交換したんだ!カラー見本をみせてくれで・・アルミサイデリングよりいいものとの説明だっけ」・・・との説明なのです。

まあ〜契約した本人が満足しているのだからいいのかも知れないけれどもよくわかっていないで契約したと思ってTさんにその外壁材についての説明です。

「この外壁は建売住宅なんかでよく使われるM2当たり○○○円の外壁で俺から言わせれば最低ランクにに入る材料だぞ!この材料だったら材工で120万以下でできるものだぞ!」・・・と
「外壁の色が気にいらなかったら塗装もできる外壁材があったのに・・」

残念でしたが悪徳業者にひっかかったことを懇懇と説教です。
(友人だからこそ・・きつく話すことができます。)

さて、それから
さらに1ヵ月後Tさんから外壁がおかしい・・・・・!?
という電話です。


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何で外壁材を貼って暖かくなるんだ!

happy01いつもランキングの応援ありがとうございます。

昨日の続き(2)です。

電話では
わからない部分もあるのでお邪魔することになりました。



ご主人が(友人のTさん)留守でしたが見積と図面をみてザッ〜と計算してみました。
なんと200万はかからない内容の見積が550万円で値引きして380万円です。


張り替え工事になっているのに既存の外壁はそのままにして18mmの通気胴縁を既存の外壁に打ちつけてアルミサイデリングを上に貼りつける。(被せ工法です)

色々奥様と雑談しているとご主人が帰ってきました。

「Tさん・・お金持ちはいいな〜」
と私皮肉調で話しました。
(おい!おめぇ〜!と言える仲だからいっぱい皮肉ぽっく話ができます。)

「見積金額は先ず置いておいて、
なんでこの断熱材にすると今より暖かい家になるんだ!」


T「断熱材を貼った外壁材だから暖かくなるべ!そのくらい俺でもわかるよ!」


「あのな〜、今住んでいるこの家アキレスAR工法の高気密高断熱工法だべ!」

「現在・・寒いのが〜?前より燃費がかかるようになったのが〜?」

「いや!寒くねんどもど断熱材をさらに貼ったらもっと良くなるど思って、
モデル住宅になれば値引きも大きいし・・」

そんな会話があってこの見積での施工方法の説明開始です。

「第一の問題点は外壁に通気層を設けてアルミサイディングを貼るのだから通気層の間は外気が走るということだから外壁の断熱材の効果はねぇべ!特に冬の場合は・・・・」

「強いて長所ば夏の場合は外壁に当たる日射による温度上昇は少しは和らげるども無駄な工事なの!」

・・・と説明・・・

「そう言えばそうだな〜」
ということになりクーリングオフの期間中だったのでキャンセルすることとなったのです。

ところが言いづらいので同行して代わりに断ってほしい・・とのことです。

「あ〜あ〜疲れるな〜」
そんな気持ちですが友人のことですから

翌日断りに行くこととなったのです。


●写真は断った筈の
リフォームがいつの間にかリフォームされていいてその結果クレームとなった部分(軒天)です。


続きはまた明日にします。
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リフォームをモデルとして安くします!?

最近、築15年以上古い住宅地を回って営業活動をしている悪徳業者は
外壁、屋根、台所、風呂場、水洗化、内装工事、増築工事等様々です。


真面目な地元のリフォーム専門の工務店も増えてきました。

そこで友人が悪徳業者にリフォームを依頼した体験のレポートです。

angry問題となる悪徳業者は他県の会社が多いのです。

昨年の話ですが私の友人Tさんもこの悪徳リフォーム業者に見事にひっかかったのです。

Tさんの家は15年前に建てた高気密高断熱住宅です。
当時は高気密高断熱の最先端を走っているアキレスAR工法というウレタンボード40mmを屋根、壁に外張りした上に通気胴縁を打ちつけてから更に2液性のうウレタンを現場発砲で20mm吹き付けした合計60mmの当時の新省エネ基準Ⅱ地域をらくらくクリアした高性能住宅だったのです。


・・・・それが○○建材という悪徳リォーム会社の営業マンのトークにひっかかってしまったのです。

「今、外壁のモデルリフォーム住宅を募集しています。モデルになっていただければ通常価格の30パーセント引きでリフォームできます。」

「外壁はアルミのサイディングにウレタンという断熱材を裏打ちしたものですから、今より倍以上暖かくなり、暖房の燃費も半分以上に落ちますよ!」と言われ・・・契約してしまったようのです。

数日してから奥様からTELをいただき「内の主人が私の留守の間に契約してしまって・・・どうも金額が値引きをしているようだが腑に落ちない」・・ので見て欲しいと言う連絡です。

「いくらで契約したんですか?」

「550万円が見積でモデル価格で380万円です」

「エッ!!380万円!・・・・・despair絶句!」

続きます!。

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ちょとした気遣いで性能を上げる!

