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昆寛

昆 寛(コン・ヒロシ)
高性能住宅の熱環境分野に携わって27年、省エネ住宅の工法を開発研究、普及に努めています。
住環境アルテ(代表)、NPO法人環境住宅正会員、住宅エネルギーアセッサー、住宅換気アセッサー、気密測定士として住宅新築、リフォームの熱環境の設計・施工、住環境のトラブルを解決するアドバイザー、特に断熱・気密・結露は得意分野です。
主に東北地方をエリアとしていますが時には全国何処にでもお邪魔します。
その他
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自然に魅せられるブログ
youtube希林舘自然クラブJr
youtube希林舘自然クラブ
希林舘自然クラブ
(天然山菜、きのこ直販)
の代表。


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基礎断熱の床下空間

床面の断熱は床下に断熱材を入れるのが一般的な施工方法ですが基礎面で断熱し床下を室内空間とする基礎断熱工法も多く取りいられるようになりました。

基礎断熱すると床下は断熱層も防湿気密層、透湿防風層もいらなくなりますが床下を室内空間として取り込むために、床下が低温にならないように年間を通して床下を乾燥した状態に保つことが必要です。

そためには基礎の内側の周りに温水パイプを取り付けたり、床下空間にパネルヒーター、蓄熱暖房機、FFヒーターまど放熱器、また土間床の床暖房にして積極的に床下に熱を供給することが大事です。

Conv00011 基礎断熱をすると熱容量を内部に取り込んでいるので、室温を安定させる効果が期待できます。
また、床下の配管も凍結の心配がなくなります。
また、床下を貫通させる配管や柱の気密が難しい部分の防湿気密層がないので、気密性はかなり向上させることができます。
また、水抜き栓も必ずしも必要でなくなる・・・・などのメリットがあります。

施工上のポイントは基礎の立ち上がり部分は凍結深度まで基礎断熱を行うことです。

また、基礎の天端均しをしたあと、土台と基礎の間に気密パッキンを敷き込み基礎部分の断熱材は地中に埋設されるので、できるだけ水が浸透しづらい断熱材を使用します。

床下地盤からの発湿を抑えるためには、床断熱の場合と同様に防湿シート0.2mm以上を敷き込み、砂またはコンクリートで押さえることがポイントです。
また、基礎断熱の立ち上げの深さが凍結深度、あで取れない場合には基礎の外周部に接する地中に幅900mm程度の断熱材を施工することがポイントです。(スカート断熱)

若し、床下空間を密閉した時には床下の湿気が放出する期間は2年前後かかることがあります。

その間は木材にカビや腐朽菌が発生する可能性を否定できません。

Dc111101

温度が低いと湿度が低下しすぐに露点温度に達し結露しやすくなりますので床下空間は床面にガラリ等を設けると安全でしょう。

また、湿気を排出させる目的で換気ガラリ(気密・断熱換気口)を基礎に設置すると結露やカビの防止に役立ちます。

また、第三種の集中タイプの換気システムを床下にも取り入れると床下空間が負圧になるために特別な換気は導入しなくても床下は乾燥状態を保つことができます。
ただし、熱交換気換気の場合には差圧が生じないので床下空間にも別途換気設備は必要になります。

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基礎断熱の床下空間

基礎断熱工法で建てられた密閉された床下空間は、床下の湿気が少なくなる期間は2〜3年かかることあります。

その間に何らかの処置を施しておかないと木材にカビや腐朽菌が発生する危険が少なくありません。
床下の空間はできる室内の温度に近い環境に保つようにしなければなりません。

そのためには、床下空間と室内空間を隔離しないように床下に換気用ガラリを設置すると結露やカビを防ぐことは可能になります。

床下空間はおよそ6帖〜8帖分くらいの大きさがありますが暖房用(床暖房の熱を利用するとかパネルヒーターの配管材を露出させて放熱させると、特別、床下に暖房設備がなくても床下空間を十分暖めることができ露点温度を高くすることができ結露防止にもなります。

コンクリートや木材からの工事水が抜けた後、室内空間として考える床下空間は温度を保つと非常に湿度が低く、乾燥した空間となります。

換気システムに排気型の第三種換気を使うと床下空間が負圧になるため、室内空間まではいかなくとも十分な換気がされます。
一方、熱交換タイプの第一種換気装置を使った場合には床下空間に差圧が生じないので換気設備が必要になる場合あります。

2×4工法で基礎断熱工法を採用する場合は室内と床下は完全に遮断されるので換気ガラリをつけるか床下に換気設備をつけないと結露に対しては危険です。

しかし、床下の空気を室内に取り込むことには抵抗がある場合には、布基礎に断熱気密型の基礎換気口をつけて工事中から工事水を排出しておくとか、床に給気ガラリをつけて吸気(排気側)は室内空間を通さないで排気させる工夫をすると床下も室内と同じような環境にすることができます。

過去の床下についての記事
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/118#BlogEntryExtend
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/79#BlogEntryExtend
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/73#BlogEntryExtend
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/74

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気になる住まいのニオイを解決!

寿命が縮む中途半端な高性能住宅

断熱・気密の先進地・北海道も高性能住宅の導入期には、結露からの木材腐朽菌の繁殖などで新築住宅の床が抜けたとといった事故が起こりました。

何で、今さら・・・昔の話かよ!と言われそうですが・・・
本州においても・・それも今でも本州で起こっている事例は少なくはありません。

危険はずばり、断熱材の断熱性能と低価格の断熱材を選択してしまう施工業者、ユーザーの姿勢です。

断熱材を入れることは絶対的なものですが昔、グラスウール断熱材を50mm程度入れればすんだところが、今は100mm、あるいは外内の複合工法が必要とされています。
確かに、断熱材が厚くなればなるほど熱を遮断する効果は高くなります。

しかし、逆に内部結露の危険性は高くなります。
水蒸気が断熱層に入ったっ場合は断熱材は水蒸気の通り道になります。
厚ければ滞在する時間も長く、水蒸気が途中で冷たい空気に触れるとそこで結露を起こしてしまいます。

これまでの徹底されていない断熱・気密施工技術で、それほど大きな被害が出なかったのは断熱材が薄かったためとも言われています。
内部結露を防ぐためには、室内の水蒸気を抑え、なるべく壁の中に水蒸気が侵入しないようにします。

その方法の一つが全室暖房であり、気密、防湿層と呼ばれる断熱材の室内側に設ける防湿層です。
(※写真は床断熱の結露発生の様子。根太も腐りかけている。)
この気密性や断熱性が部分的に欠けていれば、そこが水蒸気の通り道になり内部結露が起こります。
そのため、全室暖房、断熱・気密、防湿・計画換気はけっして崩してならないルールです。

最近、リフォームが流行ですが性能の低い住宅はただ見栄えをよくするために1.000万以上かけて全面改修する価値があるかは疑問です。
住性能の高い住宅で行われてこそリフォームの真の価値がでてきます。

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断熱バッチリ?明るい中古マンション

省エネ住宅をローコストで作る方法!

最近、原油の値上がりもあって新築の計画をされている方々からは「ローコストで高性能住宅を作る方法はないのか?」の質問が増えています。

その回答としては当たり前ですが
「熱損失係数(Q値)の小さいシンプルな家を作りましょう!」と言います。
当然ですが
「熱損失係数(Q値)の小さい家を作ろうとすると
断熱・気密区画部位(屋根、壁、床、開口部、基礎等)の断熱性能を当初に計画より断熱性能を上げなければならず予定よりもコストがかかってしまいます。

それで予算内に収めようとコストアップした分を床面積を減らしたり内外装の、設備等のグレード調整をして検討することになるのですが・・・それでも不足する場合があります。

その他に方法はないのかと言うと・・・・あるのです。

一般的な設計では間取り(平面図)が優先されて形状=外観が作られます。

そこで・・・その間取り優先を外観優先にすると建築費は下がりQ値を上げることがわかります。?

下図は一般的によく見られる外観8種類です。

正方形の総二階建ての住宅の外壁面積を100として形状によって変わる外壁面積の比率を表しています。

一般的に見られる住宅の形状(外観)で外壁面積が大きいほど熱性能・・・熱損失係数(Q値)が悪くなってしまいます。
総二階の住宅はかなり細長くても表面積がそれほど増えませんが、一部二階建の住宅の場合は15%以上も表面積が増えて、れだけ熱が逃げやすくなります。


つまり
住宅の外壁の表面積が少なければ少ないほど熱損失係数(Q値)は良くなり、家計の暖冷房費も節約でき省エネに貢献する住宅を作ることができるのです。

欠点はどうしても外観にこだわる方にはお勧めできない方法です。
ちなみに左写真は我が家ですが土地が長方形だったので104の長方形の外観になっています。

特殊な外観形状の場合はかなりの熱ロスがあることがわかります。
少し乱暴な熱計算の仕方になりますが、例えば総二階の100の正方形の住宅のQ値に床面積を変えずに外観を変える場合には単純に表面積の指数をかけることでおおよその判断ができます。

つまり、平屋建てや一部二階建ての住宅の場合は、それだけ断熱仕様を上げないと同じ床面積でも熱性能は低下するのです。
また、断熱・気密の施工性から考えてみてもシンプルな総二階の方が良いようです。

自分の目で見て確かめられる!?

