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昆寛

昆 寛(コン・ヒロシ)
高性能住宅の熱環境分野に携わって27年、省エネ住宅の工法を開発研究、普及に努めています。
住環境アルテ(代表)、NPO法人環境住宅正会員、住宅エネルギーアセッサー、住宅換気アセッサー、気密測定士として住宅新築、リフォームの熱環境の設計・施工、住環境のトラブルを解決するアドバイザー、特に断熱・気密・結露は得意分野です。
主に東北地方をエリアとしていますが時には全国何処にでもお邪魔します。
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自然に魅せられるブログ
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希林舘自然クラブ
(天然山菜、きのこ直販)
の代表。


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断熱ビフォーアフターの結露(2)

最近、無料相談コーナーにはリフォームについての(不具合)相談が増えています。
最も多い相談は「断熱リフォームをすると結露が出ない!と言われて契約したが以前と変わらず結露が出る」と言った内容のレポートでした。

今日は前回の断熱ビフォーアフターの結露の6項目の中の①②③を除いて④⑤⑥のレポートになります。

4番目に多い④結露の原因は暖房機器の選定間違いのため結露発生。

これはリフォームを請負う業者が施主と契約で暖房器は別途にして契約していることの理由があります。

新築物件でもそうですが・・オール電化住宅であれば蓄熱暖房器とかエアコンをシステムとしで契約されますが・・・・オール電化住宅でない場合の新築あるいは断熱リフォームとか、あるいは高気密・高断熱のリフォームでは暖房器は別途工事として見積もりの中に含まれないで契約されている例が多いのです。

そのため施主は後で自由に好みで買うことになります。
自由に買うことは結構なことなのですが「ファンヒーターを使うと、これこれの理由で結露の原因になりますよ!」といった説明をすることはほとんどないのです。

リフォームする多くの方は「勿体ない精神で?」今まで使っていたファンヒーターや反射式ストーブを使ってしまうため必然的に結露を助長させてしまっていることが多くの実例にあります。

断熱リフォームする場合には施工側は結露防止についての様々な事柄、知識をマニュアル化して見積もり書に添付、断熱リフォーム後の住まい方の注意点を説明をするようにする必要があります。

断熱リフォームは新築同様に断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットがなくてはならないものです。

この4点の中から何か一つでも欠けてリフォームしようとする施工業者とはお付き合いをしない方が無難だと思います。



⑤に多いのは気密化工事をしない単に断熱工事だけした例の場合です。

気密測定をすると、当たり前ですが隙間が多い抵気密住宅では負圧にならないため測定ができません。

気密化を意識しない断熱リフォームは隙間風が多く、換気ロスが多く省エネにはならないばかりか、それよりも隙間があることで露点温度に達しやすく結露が発生しやすい室内環境になってしまうことです。

断熱リフォームを意識する場合には気密化も意識して
隙間相当面積C値=1.0cm2/m2以下の実測値が出る条件をクリアできる施工業者に依頼するようにしましょう!

⑥は断熱欠損による結露発生です。
一般的に断熱工事だけはもきちんと施工されているかどうかは内装下げをする前に目視でチェックする必要があります。

写真は断熱リフォームの完成後のオール電化仕様お宅です。

断熱材はグラスウール16kg/m3×100を充填しています。

しかし、サーモグラフィーで撮影してみると部屋の隅部の壁、床はあきらかに断熱材が入っていないか、入っていても雑に施工されているため断熱欠損となっていることがわかります。
そのため、この部分は温度差で露点温度に達しやすく結露が発生し、土台周りにはカビも発生し、省エネにもならない不健康な環境になってしまいます。

やはり、これも断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットを意識しない業者に依頼すると、この現場のように未熟な施工をされてしまいます。

そのため施主は未熟な施工をされないようにを優れた業者を選べる眼を養うことが大事です。

選ぶポイントは断熱・気密・換気・暖冷房を基本とした業者であるか?
また、その結果を各調査機器で実測できる業者であるか?
がポイントになります。

リフォーム後にクレームとなった事例
床下はカビの宝庫
床下はカビの宝庫(2)
外張り断熱カバー工法に注意!
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24時間換気のキホン

断熱ビフォーアフターの結露

最近、無料相談コーナーにはリフォームについての(不具合)相談が増えています。
最も多い相談は「断熱リフォームをすると結露が出ない!と言われて契約したが以前と変わらず結露が出る」と言った内容が最も多くなりました。

