暖房設計で快適性が左右される!
気密化を意識しない従来の住宅の場合には室内の上下の温度差は10℃もあり室内環境に大きな差が出ますが窓や暖房設備によっても室内環境は大きく差が出てしまいます。
住宅の気密レベルが1.0cm2/m2以下になると室内の温熱環境は設備機器や窓や構造体の断熱性能が環境を大きく変えてしまいます。
しかし次世代省エネ基準をクリアする住宅で「気密性能が高いのに・・・思ったより室内環境が快適ではない!」と言った不満の声も聞かれるようになりました。
その原因には
高気密で高断熱の住宅に住み始めると従来の家に住んでいた温熱環境より室内の温熱環境が安定してくるので微妙な温湿度の変化が繊細に感じられるようになります。
(例えば、窓をロックを甘く閉めてしまい数ミリ隙間があると・・・その隙間から入る冷気は微妙に小さい隙間風でも・・・「何処か窓が開いているな?」とすぐ感じることができるようになります。)
気密性能が1.0cm2/m2以下になると暖房機器の選択に時間を十分かけないと次世代省エネ基準クラスで気密性能が1cm2/m2以下であってもにコールドドラフト現象に悩まされることになり不快な温熱環境を経験することになります。
暖房設計は意外と暖房負荷計算をしないで何畳用の暖房機といった選定の仕方が一般的な現状です。
ひどい例は暖房設備は別途になっていて、建て主が後で量販店で暖房機器を購入して、せっかくの高性能住宅の長所を生かしきれない生活をしている方もいらっしゃいます。
もはや、快適性は気密性能のせいではなくなってきています。
快適性能は暖房設計の善し悪しにかかっているのです。
(勿論、気密性能が1.0cm2/m2以下であることは基本ですが・・。)
そこで、お奨めするのは・・・やっぱりセントラルヒーティングです。
温水のセントラルヒーティングは低温の輻射暖房ですが熱の分散、室温の制御性から好みの温度設定が可能なことからクレームの少ない暖房機器です。
自然対流による石油ストーブ1台、深夜電力を利用する蓄熱暖房機、土間床暖房、熱交換気のダクトを利用した熱交換機暖房などは室温の制御性が異なるため快適性はセントラルヒーティングより劣ってしまいます。
高性能住宅を予定しているのであれば・・・「セントラルヒーティング」がお奨めですよ!
参考メーカー:ピーエス、サンポット 森永エンジニアリング
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左写真は引き違い窓の召し合わせ部分と枠周囲を養生テープで目張りしている様子です。
①窓廻りの気密・防湿シートの施工で特に注意しなければならない箇所があります。
その処理方法は気密テープだけで行います。
外張り工法の窓廻り(開口部)は充填断熱の付加断熱以外と違って、構造材の柱の外側に断熱材を取り付けるためにその断熱材の厚さ以上の窓を取り付けるためにフカシ枠が必要になります。
①指さしている●印の部分には
一般的に外張り断熱は充填断熱に比べて気密施工が楽で性能がでやすいと言われます。
軸間断熱の充填工法でも隙間相当面積(C値)は1cm2/m2を軽く切り、0.2cm2/m2前後は切る住宅は実際に数多く建てられています。
①柱と筋かいを金物工法専用の金物で連結されていますが隙間があります。


写真は築10年の気密住宅?の断熱改修中の現場です。
予算の関係もあって室内側のリフォームはクロス張り替えのみで断熱のウレタン(軟質ウレタンフォーム)壁100mm、天井は200mmに吹き付けの純然たる断熱リフォームです。
その場合の解決策としては
熱損失係数(Q値)の算出で熱損失とされる部分は基礎(床)、壁、天井(屋根)、開口部(窓)などですが、その他に換気による熱ロスも加算しなければなりません。