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オール電化住宅が寒かった訳!?

外張り断熱施工指導をしていた
A県の○○○ホームの引き渡しに立ち会いました。
次世代省エネ基準Ⅱ地域仕様Q値は1.8W/m2・Kで
気密性能C値は0.5cm2/m2の高気密住宅が私の熱計算と実測の結果です。
暖房は蓄熱暖房器、換気は第三種換気装置、IHヒーターのオール電化住宅になっています。
シュミレーションでは何の問題もない冬はとても暖かい理想的なオール電化住宅です。
しかし
引き渡し時の室内の温湿度環境はけっして褒められた環境になかったのです。
今日の引き渡し時には次に建てられる予定のお客様も見えられるとのことでした。
外は雪がちらつき時折吹雪く外気温-3℃の極寒の世界です。
自信をもってお勧めできる住宅の筈です。

だから
「何処も室内環境は暖かいのですね!」感嘆の声が聞こえるのが普通です。

しかし

少しおかしいのです。
玄関に入ったばかりはポカポカそてとても暖かく感じられますが全体に温度差があることが誰にでも感じられます。
体感的に・・・寒い・・・(これがオール電化住宅なの?)そんな感じです。
気温は20℃あるところと16℃、17℃、18℃とバラつきがあります。
「いつ?蓄熱暖房器を稼働させました?」
「3日前からですが・・・」
少し暖房時間が短いのですがそれにしてもバラつきがあることが気にかかります。
次に建てられるお客様の前では寒い原因を究明するわけにはいきません。
○○○ハウスの営業マンはこの温度差があることを「暖房を今日つけたばかりなので…少し寒いですね!でも一日暖房すると同じ温度に安定するんですよ!」と説明をしています。
※高気密高断熱で建てられたばかりの家は最低でも1週間くらい前から暖房を稼働しないと全室が同じ温度に安定しません。それでも床面と基礎土間面の表面温度はかなり違った温度になっています。このことについては後日レポします。

さて・・・この寒い原因は何故なのでしょうか?(表面温度計をしのばせてあちことの床、壁、天井と表面温度を測ってみました。
すると・・・何と!?
ある所の施工ミスが原因で寒いことがわかったのです。

それは↓
実はその原因はレンジフードにありました。
気密測定をした時には内装仕上げ前の気密チェック試験で下からこのレンジフードついていません。
完成後の気密試験は今回は依頼がなかったのため発見ができなかったのです。

何故?このレンジフードが原因なのか・・?と言うと
写真をご覧下さい。
これは高気密仕様の同時給排型のレンジフードではなくシロッコファンタイプの隙間だらけのレンジフードなのです。
換気扇使用されていない時は大きな給気口になってしまい台所のレンジフード付近の壁、床、天井が冷気が直接入ることでこの付近は暖まらなかったのでした。

写真2枚目はシロッコファンであるかどうか点検口から天井を覗いて見たところ。(排気用のアルミダクトが1本しかないことがわかる。給排気の場合は2本見えて給気側には結露防止のために断熱ダクトが巻いてある。)

写真3枚目はさらに確認のために外部フードの個数を確認しところ。
(同時給排のレンジフードがついている場合は外部フードは2個見える。)

さて、気密ダンバーがないシロッコファンタイプは
およそ176.625cm2の隙間が空いていることになり単位総隙間面積にすると実質床面積は188m2ですから0.94cm2/m2にもなるのです。
そうなるとレンジフード以外の隙間は0.5cm2/m2ありましたから0.94cm2/m2を足すと1.44cm2/m2のC値になってしまいます。

次世代省エネ基準の義務化の2.0cm2/m2とを比較すると1.44cm2/m2は非常にいい数字なのですが最低でも1.0cm2/m2以下でなければ理想的なオール電化住宅にならないと言いました。
※その説明はこちら→http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/57#BlogEntryExtend

●気密測定が内装工事をする前の1回だけが生んだ施工ミスでした。
実はこのように気密住宅仕様なのにレンジフードがシロッコファンタイプがつけられている例は意外と多いのです。

意外と
同時給排型をつけなければならないという意識がなく当たり前のようにシロッコファンタイプがつけられるている例がい多いのも事実があります。
(参考:同時給排型レンジフードではなくても排気型のみであっても未使用時に気密シャターがついていて別口の給気口が連動でついている場合はOKです。)

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老いる自分のための家づくり(2)

年を取ると動くことが大変になってきます。
その頃には
寝室とお風呂とトイレはできるだけ近くにあることにこしたことはありません。
なるべく自分で行うためにも必要です。

年を取った時の寝起きを考えると、立つまでの動作が少ないベットや椅子の生活の方が楽になります。
布団でないと落ち着かない人も将来はベットの生活になるだろうことを考えておく必要があります。
布団でも畳を高い台に持ち上げる形でベット替わりになります。

(こうすることで、畳の下は収納庫にもなりとても便利です。)

トイレの手すりも片側にだけタオル掛けのようなものがついていてもあまり役にたちません。
両サイドにつけるようにしましょう。

また、酔っぱらっている時は便利ということもありますが、手すりなどは今すぐ必要な訳ではありませんので、将来必要な時につけられるように、つける位置に下地補強をするようにします。
間仕切りなどもオープンスペースで構わない所はなるべく、そのままにしておいた方が、実生活ではっきりした時にレイアウトができて便利です。
また、なるべく使わない部屋がないようにすると、メンテナンスの対象となるスペースも小さくなって便利です。
1年に1度来るか来ないかのお客様のために部屋を作って置くことが本当に必要なのか?
また、何年後かに家を出ていく子供たちの個室は本当に必要なのか?
将来子供部屋が空いたら、何か別の目的に使う予定があるのか?
じっくり自分の生活を見直したうえで必要かどうかもう一度考えてみましょう。

家相でも、住む人に対して大きすぎる家は良くないようです。
掃除や換気が行き届かなかったり、目がいかず、何処かから泥棒が入っても気がつかないかもといった理由からです。

布団の文化はそもそも、寝ている所が布団をしまえば作業場になり、チャブ台を置けば食堂にもなるという臨機応変さを兼ね備えていました。
兼用で使うことは悪いことではありませんが、失礼があってはいけないお客様はホテルにお連れしてた方がいいのでは・・と思います。

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老いる自分のための家づくり(1)

家を建てる時に、
自分が高齢者、または障害者になったことを考えて計画を立てていますか?
人生が60年と言われた頃であれば40歳頃に建てた家で家族と幸せな生涯を送れたかもしれません。

しかし、今は人生80年以上、40歳で建てた家に40年も住むことを考えてみて下さい。
筋力、視力、聴力、判断力が40歳台の頃とは確実に違います。
昔は同居も多く,その落ちた能力は子供たち、孫たちがサポートしてくれました。
今の核家族化の中では子供をあてにしていられません。
他人を頼ればお金がかかります。
退職から80歳までの20年間収入がないとすればその出費も大変痛い。
家がすべてを解決はしませんが、家で解決できることは事前にクリアしておきたいものです。

例え、子供と同居していても、医学の進歩で延命になった分だけ介護される時間も増えたのでは子供負担が大きすぎます。
できる限り、年をとっても自立ができなければ充実した老後は難しくなります。
そこで
年を取ってからも生活しやすい老いる自分のための家づくりを考えてみましょう。

1・段差をなくする。
老人の家庭内事故死亡率NO1が家の中での転倒だそうです。
1cm、2cmの小さな段差は年をとるとけっこう危ないものです。
また、車椅子を使う場合は立派な障害物になります。
新築ならば、当然段差をなくするバリアフリーが標準にするべきです。
段差がない不都合は健常者にはありません。
むしろ掃除がしやすく、物が運びやすいメリットがあります。
歩く練習を始めた赤ちゃんも転ばなくてすみます。

2・車椅子生活を想像する。
もしも、今生んでいる家では自分が車椅子に座ったとしたらあちこち動けるでしょうか?
残念ながら、廊下は狭く、曲がったりしていて動くことは難しい筈です。
トイレも「車椅子の方はお断り!」とばかりの狭さです。
日本古来の和式トイレは使いようがありません。

狭い日本の住居内での洋式のドアは場所によっては車椅子に乗ったままの開閉はできません。
幅は最低85cmは必要です。
さらにコーナー部分は広くとる必要があります。

●続きます!

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パッシブ住宅(付設温室システム)

市販の温室や、増改築でサンルームをを設けた場合はこの温室部分を集熱室として空気を温め室内に回します。
この温室部分の境の壁をガラス面にするとダイレクトゲインになり、壁にするとトロンブウォールの形になります。
温室や風除室は熱損失を減少させる緩衝部分になります。

しかし、集熱もほどほどにしないと大変なことになります。

例えば冬にはある程度暖房器の役目もはたします。
けれども夏はどうでしょうか?