その例の内容と原因をを列記すると
①換気されているが換気不足が原因で結露発生。
②基礎断熱にして床下を土間床にしたら以前より結露が発生。
③全体の換気量は確保されているが換気の経路が確保されていないため部分的に結露発生。
④暖房機器の選定間違いのため結露発生。
⑤低気密のため結露発生。
⑥断熱欠損(施工ミス)のため結露発生と続きます。

①の換気がされて換気量確保されている場合の結露は工事水であることの原因が高いのです。
未乾燥材やコンクリートから出る水分は非常に高く、1〜2年経過しないと工事水が抜けないことがあります。

特に冬近くに完成した住宅はこの傾向が強いので、換気本体を早めにつけて施工途中から運転すると水蒸気を多量に排出してくれます。
(ダクトの配管を後にしても換気本体だけを先につけて仮設電気運転するとよい。)

また、換気量が確保されていても窓の断熱性が低い時、ペアガラスのアルミのスペーサーなどはガラスの性能が高くても結露することがあります。
また、予算の関係で既存のアルミサッシをそのまま使いガラスだけをペアガラスに替えた場合には表面温度を相当高くしないとアルミサッシ枠には結露が出てしまいます。
これは換気システムの問題ではありません。

また②の基礎断熱土間床にリフォームする場合には気密性能、断熱性能が高くなればなるほど床下は結露に侵される危険があります。
新築と違って数か月の養生期間を置く訳ではないので床下に換気システムの排気口を数か所つけるか、あらかじめ断熱・気密型の基礎換気口を取り付けて工事中と2年くらいは冬と梅雨時以外は極力開けて通風させる必要があります。

また、以前に数回投稿しましたが排気量不足には防虫ネットがついているため埃が付着すると換気量が半分に以下になってしまいます。
防虫ネットは取り外しして24時間連続換気を行います。
(防虫ネットは虫が入ることを防ぐためですが連続運転では排気力で虫は一切入ることはありません。そのため局所換気扇であっても防虫ネットを外して24時間換気をすることをお勧めいたします。)

次に③の換気経路の確保ですが
室内の換気経路を確保する場合にはドアのアンダーカットが一般的です。
経路が万全でもこのアンダーカットの幅やガラリの幅が少ないことと工事水が原因で結露が出たことがあります。

トイレや子供部屋のアンダーカットは最低でも幅10mm以上は確保しましょう。
ガラリやスリットも同様です。
幅10mmの隙間は圧損抵抗により。実際の開口面積の半分しかありません。
10mm幅で600mmの長さがあると30cm2です。

続きます!
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24時間換気のキホン

換気計画でのレンジフード対策(2)

換気計画でのレンジフード対策(1)では気密が高い住宅の場合には同時給俳型のレンジフードを使うことをお勧めいたしました。

しかし、この同時給俳型レンジフードを使えば問題はないのでしょうか?

特にオール電化の普及とともにIHヒーターを設置する方が多くなりましたがガスコンロ台とは違ってIHヒーターは上昇気流が弱いため吸い込みが悪いという声も聞こえます。

一般的なレンジフードの排気風量は、ガスレンジの一酸化炭素を排出するための理論俳ガス値からきています。

ガスを使うために、延焼しないようにレンジフードの配置位置(高さ)は1.0mと高くするために排気量の大きい換気扇を使う必要があるのです。

※各行政によって若干違いますが一般的に換気扇にフードが付く場合(一般的な家庭用)1m以下となっています。

普及品のレンジフードの中には排気量は平均500〜600m3/hで700m3/hというものもあります。
しかし、実際の換気量はパンチングフィルターが標準装備のため抵抗が大きいのです。

また、さらに油汚れ防止のためポリエステル繊維のフィルターをつけることで排気量が大幅にダウンしてしまい200m3/hあるものは良い方の部類に入るようです。

IHクッキングヒーター使用の排気能力は実験でわかるように弱運転では排気が不十分、強運転にすると排気する能力はほぼ100%あるのですが、あまりにも強いため計画換気上の換気のバランスが崩れてしまうのが欠点となります。

レンジフードの実質排気量は100m3/h前後あれば十分ですのでIHクッキングヒーターを使う場合には1.0mの高さではなく極力低い位置までレンジフードを下げることで効率がよい排気ができて計画換気にも影響が少なくする方法です。

その他の対策としては
①同時給排を使ってもレンジフード専用の給気口をレンジフードの傍に設置する。
②一般の同時給排型レンジフードの給気は自然給気ですが、第一種換気装置のように給気を強制的にモーターで給気するものを選ぶ方法もあります。