●昨日の続きで外断熱でリォームした施工例です。

     築35年の解体前の住宅とリフォーム完成の写真

「ちょとした気遣いで性能を上げる」タイトルですが
同じ高断熱高気密住宅では施工に係わる人が
ちょとした気遣いで住宅の性能を簡単にあげることができます。

展示場に行くと断熱性能(Q値)がいくら気密性能(C値)がいくら・・・
次世代省エネ基準を超える住宅宣伝が当たり前になっています。

でもちょと考えて見て下さい。

車のように工場でパーツをコンピューターを使って組み立てているのであれば性能にも信用性があるのですが1棟1棟間取りも、外観も違ったものを現場で作って行く訳ですから謳い文句の同じ性能にはならないのです。

実はこの謳い文句の性能は
型式認定といってモデルプラン(カラクリ)の性能の数値なのです。

若しこのブログをご覧になっていて
家を建てようかと考えている方・・・
貴方の家のプランはモデルプランと必ず違っている訳ですからカタログの性能とは違うことを認識すべきです。

謳い文句の性能値より小さい性能値であればいいのですが意外と大きい数値になっていることが多いのです。

現実に完成後に気密性能の試験を依頼されることが多いのですが目標の数値が出ていないのが現状です。

失礼だと思いますが建て主様も施工する人間も
その重要性を認識していないので当然なことと言わねばなりません。

認識がないと当然ですよね!

そこで・・・1棟、1棟

熱計算をして
目標のQ値に達していなければ修正し、
気密測定を内装仕上げ前に測定し
目標に達していなければ修正してこそ
高性能住宅が手にいれることができるのだと思っています。

後はちょとした
施工上の気遣いをするだけで断熱気密性能を確たるものにできるのです。
(その気遣いがある業者選び(設計、施工業者)の見極め方については後日にします。)

●少し話が逸れてしまいましたが
下の写真は外断熱の施工状況です。
多くの外断熱工法の施工マニュアルでは
気密はプラスチック系断熱材を貼りつけた接合部の上にテープ処理をし気密処理をしています。

私も20年前の施工では
このように施工していましたが問題があることがわかりました。

テープの部分で下地に押さえられていない部分は夏冬の寒暖の温度差でテープに伸縮が起こり剥がれてしまうのです。

その経験の基に私は写真のような施工を勧めています。

断熱材を貼りつける前に
下地材に3.2mm厚の伸縮があるパッキンを貼りつけ断熱材を貼りつけます。そしてさらに補助として外部から気密防水テープを奇麗にしごいて貼りつけ通気胴縁で押さえつけます。
これは開口部のふかし枠、サッシとの取り付け部分も同様にします。

基礎廻りの配管等で貫通した箇所は防蟻用のウレタンを注入します。

ちなみに断熱材の内面は水蒸気を一切通さないアルミを蒸着されているものを使用。

<太>●何の商品でもそうですが住宅は特に
シンプルな作りが価格的にも施工的にも熱的にもメンテナンス面でも良い影響を与えてくれます。

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断熱ビフォーアフター(2)

さて設計変更の打ち合わせです。

温熱環境を当初の計画から下回らないように断熱気密の施工方法の変更です。
断熱材のコストだけ考えればグラスウールの充填が理想なのですが気密処理に問題が出てきます。
木材は原則的に耐震補強と腐朽された木材の交換程度で使用する条件ですから土台と壁、間仕切間、引き戸、ドアーの気流止め部分は気密処理のための先張りシート工法は不可能です。
後張りシート工法もあるのですがテープの接着強度(耐用年数)に不安が残ります。
(経験上からはテープが下地材等で押さえられないと剥がれてくる場合が多いのです。)

そこで
設計事務所さんと打ち合わせの上に以下の内容に変更してGOです。

1・基礎断熱土間床工法は床断熱に変更
ビーズ法ポリスチレンフォーム特号80mmを床断熱と気密シート張りとする。
2・外壁(モルタル)は撤去しない。
グラスウールから硬質ウレタンを50mm吹付けに変更とする。
3・天井断熱から屋根断熱に変更する。
屋根面の内側に通気層を設けて硬質ウレタン80mmを吹付けする。
4・その他
風呂、洗面脱衣室、ボイラー室は基礎断熱土間床とする。
土台廻り、間仕切間、引き戸、ドアーの床の気流止めはウレタン補修とする。