夏はこの状態でどんどん集熱すると冬に暖房を焚いているのと同じく、不快に感じます。
そこで
今度は蓄熱体に冷たさを閉じ込める工夫が必要になります。
日中、地表面や建物の表面から直達日射、天空日射やその反射日射を受けています。
天空は地表面より低温で、常に地表面から熱を奪っています。
ただ
日中は大気からの熱の量が多いのであまり効果はなく、夜間のみ効果があらわれます。
湿度が低く、気温が高いほど冷却効果は大きく、雲が多く、厚いほど効果は低くなります。
日本のように湿気が多い国より乾燥した国の方が効果は高くなります。
そこで
夏の換気は夜に行うと、温度の低下した風で室内を冷却することができます。
夜間換気によって蓄熱体に蓄冷できれば、室内の温度は日中でも外気温度より低いままです。蓄熱体の効果と同じく、冷たさをゆっくりと放熱してくれるためです。
ただ、日本は湿気がありますから、やみくも外気を入れると室内の湿度が増してムシムシするのでほどほどにしなければなりません。

明日は夏の日射を遮る工夫について考えます!

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・湿気対策

パッシブ住宅(トロンブウォール)

太陽熱を取り込む方法のもう一つは
集熱部分になるガラス面の内側に蓄熱壁を置く方法です。
写真のようにガラスを通して集熱した熱を室内側に放出さセル方法です。
蓄熱壁にはコンクリートやレンガが一般的です。

蓄熱壁の上下に開口部を設けて、空気を循環させる方法もあります。
夏の放熱が難しいので、夏の日射対策が必要です。
明るい南面の採光を捨てるため抵抗もありますが、日中使わない寝室等には有効な使い方になるのではないでしょうか?

ただし、通風は無理なので別に通風計画をする必要があります。

大きな開口部の内側につけられたブラインドでもこんなに集熱することがわかる写真です。

別な見方からすれば、これだけ集熱してオーバーヒートを起こしてしまうので
遮熱する場合はやはり外付けブラインドにする必要があります。
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・湿気対策

パッシブ住宅(ダイレクトゲイン)

パッシブ住宅で一番手軽で効果のある手法としては
ダイレクトゲインという手法があります。
日射を室内に取り込んで、直接蓄熱体に当てて蓄熱するものです。

いい例は外断熱のRC住宅とかマンション等は躯体自体を使うため大容量の蓄熱体として利用しています。

その他利用されるものにはレンガやタイルを用いたりするケースもあります。
木造の高性能住宅であれば基礎断熱なら土間床を利用できますし、デザイン的に室内にレンガの壁を作ったりという工夫がができます。

しかし、日射を取り入れるためには何面に大きな開口部をつけるので、冬には夜の熱損失が気になるところです。
こういう場合はやはり、窓下にパネルヒーター等の熱源を置くことで解決されます。
あるいは断熱シャッターとか断熱雨戸も併用して設置することでパッシブ的住宅に近づきます。

●もちろん夏の対策として
特に南面、西面には庇は必ずつけるようにしましょう。

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・湿気対策

住宅の寿命を長くできる家

住宅は新築直後から劣化が始まります。
欧米ではその家の家族が家のペンキを塗ったり、手直したりする風景を映画など見ることがありますが、見栄えを良くするだけでなく、木部を長持ちさせるための作業を行っています。

日本では家族でペンキを塗る風景はほとんど見ることがありません。
家も車と同じように、定期的な点検修理が必要です。
修理、補修しないで寿命が長くなる筈がありません。

欧米ではメンテナンスすることで日本と違って売買するときには買った値段より高く売却できるといわれます。
それは家の寿命が根本的に長い全室暖房の家であり、メンテナンスが十分されているからなのです。

日本の住宅は腐りやすい家の造りになっています。
日本では、
ほとんどの家が1つか2つの部屋だけ暖房する個室暖房が一般的です。

家の中に冷たい所、暖かい所があると、結露は避けられません。
空気中の水分が冷たい所で液体の水になるからです。
壁面などの結露(表面結露)には見えるので、すぐ気がつきますが、壁の内部結露は見えないのですぐはわかりません。

結露が起これば木部は必ず濡れて、腐りやすくなります。
そこにはカビが発生する要因にもなりますし、シロアリも集まってきます。

町を歩いているといると、
北側の壁の色がシミで色が変わっている家をよく見かけます。

結露で壁の木部や断熱材が濡れて、カビが生えてきているからです。
この結露を防ぐためには家の中に冷たい所を作らない工夫が必要です。

しかし、全室暖房だけれども
ただ高気密・高断熱住宅とかオール電化住宅にしただけの家では、
一定の気密性が確保されているので家の中の水分が溜まって結露がしやすくなっています。

そこで、
義務化された計画換気が必要なのですが、
その計画換気も効果の実証されないままの設置のため、
名ばかりの換気計画となって給排気量がアンバランスのため、
湿った空気が滞留し結露を生じさせている事例が数多くあります。

この対策を
十分に講じ、気密が1.0cm2/m2以下で全室暖房、計画的で換気能力が十分あるシステムであれば住宅の寿命を長くすることができる家になるのです。

●100年住宅をめざす訳は→http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/186#BlogEntryExtend
●100年住宅をめざす訳(完)→http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/187

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・湿気対策

1.000万円台の高性能住宅を造る設計士

暑かろう!寒かろう!安かろう!の
1.000万円台の住宅は高性能住宅とは言いません。

前回の記事「1.000万円台の高性能住宅とは?」の設計士は
四季設計1級建築士事務所の山内康正さんです。

その四季設計の山内康正さんがこだわる高性能住宅とは何か?
代表の山内康正さんにその理由を聞いてみました。

山内康正さんは現在は1級建築士事務所の代表ですが10年くらい前までは岩手では健康住宅(シックハウス対策住宅)の草分けの会社の代表をしていました。
換気が義務化になる前に計画換気と全室暖房、シックハウス対策として無垢材を多用して塗料はドイツのリボスを採用したりして当時として健康住宅+高性能住宅の最先端を走っていて人気のある工務店でした。

現在は設計士(建築家)として高性能住宅の普及活動に励んでいますが施工業者としての経験も豊富なことから高性能でありながらローコスト住宅を意識して手がけています。

「何を基本に施主様に勧めるか。というと老後のこと考えてメンテナンスの労力とランニングコストがあまりかからない快適で健康的なパッシブ住宅づくり・・ですかね。」

「そのためには、断熱と気密と換気と暖房をきちんと科学的に考えて設計することだと考えています。」

「このことをベースにしてハイレベルなローコスト住宅の完成を目指しています。」・・・と山内康正さんのお話でした。

そのハイレベルでローコスト住宅の工事状況は↓
①1.000万円台の住宅の断熱は在来軸組み構法に外張り工法で作られた住宅です。

熱損失係数はⅡ地域の1.9w/㎡・kを軽くクリア、気密性能は0.4c㎡/㎡で満足できる断熱・気密性能です。

②屋根の断熱工事の写真
屋根1層目に合板を張りつけて合板と合版の接合部には予め気密テープで気密を取ります。
その上にタル木(二重タル木)をアルミ蒸着フィルム付の硬質ウレタンボード50mmをタル木の上に仮止めし二重タル木をビス(パネリード)で締めつけます。
③二重たる木を取り付け後の写真
屋根と壁との取り合い部分のウレタンボード(Q1ボード)か(クランボードAP)は気密を確保するために防湿、気密シートのアルミ蒸着フィルムは切らないように(外側だけカットして)取り付けます。

④妻側の屋根と壁との取り合い部分







⑤二重タル木が取り付けられるとタル木とタル木との間にさらに30mm厚の断熱材を貼り付けます。




⑥棟の部分はボードを突き付けではなく③と同じく防湿、気密シートとなるアルミ蒸着シートは切らないVカットに折り曲げます。
そのカットされた隙間に一液性のウレタンを奇麗に注入して断熱欠損と気密化を図ります。

⑦⑧⑨壁に構造用合板を取り付け後に合板と合版との接合部に気密テープを貼ります。

この気密テープは敢えて半透明のテープを使うようにしています。一般的にはカラー色で貼ってしまうとその下はどうなっているか見ることができません。半透明のテープだと隙間が大きいのか小さいのかが判別ができます。
10mm程度の隙間であれば静止空気層として、それ以外の大きい隙間の場合は一液性のガンフォームで充填して断熱補修をします。
カラーテープを使うと奇麗に見えますが、補修があれば見た目はよくありませんが確実に欠損をカバーできるのでこの方法を取っています。

この作業が完了したらウレタンボードを貼り付けます。
開口部はサッシをつける前に気密パッキン材(写真では黒い部分)を貼ってサッシをつけた後につばの部分にさらに気密テープを貼って気密化を図ります。



⑩⑪ウレタンボード取り付け後にさらに接合部には気密テープと防水テープを兼用にして貼ります。
このとき丁寧にしごいて貼らないと数年で寒暖の差でテープが収縮して剥がれますので注意しましょう。

それから隙間探しに仮の気密測定をして隙間相当面積が0.5cm2/m2以下になるようにチェック補修を行います。

●これが四季設計の山内康正さんの高性能住宅を作る施工上の基本になっています。
ここまで熱損失系数もわかり、気密性能もわかると換気計画と暖房計画が真実味を帯びた計画ができるようになりローコストでありながらハイレベルな住宅が可能となります。

flair1.000万円台の
高性能住宅は本当にできるの?