参考:富士工業株式会社の同時給俳型レンジフード

しかし、これらの方法も計画換気のバランスが崩れないように排気能力を考えながら設定することがポインとになります。

下の動画は我が家のIHクッキングヒータ仕様で同時給俳型レンジフードを使った場合の排気能力の実験風景です。(我が家は築13年です。)

※我が家の同時給給俳型レンジフードはフードBOXの上部から自然給気方式ですので弱運転では吸い込みが悪いので強運転にしています。ただし、排気されている間は計画換気のバランスは崩れてしまっています。




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換気計画でのレンジフード対策

レンジフードのファンは
24時間換気システムのファンの能力より大きいのが一般的です。
そのため、
レンジフードを回すと室内の換気バランスが崩れてしまうのが欠点でした。

気密性の高い住宅は玄関のドアが重たくなったり、住宅の間取りによっては換気経路がバラバラになることもあります。
一方、気密の低い従来の住宅では隙間だらけで、それほど問題にはなりません。

高気密住宅でのレンジフードの取扱には十分に配慮する必要があります。

室内の圧力バランスを崩さないようにするためには同時給俳タイプのレンジフードを取り付けるとよいでしょう。

但し、給気口と排気口の取り付ける位置はショートサーキットが起きないように十分離して設置することが大事です。
最近、私はショートサーキットを防ぐために給気は外壁通気層を利用することをお勧めしています。
そのため外部から見て給気フードはなく、排気フードしか見えません。
その設置した例は→http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/431


排気タイプのレンジフードでは、排気量が多くなると給気口からの給気量が増加してしまいます。

そのため寒い時期ににはその給気口付近は冷気を感じ不快な室内環境になってしまいます。

(この排気タイプのレンジフードを採用する場合には、給気口に給気量をある一定の量を給気しない調節機能がついた給気口を使ったり、給気口の真下に暖房機器を置くことで冷気を和らげるようにするとか、レンジフードの壁面近くにレンジフード用の給気口(同時給俳の役目を果たすように)をつけるなど工夫が必要です。

※ただ、この排気型レンジフードのほとんどは密閉ダンパーがついていないため未使用時には給気口になってしまうのが欠点です。
そのため冬季にはレンジフード付近は冷気が入り寒い空間となってしまうのでお勧めできる方法ではありません。

同時給俳型レンジフードは少しコストが割高になりますが・・・こちらを使うようにするべきです。)
最近は高気密・高断熱住宅を基本とするることは当たり前になっていますが、このレンジフードに関しては意外と意識が薄く、同時給俳のレンジフードを設置している建築業者が少ないように見受けられ残念に思います。

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24時間換気のキホン

恒例のきのこプレゼントの予告

2009/7/19(日)は台風並みの大雨でした。


雨が降るとキノコを見つけるチャンスが増えます。


キノコの発生の多くは秋が定番ですが夏であっても雨が降り、

朝晩の気温の温度差が大きく湿度が高く(所謂、結露が発生しやすい環境)なるとキノコの発生する確率が非常に高くなります。


住宅にとっては結露は嫌われ者ですが
きのこマニアにとっては大歓迎の現象なのです。



毎日、同じコースを散歩していてわかりますが・・・・・

雨が降ると必ず2〜3日以内にキノコの発生が見られから
キノコの世界は不思議です。



写真はオオホウライタケキシメジ科で食べれる種類です。

本番のきのこ発生はまだ早いのですが


今年初の食べれるきのこを見たところで・・・・プレゼントの予告です。


恒例のきのこプレゼント応募を8月末に受付開始いたしますのでご期待下さい。





続きがあります!↓

オオホウライタケを動画でご覧になれます。





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結露でのシミは入居者負担?

