断熱ビフォーアフターの結露(2)
最も多い相談は「断熱リフォームをすると結露が出ない!と言われて契約したが以前と変わらず結露が出る」と言った内容のレポートでした。
今日は前回の断熱ビフォーアフターの結露の6項目の中の①②③を除いて④⑤⑥のレポートになります。
4番目に多い④結露の原因は暖房機器の選定間違いのため結露発生。これはリフォームを請負う業者が施主と契約で暖房器は別途にして契約していることの理由があります。
新築物件でもそうですが・・オール電化住宅であれば蓄熱暖房器とかエアコンをシステムとしで契約されますが・・・・オール電化住宅でない場合の新築あるいは断熱リフォームとか、あるいは高気密・高断熱のリフォームでは暖房器は別途工事として見積もりの中に含まれないで契約されている例が多いのです。
そのため施主は後で自由に好みで買うことになります。
自由に買うことは結構なことなのですが「ファンヒーターを使うと、これこれの理由で結露の原因になりますよ!」といった説明をすることはほとんどないのです。
リフォームする多くの方は「勿体ない精神で?」今まで使っていたファンヒーターや反射式ストーブを使ってしまうため必然的に結露を助長させてしまっていることが多くの実例にあります。
断熱リフォームする場合には施工側は結露防止についての様々な事柄、知識をマニュアル化して見積もり書に添付、断熱リフォーム後の住まい方の注意点を説明をするようにする必要があります。
断熱リフォームは新築同様に断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットがなくてはならないものです。
この4点の中から何か一つでも欠けてリフォームしようとする施工業者とはお付き合いをしない方が無難だと思います。
⑤に多いのは気密化工事をしない単に断熱工事だけした例の場合です。気密測定をすると、当たり前ですが隙間が多い抵気密住宅では負圧にならないため測定ができません。
気密化を意識しない断熱リフォームは隙間風が多く、換気ロスが多く省エネにはならないばかりか、それよりも隙間があることで露点温度に達しやすく結露が発生しやすい室内環境になってしまうことです。
断熱リフォームを意識する場合には気密化も意識して
隙間相当面積C値=1.0cm2/m2以下の実測値が出る条件をクリアできる施工業者に依頼するようにしましょう!
⑥は断熱欠損による結露発生です。一般的に断熱工事だけはもきちんと施工されているかどうかは内装下げをする前に目視でチェックする必要があります。
写真は断熱リフォームの完成後のオール電化仕様お宅です。
断熱材はグラスウール16kg/m3×100を充填しています。
しかし、サーモグラフィーで撮影してみると部屋の隅部の壁、床はあきらかに断熱材が入っていないか、入っていても雑に施工されているため断熱欠損となっていることがわかります。
そのため、この部分は温度差で露点温度に達しやすく結露が発生し、土台周りにはカビも発生し、省エネにもならない不健康な環境になってしまいます。
やはり、これも断熱・気密・換気・暖冷房の4点セットを意識しない業者に依頼すると、この現場のように未熟な施工をされてしまいます。
そのため施主は未熟な施工をされないようにを優れた業者を選べる眼を養うことが大事です。
選ぶポイントは断熱・気密・換気・暖冷房を基本とした業者であるか?
また、その結果を各調査機器で実測できる業者であるか?
がポイントになります。
リフォーム後にクレームとなった事例
床下はカビの宝庫
床下はカビの宝庫(2)
外張り断熱カバー工法に注意!
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①の換気がされて換気量確保されている場合の結露は工事水であることの原因が高いのです。
また、以前に数回投稿しましたが排気量不足には防虫ネットがついているため埃が付着すると換気量が半分に以下になってしまいます。
排気タイプのレンジフードでは、排気量が多くなると給気口からの給気量が増加してしまいます。

左の写真は一件目のお宅。
換気扇の本体を調べるために写真のように下蓋を開けて見ると表面の綺麗さと違って汚れがとてもひどいのです。
写真のように換気の外側を綺麗に掃除されていても内部のファンの廻りを掃除がされていません。
そのためには、床下空間と室内空間を隔離しないように床下に換気用ガラリを設置すると結露やカビを防ぐことは可能になります。
一方、熱交換タイプの第一種換気装置を使った場合には床下空間に差圧が生じないので換気設備が必要になる場合あります。
実際の換気量や各部位の換気量は必ず提示してもらいたいものです。
第三種型の集中換気システムの採用されている多くの高気密な建物は給気口以外の隙間から給気されている場合がとても多いのです。
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