と気になる方は
以下にお問い合わせください。
四季設計:代表 山内康正
〒020-0866
盛岡市本宮字稲荷28−3
TEL:019-636-2787
FAX:019-635-5038
e-mail:shikisekkei@yahoo.co.jp

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・湿気対策

1.000万円台の高性能住宅とは?

写真は1.000万円台で建てられた高性能住宅の引き渡し状況です。
施主であるKさんの要望は「薪ストーブが使える高性能な住宅!」
設計は四季設計さん・・・・
高性能な住宅にするための断熱・気密に係る材料にコストを十分かけて、後で(施主が自分で行う)工事できる分は極力カット!

そのため構造材をそのまま仕上げ材として仕上げています。


無垢材が見えて自然でいいのですが、一切天井、壁に建材が使われておりません。
壁の柱、間柱は造りっぱなしになっています。
コンクリートの打ちっぱなし同様木の打ちっぱなしなのです。

近所にお住まいの方が「見学いいですか?」と二人で見えられました。

「中は無垢材がいっぱいで気にいったけれども、この住宅寒いべ!」
「エッ!何でですか?」
「断熱材が壁にも屋根にも入っていながら、冬は寒いべ!」
「だがら・・・薪ストーブが・・?」
・・・・・という印象のようです。

「この住宅は1.000万円台で作られた次世代省エネ基準のⅡ地域をクリアした高性能な住宅ですが・・」
「なんだ?その次世代?高性能って?」


続きます!
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・湿気対策

もったいない精神で建てられた家

これはと箱階段と呼ばれるものです。
箱階段とは、箱を積み重ねたような階段のことで、明治時代、大正時代の町家などで多く使われていたものです。

箱階段は、側面から利用できる収納スペースにもなっています。
階段には、箱階段の他に、直階段、矩折階段(かねおりかいだん)アール階段、回り階段、折り返し階段、らせん階段、側桁階段(がわげたかいだん)、力桁階段(ちからげたかいだん)、全折れ階段、片折れ階段などの多数の種類があります。

Tさん宅は明治時代から商売は生苗販売商店だそうで、間口があまり広くない、奥行きがある、所謂ウナギの寝床と呼ばれると土地に、現在は「もったいない精神に基づいた」古材とか古家具、古建具を再利用して建てられた住宅です。

もちろん私が係わる住宅ですから…高性能住宅(12年前のアキレスAR工法)という」外断熱工法でした。




現在はこの箱階段はTさん宅では飾り物として置いています。
TV番組の「ビフォーアフター」では空間利用の達人の設計士は、
この箱階段を上手く現場で加工して作っています。
(設計士がノミとかの電動ドリルを使って作るシーン・・・あれですよ。)


ちなみに
この箱階段は我が家のもの。
おしくも、本物ではなく通販で購入した玄関に置く小物入れタンスです。

古民家と近代家との組み合わせた高性能住宅は
残念ながら、4方・・・玄関1間の間口は見えても残りの玄関の脇から両脇と後方はグルリと隣の家に囲まれていて家の全景をお見せできませんが以下の写真で想像していただきたいと思います。

新築された建具には昔から使っていた建具(障子のみ)を再利用。
梁、柱もできるだけ再利用されています。
今年、初夏一番の暑さにもかかわらず、お邪魔すると「ヒヤット」する涼しさは蔵の中にいるのと同じ環境でした。

これも、断熱・気密・換気・暖房・(冷房なし)の技術が十分に盛り込まれ、
もったいない精神もいっぱい詰められた快適住空間は高性能住宅だからこ成せる技です。

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間取りを考える(全室暖房の意識)

欧米諸国の家が日本に比べ長持ちしている理由の一つに
セントラルヒーティングの普及があります。

長持ちさせるというよりも快適に暮らすためのものなのですが、
北米では住宅の室内の温熱環境は21℃に維持することが設計目標になっています。


家のつくりにはなるべく隙間風をなくし、
熱を考えて窓は小さめになっています。
所謂、高気密高断熱仕様になっているということです。

だからこそ
間取りも仕切りの少ないオープンプランニングが可能になり
また
セントラルヒーティングだからこそ、
このようなオープンプランニングの間取りも可能になるのです。
暖房方法としては窓のあたりにラジェーターを置く。
暖炉を2台くらいメインの部屋に置き、
煙突までの煙道をラジェター替わりとして利用したり、
床暖房のところもあります。

100年前の古い建物でもこのような仕様になっています。
湿度が日本に比較してそれほど高くない気象条件に加え、
幸運なことに全室暖房によって結露することなくすみました。

室内が決してじめじめしていないので、
浴室の所に本棚があったり、
キッチンの上がベットだったりと日本では考えられない間取りもできます。

幸運なことに人間の快適さの追求と、住まいの健康が
一致した結果が長持ちする家になったといえます。

ヨーロッパでは住まうということがとても重要なことと考えられています。
日本ではこの考え方はあまりないのですが・・・。

高気密・高断熱を基本とする高性能住宅を建設することで、
夏・冬を満足な住環境の快適さを手に入れながら、
100年も長持ちさせることはを夢ではないと思います。

●高性能住宅であればこそ快適空間の間取りも自由につくることができます。

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間取りを考える(優先順位)

新築時には。家を建てたらこんな生活をしたい。
こんな部屋も用意しておきたいなど、資金のことを棚に上げて、空想だけは果てしなく広がっていくものです。

しかし

現実問題として、捻出できる資金は限られています。
また、従来の生活習慣が、新築して大きく変化するとも思えません。

日頃あまり使用することもない来客用の部屋を作ってカビだらけにしたり、
夢にまで見た書斎が、物置や納戸になっていたり、せっかく子供に与えた個室が非行の温床になっていたりというケースは、実際はとても多いそうです。

主役はあくまでも住み手です。
そして住み手の中でも、
優先順位を考えて間取りを考えなければなりません。
その優先順位の一番は夫婦です。

ここを取り違えると、あとあと色んな歪みが生じます。
特に日本人は、子供や年老いた両親を優先にしがちです。
しかし
子供はやがて巣立っていくものですし、
年老いた両親も若夫婦よりも早くあの世に旅立っていきます。

結局、その家で一番長く過ごすのは夫婦です。
ちょと冷酷な気もしますが、ここはしっかり割り切って、
主役に君臨することをお勧めします。

主役(夫婦)が生き生きしていてこそ
家族が元気になれる最大の秘訣なのですから。
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間取りを考える(吹き抜け)

吹き抜けのメリットは、天井の圧迫感がなく伸び伸びとした開放感が味わえ、通風(風通し)の面からもとても有効です。

吹き抜けの屋根にに大きな開口部(天窓)を設けることにより、
日光をふんだんに取り入れた明るい空間も確保できますが 天窓解放により吹き抜け空間の一部に熱がこもらないので、夏は涼しさを取り入れる利点があります。

我が家の間取りを考えた時仕事がら
省エネのために冷房を極力使わない工夫が必要でした。

一方
冬はどうかというと
高性能住宅のお陰で1Fの床面の表面温度と吹き抜けの屋根の表面温度は1℃吹き抜け天井の方が低い。
一般的には高性能住宅の場合は2℃前後吹き抜けの天井の方が高いのが普通です。

何故?低いか!→→それは天窓(3ヶ所)のコールドドラフト効果によって、上昇する暖気と下降する冷気とが混ざり1℃低い空間を作っているからなのです。
左の図面は2Fの平面図です。
ピンク色で囲った部分が吹き抜け空間です。
3.640×8.645=31.4678m2の高さ低い所で5.2mでおよそ9.45坪の空間になっています。
窓のメンテナンスも考えてキャトウォークを作りました。
(実際、名の通り・・・愛猫(アイシャの遊び場になっています。)

また家族が増えた場合は吹き抜けの一部を部屋に(8帖)することも可能にしています。

夜、室内の照明を全部消し仰向けになって天窓から月を見ると
吹き抜けの大空間の良さを実感できます。

しかし、短所はないのかというと・・・あるんです。
それは、天窓のメンテナンスです。
ガラスの掃除と電動リモコンの故障の時には大がかりな足場が必要になります。
そんなことを考えて天窓付近に
メンテナンスができる工夫がありましましたが予算の都合で取りやめました。

そんな
将来に心配がある吹き抜けでありながらも広々とした大空間には十分満足しています。
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間取りを考える(動線)

自宅を新築する際のこだわりは仕事柄、
省エネ住宅優先の間取りでした。

実は「おさるの家」の
おさるさんの
どんな間取りが好き?と同じ回遊できる間取りにしてあります。


図面はリビング階段を中心として動線を考えた部分を拡大したもの。
グリーン色の部分がフロアです。

茶色の●印が主に人が立つあるいは座る位置を示しています。

やや中央のピンク色の線がリビング階段とクローゼットを中心とした回遊する間取りです。

右上がパソコンを置いてあるグランドピアノ風に作った机3人分です。
右下がリビングで掘りごたつ風のテーブルが置いてあります。

(多くのお客様の接待の時は、取り外して床にすることができます。)

使い勝手は非常に便利と家内は喜んでいます。
台所から洗濯場、風呂、洗面所を通って、以前投稿した「ローコストで作るクローゼット」そしてリビングを通って台所に戻る・・・。
「戻る」がないので、どちら回りでもOKの一方通行になっています。