●写真1は
床断熱の上に気密シート0.2mm厚のシート施工状況です。
シートの重ね代は150mmシートのジョイントはテープ処理です。

後はこの上に合板12mmを貼り、床は無垢のフローリングです。
気流止めの気密断熱処理方法です。
間仕切間、土台と壁との取り合い等の気流止めはウレタンを充填して気密と断熱を図ります。
●写真2は
風呂、洗面脱衣室付近の床下は室内空間と考えてこの周囲の布基礎の立ち上がりは内側からウレタン50mm吹付けします。
土間は50mmのウレタン成形版(スタイロフォームでもよい)敷き込みさらにワイヤーメッシュを敷いてコンクリート150mm打ち込みます。

メンテナンスのために洗面脱衣室に床下点検口を設けます。
写真は風呂場と洗面脱衣室の施工状況


●写真3は
玄関の床は解体し風呂、洗面脱衣室と同様な施工をしてタイル仕上げとします。布基礎の立ち上がりは内部からプラスチック系の断熱材50mmを貼りタイル仕上げとします。注意しなければならないのは床下の外気に接する玄関廻りは同じくプラスチック系断熱材50mm程度を貼りつけることです。この現場ではウレタン現場発泡50mm吹付けしました。
これで玄関周りの熱橋は防止できます。

●写真4は(断熱気密工事の完成写真)
壁に穴が開いている部分は24時間換気(第三種換気装置)の吸気口です。
白い丸型の機械が第三種換気装置の本体です。
今回採用した換気装置はアトム建築環境工学研究所のユーフレクトという商品
シンプルな構造が排気能力を高めているのをほれ込んで採用したもの!

ちなみに気密測定試験した結果は0.7cm2;/m2でした。

●建築コストを予算内に収めるためには色々な方法がありますが人間の身体でいえば内臓の部分は耐震構造の次に断熱気密にあると思っています。
完成してして住宅の内臓部分に不具合が生じた場合直すためには新たに多大なお金が必要になります。
コスト削減には後でも簡単に交換できる部分で行うべきと私は考えています。


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断熱ビフォーアフター(1)

設計事務所さんから
「昔のの住宅を・・高気密高断熱住宅に変身させる断熱ビフォーアフターなのだが予算が合わない!相談にのってくれないか?」
の依頼です。

計画では
天井、内外壁を全て剥がして
充填されている断熱材(グラスウール100mm)も全て撤去しアルミ箔が蒸着されているウレタンボード50mmを外張りにして天井はセルローズファイバー200mmの吹き込みの仕様です。

さらに

熱損失係数は新省エネ基準と次世代省エネ基準の中間を目指し気密性能は1.0cm²/m²以下の目標です。
(現況気密測定では圧力がかからず測定不可でした。)
基礎は布基礎(換気口付)を外断熱(スカート断熱)にして土間床工法の仕様です。

もうすでに
室内の壁を解体し始めています。

写真1:台所付近の内壁解体後の断熱材の現況です。

見事に壁内結露が発生していた状況が見ることができます。

(20年前の住宅ではこういう施工は当たり前だったのですが・・・それでもこの頃高気密高断熱住宅の普及にやっきになっていた頃でもありました。

「気密住宅?隙間がなくなったら家が腐ってしまうべ!」
「おめぇ!責任とれるのか?」
と大工さんにバカ呼ばわりされていた頃です。
その気密住宅でない住宅がこの有様です。
見事というしかありません!!
写真2:西側の寝室ですが
この部屋も天井、内壁全体が結露とカビののオンパレードです。



2Fの部屋も同様で、昔の間欠暖房でファンヒーターを使用した生活はどの住宅もこんな風になっているかも知れません。

内壁を見て気持ちが悪くなります。
もちろん換気はトイレと風呂の局所換気と台所のレンジフードのみです。


サッシはアルミサッシの単版ガラスから窓の表面結露防止で2重サッシにしたようですが
窓だけを断熱性能を高めても結露防止には効果が低いという実証です。

ところで

数社から見積を取って設計価格との調整を行ったようですが予算がどうしても合わなかったようです。

そこで・・・さてどうするか?思案です。(簡単ではありません。)

(続きます。)

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