オール電化住宅の引き渡し時に結露発見でクレームとなった実例の続き(2)です。
前回の(1)の記事では「・・・・が、念のために床下を全部をチェックすると何と・・給排水管以外の場所(基礎の立ち上がりに結露が出ているではありませんか!)何故なんでしょう?」
の問いかけでで終わりました。
その内容はこちら→
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/684その問題の基礎のコーナーの立ち上がりには結露の発生で濡れた様子がはっきりと見られます。(土間面も同じように濡れているのがわかります。)
こんな状態が基礎周囲全体になっているのであれば床材、土台にカビが発生して大騒ぎになるのは時間の問題です。
そこで
それ以外の基礎の周囲もこのような状態になっているのかチェックすると・・幸いにも問題となる結露の発生は全体ではなく3か所だけが(コーナー2か所含めて)結露で侵されていることがわかりました。(少しは安心です。)
さて・・・原因は?と何かとくまなく眼をこらしてその基礎周囲を探します。
さて・・・原因は?と何かというと・・実は
これが↓結露を助長させる原因だったのです。
実は・・その原因はこの土間床に開けられた穴!だったのです。
基礎工事の施工ミスかと現場監督に尋ねると
雪が土間床に吹きこみ・・それが融けて水になって溜まったため穴を開けて水を土間床下の地面に流した。・・・というのが経緯のようでした。
この現場の基礎土間断面は上からコンクリート120mm、スタイロフォーム(B3)50mm、防湿シート0.2mmとなっいるので溜まった水を抜くためには防湿シートまで穴を空けなければなりません。
その結果この穴を通して湿気を床下に引きこんだため、この穴の付近の相対湿度が上がり、小さな温度降下で露点温度に達してしまったと思われるのです。
その現象は
(1)の記事と同じ濡れたポイントの温湿度は13.3℃/81.3%で露点温度は10.1℃になっていたので10℃前後で結露する環境にあるということ。・・・原因だったのです。
この穴の処理は
(1)の記事防湿シートの破れ補強にシーリングを注入して、硬化してから一液性にウレタンで補修することで解決です。
●床下の湿気対策床下空間を密閉した時には床下の湿気は2〜3年かかることがあります。
その間、今回のような原因であるいは別な原因で湿気が抜けきらずに逆に増大する事があると木材にカビや腐朽菌が発生するかもしれません。
床下の温度が低いと相対湿度が低下して結露が発生しやすくなるので床下空間の温度はできるだけ室内に近い温度に保つことが大切です。
そのためには床下空間は密閉しないことです。
床面に湿気を排出する目的で換気ガラリをつけると結露やカビを防止することが可能です。
床下空間はおよそ6畳くらいの大きさがあるので暖房や給湯の配管、あるいは温水器を床下に連動させると特別な設備がなくても」床下空間を暖めることは十分です。
コンクリートや木材からの工事水が抜けた後は室内空間としての床下は温度を一定に保つようになると湿度が低く、乾燥状態になります。

特に第三種の換気システムを設置した場合には床面に換気ガラリををつけて床下に数か所吸気口を設置すると早い時期に床下が乾燥します。
それでも床下の湿気が心配な場合には基礎断熱であっても基礎換気口を設置します。
この換気口は断熱気密型換気口で冬と梅雨時には閉めてそれ以外は開放するというものです。
電動型の換気口もありますが気密と断熱がしっかりした商品を選ぶことが大事です。
実際に採用してみて年に数回の開け閉めでいいですので低コストの手動型で十分です。
※貴方は新築引き渡し時
あるいはモデル展示場を見学する時には床下空間を覗いてチェックしますか?その他のエコ住宅に関する情報はこちら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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