浴室の裏側とか天井のふところ
左図はテープを使った時と使わない住宅の隙間特性値分布図です。
例えば左図はサンプルの気密測定の結果報告書です。
左図の
左図はよくある気密処理が不備なユニットバスの例です。
左図のようにユニットバスの天井の気密シートは2階の壁の気密シートと1階の気密シートに連続して張ります。
この図は洗面脱衣室とユニットバスの床下は基礎断熱をする方法です。
写真は玄関の上がり框の土台の基礎の隙間があり外気が侵入するだろうことを青→で示しています。)
これが気密住宅とされる2×4工法レベルでは1台のストーブで暖房が可能となります。
(個人的な感想ですがシーリングファンは室内に浮遊する塵を部屋中に拡散させる機器なのであまりお勧めはできません)
従来の気密断熱を意識しない住宅の場合は床下から間仕切り壁を通して小屋裏と空気が流通しているため→にように煙突効果によって上昇する困った環境になっています。
特に外周壁から繋がっている間仕切りのコーナー部とか、間仕切り壁に近接してタンスなどを置いた裏側がカビだらけになったりしています。
これは2Fの天井裏から部屋と部屋を仕切っている間仕切り壁の部分を覗いたところです。
天井裏は外部の環境ですので1Fあるいは2Fの部屋で暖められた空気がこの間仕切り間の隙間を通して屋根裏に放出されて棟換気とか妻換気扇を通して外に放出されます。
改善方法は左図のように
写真は天井につけられるダンライトを天井上から見たところです。
しかし、天井断熱の場合のダンライト部分の正しい施工法はダンライトを囲むようにBOXを作り、内側に気密シートを切れ目なく取り付けることです。
せっかく目標を定めて高気密住宅を目指しても修正しようがないと無駄なお金をかけたことになり、中途半端な気密住宅になってしまいます。
写真は外内断熱工法の八幡平の家の気密本試験風景です。
写真①は給気あるいは排気される時はダンパーが縦軸に180℃開き、給排気の役割を果たします。
写真③
③ダクトを差し込んだ状態です。
しかし、気密試験の結果については注意しなければならない問題があります。
写真はこの現場に使われる同時給排の電動シャッターですが仮気密試験ではこれはまだ設置していません。
気密層はポリエチレンフィルムなどを用いるので、それだけではビニールハウス暖房しているようなもので結露が起こります。
手での触覚ですので、手を当てたその人しか感じられません。
そこで、漏気しているダンライトの箇所を熱カメラで見ると、こんな感じに見えます。


新築15棟目はマニュアルの気密部材を使っての施工に挑戦です。
写真は施工講習会をした後に建てられた新築の現場です。
気密パッキン材ノルシールは
これは気密と防水効果兼用しているテープ
この二つの気密部材のノルシールはダイライト合板のジョイント部分に気密パッキンとしてこのノルシールを先貼りします。
左の写真の施工状況を見ると施工後の仕上がりがよく気密欠損(隙間が)があるように見えません。
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ウレタン現場発泡での施工は価格も安く、断熱性にも富んで、気密性が良いということで人気の施工方法になっています。
そこで、気密測定をすることで隙間の大きさはどのくらいあるのか?性能の良し悪しが明確にわかります。
写真はそのトンネルの入り口です。
車で走行していると正面しか見えないため、こんな大きな建物があるとは気がつきません。
これは何だと思いますか?
トンネルの気密測定?
軸組み工法の軸間断熱工法に対し、外張り断熱工法は、気密施工はしやすいはずと、ほとんどの人が考えていますが、実際は必ずしもそうとは限らないのです。
在来工法の外張り断熱の場合は先張りシートが奇麗に連続して施工されていれば気密性能は軽く1.0cm2/m2うぃ切ります。









その工程は
●床にガラリを長さ30cmに切り、指定した5箇所に取り付け室内の空気を床下に送り換気システムで排出します。


少し話が逸れてしまいましたが、そんな気密測定をする業者が少ない中で、真面目に気密性能を1.0cm2/m2以下に抑えている施工業者(㈱杉山組のスマイりストホームさんに初めてお邪魔しました。
写真は

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