お風呂に入り、ウオォークインクローゼットに回り、着替えをする。
(裸で歩いても)その動作はリビング内からは見えることはありません。

若いホームスティーの子供たちもプライバシーが守られると大変喜んでいます。

欠点はというとトイレはこの動線内に作っていないことです。
(玄関の右側に作ってある。)
若し、作ってもトイレは来訪者との共有になるため、
あれば便利ですが、プライバシーが守られなくなる?
・・・ということで結果はオーライ!となる。

写真は階段とリビングです。
図面でいうと右側の部分を玄関から写しています。

その階段の踊り場グリーンの●印で愛犬の「ゴンタ」と愛猫の「アイシャ」が仲良くリビングにいる私たちを見張っています。






自己満足ですが・・・
建物をシンプルにしてみたら動線もシンプルでいい間取りができました。

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間取りを考える(玄関)

間取りだけが空間やデザインではありませんが誰にでもわかりやすいことから、間取りがイメージづくりに手がかりになることは確かです。
家を建てようとする時に、設計事務所、あるいは工務店などから間取りを見せられた時の判断材料に、あるいは自分のイメージ作りの材料に覚えておく5つのポイントがあります。
 
①方角を確かめる。

戸建住宅の場合は間取りを考えるのも、先ずは敷地の自然条件を把握することからスタートです。
日照や採光、通風、景観などを決めるチェックポイントになります。
周囲に建物が建つ予定があるのかどうか?
その敷地は元は何であったのか?
例えば、田んぼとか沼地ではなかったかどうかのチェックも忘れずにしておきたいものです。



②環境条件をチェック!
実際の敷地の周りを歩いてみましょう。
できれば冬も夏もです。
そして夜も昼もチェックしましょう。
隣家との距離や騒音、通行人からの視線、車庫の位置など配慮しなければならないことはたくさんあります。
南向きがいいといっても、南方に隣家があればくつろぎのスペースをもってくることも考えたりして、給排水口の位置の確認も水回りを決めるポイントになります。

③家族の年齢や人数、そして価値観!
3人家族と7人家族とでは、当然条件が違ってきます。
雑居的生活にするのか?完全に個室化するのか?その家族の生活への価値観でデザインも全く違ってきます。
2世帯住宅であれば二つの異なった価値観が実現されなければなりません。
間取りは暮らしに対する考え方や生活設計が最も反映されるものです。
それだけに、自分たちは、どんな生活をしたいか決めておくべきです。

④部屋の広さを決めるときには!
寝室以外はすべてオープンでいいという人もいますし、個室主義を貫く人もいます。
食事を何処で、何人で、何時頃にするのかというだけでも間取りは大きく変わってきます。
ことに狭い敷地では、何を優先にするべきかを、家族でしっかり話し合っておきたいものです。

⑤家族のライフスタイルを考える!
将来を見越して間取りを考えることも基本中の基本です。
若い夫婦だと子供が増える可能性はあるし、反対に子供がまもなく家を出ていくという家庭もあるはずです。
将来、両親と同居するのか?
自分たちは年老いた時は・・・・・?
なども考慮しておいて損はありません。
ポイントはフレキシブルに。
最初から部屋や間取りを決めつけずに、柔軟性に富んだ考え方をしておきましょう。

さて・・・・我が家の間取りはどうかというと

先ず、玄関にこだわりました。
お客様の玄関と家庭用の玄関をミックスにした玄関を作りました。
写真のように玄関(入口)は一つですが中に入ると正面がお客様用の玄関で左側が家族用の玄関に分かれます。

(写真は玄関内から玄関ドアの方を写しています。)
左の写真は右の家族用の玄関の引き戸を開けた様子。
右の写真はその引き戸を閉じた様子です。

作った意図は、我が家にホームスティーとか我が家のペット(犬、猫)に近所の子供たち数人がたびたび遊びにきます。しかし、靴が乱雑に脱ぎ棄てた状態になって片づけても片づけても(説教しても・・)脱ぎ捨ての靴がてんこ盛りですから・・・・隠す意図があってこのような玄関にしたのです。
咄嗟のお客様がいらしても、中の引き戸を閉めることで、ちらかった状態が見えなくなります。

こちらの写真は家庭用の玄関側から見た様子です。
左が引き戸を閉めた状態で右は引き戸を開けた様子です。

●そのため我が家では裏に勝手口は作っていません。

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暖房がない部屋に結露を起こさせない設計と工夫

暖房の主役はあくまで建物であり、
設備は脇役であるとことは以前に説明いたしました。

第一に熱が簡単に逃げていかない建物をつくること。
その上で、建物内に温度差をつくらないことが快適の基本といえます。
建物を断熱、気密化した上で、建物内に温度差が生じてくると、非暖房室、つまり暖房器から離れた部屋には、窓面や壁の隅角で表面結露などの新たな問題が生じてきます。

例えば、せっかくプラスチックサッシを使って、ペアガラス、LOW−Eガラスや床暖房を使ったが、隣の部屋が結露して困るという話を時々耳にすることがあります。
もちろん、建物は断熱、気密化を徹底しているのですが、よく話を聞いてみると・・・・そういうケースに限って個別暖房や一ヶ所暖房が多く、現実的には暖房されていない部屋に結露が出ているわけです。

そんなことがあると
「高断熱、高気密にしたのが原因だ!」という誤解もよく生じがちで、こうした場合も暖房していない部屋をなくせば、
結露が解消されるのです。
勿論、その家族の発生させる水蒸気などの要素もありますが、
先ず建物内に温度差をつくらないのが暖房の基本です。
●設計段階での工夫
こうした現実を考えれば、ストーブ一台だけでその熱を建物全体に拡散させるのはかなり無理があることが分かると思います。

しかし
どうしても費用などの理由で個別暖房をしたい場合は設計面からその旨を考慮していく方法があります。
例えば、ドアにガラリ、スリットをつけた、吹き抜けなどの方法で、家全体を開放的につくって熱を動かす工夫をすることはいうまでもなく、通風換気のルート検討することが大切です。

また、基礎断熱をして床面にガラリをつけて床下に一台の暖房器を設置して熱を1F〜2Fに上げる方法もあります。但しこの方法は床下を強制的に暖められるので床材、下地材に悪さをするので乾燥材を使うなどの検討が必要です。

ポイントは熱的に各部屋を遮断することなく、上手に繋げることで・・・
全室に床暖房や温水パネルを設置した場合にはかなわないものの、
最小限の費用で暖房の原則が守られることになります。
(欠点は家の音が反響してしまうことです。)、
しかし
シンプルで小さい住宅であればこの方法も通用しますが、
複雑な間取りで大気い家の場合はどうしても無理があります。

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良い住宅を造るには性能評価を求めなさい。

よく
「快適な住まいとか長持ちする家を造るにはどうしたらいいですか?」
と聞かれることがあります。
これは今にはじまったことではなく、
家を造る人の共通の感心事項でもあります。

昔は質問する側もされる側も、基礎が大事とか、土台あるいは柱を太くするなど丈夫な耐震性の家づくりについての質問がほとんどでした。
勿論、これは家づくりの基本中の基本なのですが
快適性などについての質問は、ごくごく最近の増えてきた話題です。

室内気候を考える側からすると、25年近く前から「丈夫で長持ちする家、しかも省エネルギーで快適な住宅を造りたいと思うのであれば、先ず建物の断熱性能と気密性をしっかり確保しなさい。」とアドバイスしてきました。
それは
快適性と耐久性を実現するためには断熱と気密化が不可欠だからです。

しかも
化学物質やダニ、カビなどで健康を損なわないようにするためには、気密化によって家の中を十分に空気が流れるようにするための作業なのですから。

勿論、
気密化は建物の構造を長持ちさせるために必要なことなのです。
「建物の性能を求めなさい」と言い続けていたら、建物にありとあらゆる性能を表示し、それを評価する「住宅の品質確保の促進等に関する法律」ができて運用が始まってきていました。

但し、
複雑すぎて造る方が理解できないというのが現状です。
しかし
ユーザーにとってはわかりやすい制度であると思います。
金額的には十数万円で住宅の性能評価をしてもらえるので
おおいに利用してみたたらいかがでしょうか?

最近は・・・そんな訳で
「良い家を造るにはどうしたらいいでしょうか?」の質問には
「性能評価を求めなさい」という簡単な言葉で返事をしています。

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工法を決めるための7つの心得!(2)

昨日の続きです。
前の記事↓
工法を決めるための7つの心得!(1)は心得の1〜4まででした。

次に続きます。
心得5:営業マン・設計・アドバイザーの話はよく聞き質問する。
家を建てるために勉強した人ほど、この落とし穴に陥りやすいようですが、自分の知識を自負して、設計士や営業マンやアドバイザーの話に断固として耳を貸さない人が少なくありません。
工法はあくまで一つの目安ですが
性能と快適性を優先することが大事です。
新しく接する人からも教わるつもりで聞きましょう。
勿論、わからないことは質問あるのみ!
納得いく答えが返ってこなければ、最終的には止めればいいのです。
「他社を批判して、我社が一番です。」といったPR文句に惑わされず、
基本的な性能がクリアされているのか?
毎月のランニングコストはいくらなのか?
それで、建築時のコストはいくらかかるのか?
こういったいくつかの判断基準で、数社を比較しましょう。

心得6:相互の信頼が生まれて初めて着工する。
営業マンや設計士あるいは大工さんなど自分の家を建てるために係わっている人達と色々なことを話しましょう。
ライフスタイル、人生観、それが自分の暮らしがこの工法によって実現できるのか?・・・
ハード面に止まらず、小さな心配事まで納得いくまで相談しましょう。

できれば新築の現場見学会より、実際にお住まいになって数年経過したお宅を見せてもらいお話を聞きましょう。
(そうすることで、その工法の良し悪し、その会社のメンテナンス体制などがよくわかります。)
それくらいのことをした上で、
自分が信頼できる施工者をまた、工法を選ぶべきです。
ある程度は
実際に施工するメーカーや工務店、大工さんの腕にかかってくるのですから。。。!