断熱材の燃焼実験

自然素材系断熱材「エコプロファイバー」の耐火(燃焼)実験のご紹介です。


エコプロファイバーの原料は秋田杉の樹皮の木質繊維で循環型(成長資源・リサイクル)のエコロジーな断熱材です。


腐朽によって土に還るため廃棄処分も問題はなく原材料が自国の木材なのでエコロジーの点から最も理想的な断熱材です。





●自然系断熱材エコプロファイバー  ●壁に吹き込み充填している様子



そのエコプロファイバーの防火性能を

ガスバーナーで燃焼実験をしてみました。





エコプロファイバーは原料に燃えないようにアピノン系難燃剤アピノン301を混入、JIS A1321に規定するの表面試燃3級験難に合格している断熱材です。


難燃材料とは

難燃材料とは、建築基準法上は通常火災で熱が加えられた場合に、加熱後5分間で次の要件を満たすものとされています。


1.燃焼しないこと

2.防火上の観点から有害な変形、溶融、亀裂などが生じないこと

3.有害な煙やガスが発生しないこととされています。




エコプロファイバーのその他の特徴は


ホルムアルデヒドやアンモニア等のVOCが拡散された空間で使用することで、

これらのVOCガスを効率よく吸収し室内空気を浄化する大きな効果もあります。


●熱伝導率(W/m・k) 0.042以下


●施工密度(g/c㎡) 0.032土2


●ホルムアルデヒド吸着率 91.8%


●アンモニア吸着率 92.0%


となっています。



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結露でのシミは入居者負担?



まだ続きあります。





エコプロファイバーの総販売元は

(有)リードコーポレーション

〒981-3131 仙台市泉区七北田字白水沢43−2−301

FAX:022-290-6033 担当:星

●お問い合わせについては上記のFAXにお問い合わせ下さい。

換気扇の音がしても換気はされない !

今日は○○設計事務所さんから21世帯のアパートの
建築基準法第12条に基づく共同住宅の定期報告制度の報告のための)換気風量の測定依頼がありました。

その中の換気風量の測定で起こったレポートです。

※定期報告の内容は、書類や図面の保管・整備状況から現地目視調査、作動調査、外壁タイルの打診調査、吹き付け石綿の有無調査、各劣化損傷状況調査など最大で144項目にも及びます。
建築設備検査では、機械換気設備・機械排煙設備・非常用の照明装置の状況と能力チェックが必要で風量測定作動・点灯試験等も含まれており、メンテナンス記録等の書類や図面の保管・整備状況も同じく含まれております。




一般的に風速2速の台所のレンジフードは切り替えスイッチで弱で360m3前後、強で600m3前後ありますが・・各室のレンジフードの排気フードに風量測定器を当てて測ってみると・・・・なんと360m2以上あった世帯は5世帯だけで残り16世帯は80m3前後しかないのです。

極端に少なすぎます。

原因は何でしょうか?
(換気扇を交換しなければならないんですか?とオーナーさんの心配顔です。)

一軒一軒、お邪魔させていただいてレンジフードを調べることにしました。

左の写真は一件目のお宅。
台所廻りも換気扇も掃除が行き届いていて、とても綺麗で問題はないように見えます。

モーター音は元気よくファンファンと廻っていて排気音がヴォーと聞こえます。

換気本体の傍にテッシュペーパーを当ててみると十分すぎるくらい吸いこみが強いのです。
なのに、排気フードで測定すると100m3もないから不思議です。


それとも
前回までのテーマとしたショートサーキットが起こっているからでしょうか?
あるいは気密が高く給気口がないため掃き出すことができないのでしょうか?

実はこの賃貸アパートは気密性が高いRC構造でなく気密は低いSC構造の賃貸アパートなので何処からでも給気される構造になっている低気密のアパートです。

それでは何が原因で排気能力が劣ったのでしょうか?
実は・・・その原因は何の事はない理由でした。
続きはこちらをクリックして下さい。

換気扇の本体を調べるために写真のように下蓋を開けて見ると表面の綺麗さと違って汚れがとてもひどいのです。

しかし、
汚れていてもファンは勢いよく回っているのを確認できるので何等ファンには問題はないように思えます。


実は排気量が少ない原因は意外な所にあったのです。

それが3枚目の写真です。

その原因とは
ドライバーで指差ししている箇所です。

この部分は
風圧で開くダンパーなのですが、そのダンパー問題ががあったのです。


写真のように換気の外側を綺麗に掃除されていても内部のファンの廻りを掃除がされていません。

油汚れがひどく、風圧で押し開いて排気するダンパーの周囲が油でこびりついていてダンパーの開き具合(隙間が)小さく排気されない状態だったのです。

この周囲を綺麗に油を洗浄すると見事に360m3以上の排気量を確認できたのです。

換気(排気量)が極端に悪い16世帯は全部が掃除しないことで油がダンパーにこびりついたのが原因でした。

空気は目に見えないので、
換気扇が動いて、音がしていると換気されていると錯覚してしまいます。
換気扇は定期的にきちんとファン周囲も清掃しましょう!


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気になる住まいのニオイを解決!

基礎断熱の床下空間

基礎断熱工法で建てられた密閉された床下空間は、床下の湿気が少なくなる期間は2〜3年かかることあります。

その間に何らかの処置を施しておかないと木材にカビや腐朽菌が発生する危険が少なくありません。
床下の空間はできる室内の温度に近い環境に保つようにしなければなりません。

そのためには、床下空間と室内空間を隔離しないように床下に換気用ガラリを設置すると結露やカビを防ぐことは可能になります。

床下空間はおよそ6帖〜8帖分くらいの大きさがありますが暖房用(床暖房の熱を利用するとかパネルヒーターの配管材を露出させて放熱させると、特別、床下に暖房設備がなくても床下空間を十分暖めることができ露点温度を高くすることができ結露防止にもなります。

コンクリートや木材からの工事水が抜けた後、室内空間として考える床下空間は温度を保つと非常に湿度が低く、乾燥した空間となります。

換気システムに排気型の第三種換気を使うと床下空間が負圧になるため、室内空間まではいかなくとも十分な換気がされます。
一方、熱交換タイプの第一種換気装置を使った場合には床下空間に差圧が生じないので換気設備が必要になる場合あります。

2×4工法で基礎断熱工法を採用する場合は室内と床下は完全に遮断されるので換気ガラリをつけるか床下に換気設備をつけないと結露に対しては危険です。

しかし、床下の空気を室内に取り込むことには抵抗がある場合には、布基礎に断熱気密型の基礎換気口をつけて工事中から工事水を排出しておくとか、床に給気ガラリをつけて吸気(排気側)は室内空間を通さないで排気させる工夫をすると床下も室内と同じような環境にすることができます。

過去の床下についての記事
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/118#BlogEntryExtend
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/79#BlogEntryExtend
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/73#BlogEntryExtend
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/74

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換気による空気の質

室内の空気を綺麗にすることが換気の大きな役目ですが引き渡しされた住宅でつけられた換気の換気量を提示されることはほとんどありません。

換気設計をする設計士さんも換気を取り付けする業者さんも設置した換気の換気量を提示することはほとんどないのが実情です。
提示の要求をすると住宅の全体の設計上の換気量の計算値を表示するだけです。

実際の換気量や各部位の換気量は必ず提示してもらいたいものです。

(かといって、きちんと設計上の換気量を実測をする設計士、施工業者さんも少なからずいることも知っていただきたいと思います。裏を返せば・・・こういう設計士、施工業者さんに新築、リフォームを任せることができる目安になるのではないでしょうか?)


空気の質は敏感な人なら完成時の匂いで判断できます。
現在はシックハウス対策で新建材も比較的に安心できる建材が使用されるようになりましたが、換気システムが作動していても、あまり敏感でない人も新建材の匂いを感じたり、違和感を感じることがあります。

これは換気システムが効果的に働いていないことが多くあります。

反対に換気システムが設計上の換気量が実測の換気量と合っている住宅の場合には・・空気はとても新鮮で美味しいという感じがあります。(例えば室内犬がいても換気システムがうまく働いている住宅はペットの匂いは気にならないものです。)

空気が綺麗にならない理由は、気密性が低い、内外差圧がない、換気量が少ない、換気設計が不良、換気のフィルター詰まり、換気のダクトの外れ、気密性能の低下などが上げられます。

気密性能が悪い住宅でも生活臭がすることあります。
これは換気効率が悪いためです。
自然換気回数が3.0回/hの住宅でもペットの匂いや仏壇の線香の匂いがしみついていることがあります。

一方、気密性は高い住宅で換気回数が0.4回/hと換気量が少なめであっても、まったく匂いがしない住宅があります。
空気の質は換気量には比例しないのです。
空気の質の良さは気密性能を高めることで換気効率がよくなり、空気の質を高めることができるのです。

換気が悪い時の現象は①新築時の匂いがする。②匂いがこもっている。③陽が室内に差し込んだ時に細かな粉塵が光の加減で見える。④窓に結露が見られる。などの現象が確認されます。

新築、リフォームをする場合は
空気の質にこだわる設計士、施工業者に依頼しましょう!