心得7:環境まで視点に入れた工法選びをしましょう。
住宅そのもの建てるにも、多くのエネルギーが使われています。
例えば、石灰石からセメントを構成するための火力、鉄を溶かして鉄骨をつくるための火力、アルミを精錬するための電力、硝子を溶かす火力、出来上がった建材を搬送するためのエネルギー、建設時の工事機械を動かすエネルギーなどです。
最終的には建物が老巧化して取り壊し、廃棄するまでのエネルギーを考慮しなければなりません。

今後、私達が目指すべき住宅は、省エネルギーだけでなく、生態系への負荷の削減といった観点も必要です。
南洋材の建材を使うことは、東南アジアの熱帯林を消滅させるこになるとか、
合成樹脂建材とかコンクリートは、廃棄処理の負荷が大きいとか、自然地形を大幅に改良する宅地造成は、自然環境を悪化させるなどです。

●工法を選ぶための7つの心得を書きましたが、
どんな工法であっても、施工する人間が手を抜けば何の意味もないのです。
工法はそれぞれの企業が研究し、それを如何に自社で建てやすくするかを考えて、改良を加え、その都度○○工法という工法名が増えています。
それが商売に結びつかなければなりません。

技術の改良は必然的に企業サイドにも都合のいいもへの改良でもあるといえるかもしれんません。
建てやすく改良された工法とは、誰でも作れるように書かれた設計書です。
その通りにすれば、誰でも作れるので、会員制にしたり、特許をとったりする必要があるといえます。
プラモデルには設計書がついていますが、そんな小さい物でも上手にできる人とできない人がいます。

確実な腕を持っていれば設計書は必要ないのですが、設計書がなければ、何から手をつけたらいいのかを考えて作業を進めなくてはなりません。
部品が最後の1個残って「まあ〜いいか!」・・では家づくりでは許されません。

どんな立派な工法であっても、どんな大きい施工会社であっても、結局は実際に作る職人さんの腕とその住宅に係わる人間の思いやりなどがなければ、望みの家はできないことになります。

そこで・・・・
このようなことを基本として、
工法選び〜施工会社選びをして「いい家づくり」をしてほしいものです。

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工法を決めるための7つの心得!(1)

工法はあくまで一つの目安ですが
性能と快適性を優先することが大事です。

以前の記事↓
家づくりの決めては情報収集「住まいづくりの成否は、より付帯的なイメージの把握とそのための情報収集にかかっているといえます。」と言いました。
さらに
「満足する家づくりは自分の情報収集の努力(時間)に比例します。」とも言いました。

これらが満足すると、
もう一歩進んで何の工法にするかを決めなければなりません。
それには7つの心得がありますので頭の中にインプットしておきましょう。
心得1:どんな工法でも全室暖房を前提にする。
何よりも優先すべきは、全室暖房です。
工法で選んでもいい、メーカーで選んでもいいのですが、
快適な暮らしを得るためなのですが、
結露を起こさず、家を長持ちさせるためですから
先ずは全室暖房を基本としている住宅を選ぶ。

心得2:換気計画もしっかり組み込んでいる工法を選ぶ。
換気は常に湿気を外に出すためにも必要ですが、それ以上に空気の質を保つために必要です。
気密化された、汚れた空気や生活臭が上手く排気されません。
反対に気密化されない住宅の場合は、隙間からの空気の出いい理、つまり、換気量を正確に捉えることができません。
給気と排気のルートをあらかじめ確保する必要があります。
現在は、換気は義務付けなため、必ず設置されますが、排気性能(能力)がいい換気システムを選ぶようにしましょう。
そのためのは、設置後の実際風量測定をし0.5回/hを条件としましょう。

心得3:気密施工をしっかりしている工法を選ぶ。
換気のルートをはっきりさせるためには気密性能が必要になってきます。
また、暖房、冷房の効果を上げるためにも気密化は基本中の基本。
換気と同様、あちことで、新鮮な空気と汚れた空気、それと同時に暖かい空気と冷たい空気が入れ替わっていたのでは大変です。
気密性が高いと、夏場のクーリングも役立ちます。
東京などでは北国のⅠ・Ⅱ地域の気密性能より低い数値になっていますが全室冷房を考えると北国と同じ気密性能を謳う工法を選びたいものです。

心得4:断熱施工をしっかりしている工法を選ぶ。

断熱がなければ結露してしまいます。
①で全室暖房が結露を防ぐ役割をすると言いましたので、矛盾を感じる方がいるかもしれません。
全室暖房だけで結露を防ぐには、膨大なエネルギー消費が伴います。
その消費を抑えるのが断熱の役目です。

「断熱材を入れてますから、暖かい家ですよ!」という表現がよく使われます。
断熱材が家を暖めるわけではありません。

断熱材を従来の2倍つかったからといっても、暖房の消費量が2の1にはなりません。
暖房のエネルギーを無駄なく使い、暖かさを逃がさないために断熱材使う。
そうして住まいの快適性も育まれていくのです。
数多い工法の中でも基本的に断熱性能をクリアしていないものもいくつか見られます。

できれば次世代省エネ基準クラスの断熱性能の工法を選びましょう。

●続きます。

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100年住宅をめざす訳 (完)

100年住宅をめざす訳 の続きです。

地球の財産として自然への負荷を低めるために
メリット①
建築材料使用量が減る。
家が長持ちすると、自然も長持ちします。
仮に、今、建替えようとすれば、家一軒分の木材が必要となり、森林も伐採されることになります。

窓やドアを梱包しているダンボールも元々は天然のもの。
工業品のパーツや設備、部材は現場に来るまでに、すでにエネルギーを消費して作られ、運送されてきます。
建替えのサイクルが長くなれば、それだけ無用に自然を傷つけずに済むことになります。

メリット②
住宅建材を処分する際のCO²や、ゴミを減らすことができる。
住宅の部材は処分となれば、古材として再利用されるのは柱、梁などですが、それも選別しますから一部分になります。残りの殆んどは、埋めるか燃やすかになってしまいます。

建替えのサイクルが短ければ家を建てるために家を壊すエネルギー、
そして新建材を燃やしたり埋めという環境への負荷もかかります。
狭い日本のゴミ事情は皆さんご存知の通りパンク寸前!
残念ながら家を壊すことはゴミを作ること。
少しでも量を減らさなくては、
その内、ゴミに埋もれて住むしかなくなってしまいます。


左のTVをクリックすると
地球温暖化の原因の一つに
森林の伐採があることが理解できます。

●マトメ
100年住宅をめざすことによって
個人の財産としての家の価値を高めると同時に
地球温暖化防止に貢献することになるのです。
そのためには
熱損失係数1w/m2・Kの住宅の普及が望まれます。

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100年住宅をめざす訳

日本の木造住宅の寿命は20〜30年!?
それで住宅ローン30年で組んでいたとしたら、
またすぐに建替えなければなりません。

日本の居住レベルの低さは国際的にも有名。
木材の消費大国とし、資源の無使いも有名です。
地球規模の環境の悪化、国内経済も低迷している現在、
50住宅は当たり前、100年くらいは使いこなす家がほしいものです。

それでは

なぜ

100年住宅をめざすのか?
を考えて見ましょう。
その大きな理由は
1・個人の財産としての家の価値を高めるできるメリットがあるという事。

「メリット」①蓄えが増やすことできる。
今、元気な貴方が家を建てたとします。
しかし、将来のことがわかりません。
様々なアクシデントが未来に待っているかもしれません。
少なくとも誰にでも公平に老いるということは確実にやってきます。
会社の倒産があればリストラの嵐に巻き込まれれば明日の暮らしも危うく、ストレスで病気は増えて、核家族化に親子の同居率は低下、おまけに年金の支給開始年齢も高齢化に・・そんな状況で建替え資金を作ることは得策といえるでしょうか?