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高気密化によるショートサーキット

建物の気密性能が
0.5cm2/m2くらいに高くなると換気計画がとても重要になってきます。

第三種型の集中換気システムの採用されている多くの高気密な建物は給気口以外の隙間から給気されている場合がとても多いのです。

しかし、隙間が少ない高気密の建物になると換気計画をしっかりと計画しないと室内で発生する匂いの排出が悪くなり室内の空気が思ったようにきれいになりません。

前回のショートサーキットの動画で説明しましたがショートサーキットになっていても隙間が多いため少ないショートサーキットになります。
(※動画でのショートサーキットではレンジフードとトイレと浴室の換気扇の排気口が近いため起こったためですが・・・・)

仮に100%隙間がなくなっても給気口は一個もない場合には・・・この排気口からの給気量は排気量に等しくなるので、換気風量測定器の羽根の回転速度は速くなります。
そのため、室内全体の容積に対する換気回数は自由に設定ができる筈です。
しかし・・・・・給気口は一個もついていない現場では必要される箇所に給気口がないので当然、室内に空気の淀みができてしまいます。

所謂、高気密化による換気計画の間違いでショートサーキットの発生です。

隙間からの給気は建物全体の隙間から給気され換気されます。
そのため、換気計画で取り付けた給気口からは給気量は思ったほど多くはありません。
一方、高気密住宅で給気口からしか給気されない時は給排気口の位置を間違えると空気がきれいにならないショートサーキットが起きてしまいます。

経験上で言えばノンダクト方式の換気扇の場合の多くは、この高気密化によるショートサーキット現象が起きています。

気密性能が低い場合は空気がきれいになりませんが0.5cm2/m2を超える超高気密になると、換気計画の良し悪しが、空気の質に大きく左右されます。

換気の機種選定には何がいいのか?…と時間をかけて吟味するように換気設計にも充分な時間と手間をかけて検討することが室内の空気の質を高める方法になります。

●換気の選定と換気計画は時間をかけるようにしましょう!

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結露でのシミは入居者負担?

ショートサーキット


一般的に、台所で使用されるレンジフードは自然給気で排気用ファンにより排気用ダクトを通して台所から室外へ排気する排気型レンジフードと排気用ファン+給気用ファンの機能で給気用ダクトを通して室外から台所へ給気と排気を同時に行う同時給排型レンジフードがあります。



排気型レンジフードを調理時に使用すると、排気風量が大きいため、一般的にはRC構造のアパート、マンションなどは気密性が高いので台所だけでなく室内全体が負圧になることがあります。



台所の負圧は半密閉式燃焼機器の給排気バランスを崩し、燃焼性を悪化させる原因となります。

最近流行っているFF型の薪ストーブであっても密閉性が劣るものが多いので煙突が給気口になり燃えている薪が消えてしまう例があります。


また、台所が負圧になると、台所と居間などの他の居室とに圧力差が生じてドアが開け難くなったり、トイレとか浴室などの局所換気扇が負圧が原因で排気側から給気側に変わってしまうことがあります。


レンジフードの傍に給気口がない場合は排気能力が低下してしまう問題があります。

また、換気のために排気風量を小さくして常時使用する場合でも、気密性の高いRC構造のアパート、マンションは、やはり室内が負圧になってしまう場合があります。

これらの問題を解決するために同時給排型レンジフードが使用されるといいのですが・・・・コストの問題か?ショートサーキット現象が起こることが理解されないため、一般的に排気型レンジフードの採用されている例がとても多くあります。




このショートサーキット(動画)は

前回までレポートしているRC構造のアパートの現場です。


先に説明をしましたが・・・この現場のパイプシャフトは無断熱の他に気密も低いので、台所の排気型レンジフードを使用すると主に給気はパイプシャフトの隙間からとトイレ、ユニットバスの排気フードからになっています。

そのため回転(逆回転)は・・・・動画で見る通りの弱い逆回転です。



改善のためパイプシャフトを断熱・気密のリフォームをすると当然、隙間が小さくなり高気密になるので、トイレ、ユニットバスの排気フードからの給気は・・・今以上に外気を給気することになり風量測定器の羽根の逆回転する速さは増すことになります。



※先に説明したように同時給俳型のレンジフードに交換すればいいのですが、リフォームするコストを抑える場合には、一応排気型レンジフードをそのまま使用する場合には、計画換気システムの排気量とのバランスもあるので、換気計画の給気口2箇所で給気量が対応できるかチェックする必要があります。

若し、それでも排気が給気になるようであれば・・・やはり同時給俳型のレンジフードに交換する必要があるかもしれません。

(注)セントラル換気と同時給俳型レンジフードを使っても負圧は解消されないので・・・ショートサーキットにならないように、事前にレンジフード、トイレ、浴室他の換気能力と給気口と吸気口の設置する位置を検討する換気計画が大切です。


(参考)トイレ、浴室が局所換気扇の場合にはショートサーキット対応型の排気フードがあります。



ショートサーキットということは、
わかっていても目で確認できる機会がないので理解されがたい現象です。



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