家は3回建てなければ満足いかないとい人もいますが、そう何度も家を建てる余裕はないでしょう。
長持ちして、住みごごちの家を、できれば1回で建てたいものです。

「メリット」②住みなれた家で老後も安心
年をとると、身体を動かすのもスムーズにいかなくなります。
医学の発達で寿命が伸びているものの、寝たきりかもしれないし、車椅子のお世話になるかもしれません。

目が悪くなって、足元がおぼつかなくなったり、貯蓄も大事ですが、年をとってからいきなり住居がかわるよりは、どうせなら、住みなれた我が家の方が活動しやすいはずです。
家が長持ちすれば、住みなれた我が家で健やかに老後を過ごすことができます。

「メリット」③次の世代の生活楽!
若し。家が長持ちすれば、次に住む世代は家を建てる必要がない訳ですから、とても経済的には楽になります。
集合住宅で隣近所に音の心配をすることもなく、我が家でくつろぐことができます。

メンテナンスの予算を除けば、残りの家を建てなおす予算を他の事に回すことができます。
家族で旅行を楽しむことも、習い事をすることも、若しかした、別荘を建てれるかもしれません。

住居は生活する上で必要なものですが、それがあらかじめ、整っていれば、生活の潤いにお金かける余裕ができます。

明日に続きます。

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オール電化住宅の条件

オール電化住宅の条件は
高性能に作られる家だからこそ可能!

オール電化住宅は文字通り、照明、調理器、給湯にいたるまで電気によってまかなう住宅のことです。
電気の利点はクリーンであることと、安全であることです。
子供やお年寄りが留守番の時とか、家事手伝いの時には危険が少なくてすみます。
今、問題となっている高齢化時代に対応するとして、高齢化向けのオール電化住宅として、住宅展示場などでも電気暖房器が並んでいます。

住宅の設備は、調理器と給湯以外は電気製品がほとんどです。
暖房機などは灯油を使うとしても、ファンヒーターなど電気と併用のものが大部分です。
また食器洗浄器や安全な電気調理器も普及しています。
すでに電気がない暮らしなど考えられない状況になっています。

■住宅の性能で調理器を考える。


調理器は現在はガスがもっとも利用されています。
ガスは鍋などの種類に限定されない、普段から使い慣れている、火を見て調節できるなど利点があります。
しかし、気密住宅では燃焼器具は極力抑えたいところ。
換気する分には、調理によって発生する汚染物質もすぐ処理されますが、換気と一緒に熱も外に排出させてしまいます。

電気調理器でも換気は必要ですが、汚染物質が発生しないので、水蒸気を除去する程度の微量な換気ですみます。
その分熱が無駄にならないのです。
燃焼物がないためにクリーンで安全に使うことができます。
ちなみに電磁調理器の熱効率は80%、ガスコンロは40%でガスは回りに熱が逃げる分効率が悪いようです。

また上昇気流が起こらないので油物などをしても、壁に汚れが飛ぶことも少なく、サッと台を拭く程度で掃除が終わるので主婦には人気の商品となっています。
汚れが小さければ洗剤の使用量も少なくなるので、環境の負荷も軽くなりそうです。

■住宅性の性能で給湯器を考える。
電気温水器は、オール電化住宅の場合は、室内に取り込まれる場合があります。
静かな上、燃焼による空気汚染がないために室内に置いても安全なのです。

しかも、温水器の余熱は冬、暖房の助けにもなります。さらに基礎断熱の場合には土間のコンクリートの上に直接置くことで、蓄熱の手助けになるといったメリット生まれます。

電気温水器には8時間タイプ、8時間通電タイプ、5時間通電タイプ、昼間通電可能タイプなどがあり、昼夜通電タイプは昼間にお湯が不足したときでも追い炊きができるようになっています。
ただこの昼夜通電タイプを使うには、時間外別電灯という電気料金システムを組まなければなりません。この場合は日中の使用料金は電気代は高くなります。
※室内に電気温水器を置くことがベストなのですが、外部に置いている家の方が多いのです。
室内に置くと限られた間取りに影響が出ることもあるのですが、長い目で見れば耐久性には今一ですし、極寒の冬においては、いくら温水暖房器を断熱していようと余熱が使えないことと、冷やされた分余計な電気料がかかってしまいます。

■住宅の性能で暖房を考える。
家を高性能にした場合、半密閉、密閉型の暖房器を使用して、室内の空気を燃焼によって汚さないようにしなくてはなりません。
そのためには電気による暖房は有力です。

電気を使うものとしては、電気温水器を使い、パネルラジエーターを使う方法と蓄熱式暖房器や床暖房などがあります。
いずれも短時間に過激に暖房するのではなく、ゆっくりとジワジワと暖房するものです。
柔らかな暖かさを得ることができます。
本体機器は燃焼部分がないので耐久性にも優れています。

■高性能住宅だからこそ熱もキープできる。

高性能住宅が一般の住宅より優れている点は、なんといっても、断熱、気密の性能です。
特に土間床など、蓄熱体のなりうるコンクリートが室内にあった場合、できるだけ蓄熱体が熱を吸収し、暖房が切れた後でも、序々に放熱することによって、室温の低下を軽減します。
家庭で使う電気製品は、ありとあらゆるものが熱を発生させています。
つまり、生活熱とよばれるものです。
これも考慮して暖房計画が立てることができます。

かって、パネルラジエータや蓄熱暖房器が日本に入ってきた頃は、家の断熱、気密性能が悪くイニシャルコストもランニングコストも高くついていましたが、断熱、気密性能がが良くなることによって、大きなコストアップもなく可能となってきました。

電気暖房器は先ず水蒸気を出しません。
また二酸化炭素などの汚染物質を出さないため、常にクリーンな空気を保つことができます。
空気は、人体の呼吸だけでも汚れますので、その他の汚染物質は少ないにこしたことはありません。

オール電化住宅は、同じ消費量のエネルギーにおいてコストは高いのですが、熱を有効に使う分、消費量が少なくて済むので、経済的にはそれ程の違いは出てきません。

しかし、高性能住宅の熱を蓄えやすいメリットは、反面、冷房負荷がこの分大きくなるので、以前にも投稿したような夏の対策をしっかり練っておく必要があります。

冬も夏もできればパッシブシステムで自然のエネルギーを利用して暮らすことができれば経済的にも、環境にもいい結果になります。

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現場から見る業者選びのポイント(内断熱編)

一生に一度、大金を投じて建てる住宅を依頼する業者選びは大変難しいことです。

高断熱高気密住宅の技術で可能になりつつ100年住宅ですが建てる際の業者選びには注意が必要です。

実は寒い岩手においてもこうした技術は住宅業界全体には普及していないのが現状です。


ブランド志向の日本人ですが・・大手有名ハウスメーカーなら安心かというと必ずしもそうでないのです。

「100年住宅」と宣伝しているものの極めて技術が未熟な技術で建てられた住宅も少なくありません。
大手○○○ハウスの100年住宅を購入したAさんから調査依頼の電話をいただき行ってきました。

100年住宅の環境はさぞ凄いものだと想像しながら・・・です。
「これじゃ女性は惚れるわな!」という感じの外観は、さすが立派な作り(仕様)なっています。
お邪魔して奥様から事情を伺うと低燃費で冬暖かく、夏涼しい岩手型の高断熱高気気密住宅なのに40坪程度住宅で暖房費が5万円もかかるというのです。

お邪魔した時は暖かくなっため見ることができなったのですが「ツララ」の出方が異常だというのです。
そこで高気密高断熱住宅ではないのではないかと疑問を持って知り合いを通じて調査依頼がきたという訳だったのです。

少し話が逸れてしまいましたが
しっかりした住宅を建てるには「見極め」が必要となります。
住宅を建ててもらう側は素人です。

建てる側の
ハウスメーカー、工務店は必ず高気密高断熱住宅を建てることができるといいます。

「見極め」の簡単な方法は
①その業者が建てた住宅を見せてもらうことです。
そのお宅を紹介してもらい、業者のいない所で住んでいる人の生の声を聞くことです。
(最低3件は紹介してもらいましょう)・・モデル展示場、あるい展示場購入者のお住まいは対象に」してはいけません。
(展示場はクレームがないように施工も吟味をし、気合を入れた見せるため住宅ですので参考にはなりません)

②現場を見る(それも連絡なしで現場を見せてもらう)
素人でもわかる部分を見る。
下の写真は地域工務店の内断熱(グラスウール充填)の気密シートの先張りをしている風景です。
在来木造住宅で柱を建てている段階で先張りシートをきちんと施工している会社であれば
交渉してもいいと思います。

●胴差し廻りにはあらかじめ0・2mmを先にシートを張り付けておきます。
棟、梁や桁が接合する部分はシート張った上から写真のようになります。
●土台廻りの火打部分です。
これも火打を入れる前に先張りシートをはりつけた状態です。
●これは外部側から張りつける透湿防水シートと呼ばれているものです。
若し室内で発生した水蒸気が断熱材に浸入した場合に外部に放出する作用があり外部からの雨水、風は防止するというものです。
一般的にはシートとシートの接合部は
このようにタッカーで止めた後テープでしっかりと止めるのが基本です。
こうしないと隙間が生じてせっかくの断熱効果が半減してしまいます。

気密性能が抜群でも断熱性能が下がるのはこんな所なのです。
※写真のようにきちんと先張りシート、テープ処理をしている業者は意外と少ないのです。
こうして考えてみると
現場から見る業者選びは意外と簡単に見分けることができます。

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花粉症が緩和される家

首都圏で四人に一人が悩んでいるという花粉症への対策として東京都は13日、スギ花粉の飛散量減らすために都西部の多摩地区でスギの伐採事業に着手した。・・・・という報道がされました。


昨年では東京都の石原都知事が目をクシャクシャさせての「スギ花粉対策」会見は印象に残っています。

実は
私の家内も杉花粉症で悩まされていた一人でした。
・・・・・と過去形ですが

何故過去形なのかというと
家を新築する前の家の側には杉の大木が数本あってその時期がくると石原都知事と同じ症状で悩まされていたのです。

家を新築してからいつの間にか「クシャクシャ目」がなくなっていたのですが
TVでのスギ花粉のニュースをみて
「そういえば、お前クシャクシャしていないな!直ったのか?」
「そういえば・・・新しい家に引越して2年目から・・直ったのかな〜?」
そんな会話です。

花粉症については専門的な知識はありませんが・・・・
考えられることは家を新築してからですから我が家に花粉症に対して防御する機能がありそうです。

新築前に住んでいた家は高断熱で低気密住宅であったのであらゆる隙間を通して)風が強い時などは特に)スギ花粉が室内に入りこみむようになっていたのです。

現在は高気密住宅でちょとやそっとの外風圧で隙間を通して浸入するものがありません。

けれども計画換気システムですので外部から新鮮な空気は吸気口から取り入れていますのでその吸気口からはスギ花粉が入ってくる筈です。

実はその吸気口にちょとした仕掛けがあるために杉j花粉は従来よりカットされるようになっていたのです。

計画換気システム(第三種換気装置)に設置される吸気口で丸型と角型とがあります。

一般的には「パッコン」と呼んでいますが正式には吸気バルブといいます。
丸、角型の部分が室内側になって角型のガラリ付の方は外部側に取り付けられます。
ちなみに我が家では角型のガラリは使用しないで丸型の吸気バルブのみを設置して吸気は外壁の通気層から取り入れています。

東北では直接ガラリを通して吸気するのではなく外壁でいったん防御して使用する例が多いのです。
その「パッコン」の中に入っているのが下の写真・・・「花粉フィルター」です。

通常は黒い色で網目状のスモンジフィルターが入っているのですが花粉対策ではなく埃浸入防止に設置されています。





花粉フィルターはオプションになっていますが
1枚1000円程度の価格ですので第三種換気
装置を設置されている方は試して見る価値ありの商品です。

**大気中に漂う花粉・粉塵**(参考)

現在、花粉症の原因となる植物は日本国内で40種類以上の報告がされています。
これらの花粉はほとんど風媒花で、風で花粉が運ばれるため開花期には大量の花粉が大気中に放散され花粉症の原因となります。
これらの花粉は呼吸器官系から吸い込まれ、鼻の粘膜等に付着すると花粉の表面や外壁にあるアレルギー原因物質(抗原)が粘膜中に溶け出し呼吸器官系の粘膜に侵入すると体内にlgE抗体が作られます。

lgE抗体とは、体内に侵入した異物を排除する働きをします。
花粉症で、くしゃみや鼻水、鼻づまりが起きるのは体を外的異物から防御するlgE抗体の働きによるものです。
ところがアレルギー体質の人は、lgE抗体の生産を抑制する遺伝子を持っていないため花粉を吸い続けると体内のlgE抗体は増え続けある水準を越えると激しいくしゃみ発作や、鼻水、鼻づまりなど花粉症の症状が発症します。
特に、ディーゼル車の排気ガスに多く含まれる微粒子が、lgE抗体増やすのではないかという説が有力になっています。

●大気中を漂う主な花粉や粉塵
「花粉」
●スギ花粉:20μm〜40μmの大きさで、花粉症の発症アレルゲンの最たる物と考えられています。飛散期間は毎年2月〜5月上旬。

●ヒノキ花粉:30μm〜40μmの大きさで、花粉症の発症アレルゲンの最たる物と考えられています。飛散期間は毎年3月〜5月下旬

●ブタクサ花粉:20μm程度の大きさで、食物アレルギーのある人にとっての花粉症アレルゲンとして知られています。飛散期間は毎年3月〜5月。

●ハンノキ花粉:30μm程度の大きさ。飛散期間は毎年2月〜4月。

●ネズ花粉:28μm程度の大きさ。飛散期間は毎年2月〜4月。スギ・ヒノキとは別の抗体をつくります。

●カモガヤ花粉:34μm〜38μmの大きさで。飛散期間は毎年2月〜4月。

●SPM(Suspended Particulate Matter)空気中を浮遊する微粒子

●DEP(ディーゼル排気微粒子): ディーゼルエンジンの排気に伴って大気中に排出される化学物質。1μm〜10μmの大きさで、喘息など慢性呼吸器疾患の誘因物質(原因)と考えられ、近年注目されています。

●1.3ブタジエン炭化水素:自動車などのエンジン排気ガスに含まれる発ガン性が認められる揮発性物質。またタイヤにもブタジエンゴム/スチレンブタジエンゴムとして含まれており、路面との摩擦により摩耗粉塵として大気中を浮遊しています。大きさは1μm〜10μm。

●窒素酸化物:自動車排気ガスなどのエンジン排気ガスに含まれる二酸化窒素などのガス状物質。大きさは1μm〜4μm。呼吸器疾患などの原因物質を考えられています。

●煤塵:工場や自動車の排気に含まれる燃えカスや、路面が摩耗することによるアスファルトやコンクリートなどの摩耗粉塵などの異物。大きさは5μm〜20μm。呼吸器疾患や各種アレルギーの誘因物質と考えられています。

住宅の気密性能が
高まれば花粉症も緩和されるという実体験でした。

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電磁波シールド効果がある家?

電磁波シールド効果がある家?
(我が家)は携帯電話での会話がしづらい家になっています。

地域的には何処でも通じる筈なのですが
家の中では通話がブツッと遮断されたり電波が弱くなったりすることがしばしばです。
電話が来ると立ちながら窓のある場所に移動しなければ最後まで会話ができません。

気密住宅に係わって25年ですが
ある材料を使った気密住宅で施工した場合は
携帯電話が使えないとか、ブツブツ切れるといったお客様の声が数多くありました。

「気密住宅と携帯電話とは何か因果関係があるんだろうか?」
そんなことを考えていた時期がありました。

お客様から
「携帯が通じづらいんだけど!」
と言われた場合は
「気密住宅だからですよ。」
と言った曖昧な回答をしていた頃がありました。

最近その因果関係が
公的機関(京都府中小企業センター)で試験された報告で知ることができました。

その試験とは
※携帯電話電磁波の透過性を調査するために、
電磁波シールド測定です。

■試験方法は
KEC法に基づき測定(KEC:関西電子工業振興センターの略称)
発信部と受信部の距離は10mm/試験室の温湿度は20℃/測定周波数110〜1000MHz

私が係わっている話ですから、そのシールド材は断熱材なのです。

写真は外断熱(外張り工法)に使われた硬質ウレタンフォームの成形板です。
我が家もこの断熱材を外張りしています。
当然屋根も厚さは違えど同じ材料です。

結論を言ってしまえば
実はこの断熱材の特徴は室内側にアルミの蒸着フィルム7μmを貼り、外部側に撥水処理を施したクラフト紙を貼っていて、中間にウレタン材がサンドイッチにされたものです。

そのアルミの蒸着部分に秘密がありました。
(実は、この外張工法でこの断熱材を採用した理由は、電磁波カットを期待したのではなく、水蒸気の透過を防ぐ(防湿層+気密層)ことができることが採用のきっかけだったのですが・・)

これが電磁波シールドされる家となってしまったのです。
NTTドコモの周波数(800MHz)では
この材料を使うと68dB(99.96%)のシルード効果があります。

電磁波が健康にどう悪いのか因果関係はまだ明確になっていませんが、
アメリカでは高圧線下の家に住む住人がガンになったとい報告もありますので、
こんな場所に建てなければならない場合は有効な断熱材ではないかと考えられます。
その代わり、携帯電話が通じづらいのですが・・・・!

その材料とはクランボードAP

●実際の家では、僅かな隙間や開口部から電磁波は通過するため、99,96パーセントシールド効果があっても、携帯電話の通話のカットは完全にはできない。

こういう理由で我が家で使う携帯電話での会話はしづらいのです。

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ゼロエネルギー住宅に挑戦!

今日は地球温暖化に大きく貢献する画期的なシステムの「ジオサーマルの家」の紹介です。

これまで地球温暖化防止のため住宅建築の立場から様々な省エネ住宅に携わってきましたがこれも高断熱高気密住宅にすることである程度のCO²削減に繋げる建築手法でした。
冬暖かく夏涼しいのもその恩恵なのですが、暖冷房設備については電気なり石油なりガスなり様々なエネルギーを利用してのアクティブな手法が一般的です。

理想は自然を利用するパッシブ住宅なのですが地域によっては難しいの現実です。

数年もすると次世代省エネ基準が義務化になりそうですが、その上のQ値が1W/m2以下の住宅の普及が進まなければCO2削減に寄与することは少ないのではないかと思っています。

そんな中「ジオサーマルの家」の誕生です。

地中の熱源を利用して給湯、冷暖房エネルギーを生む画期的なエコロジー・省エネ住宅で経済産業省・国土交通省の認定を受けた、まったく新しい視点から生まれた住宅です。

このことについて
「地中熱を利用した驚異のシステムが開発されことがTVのニュースで紹介されました。

TVニュース1はこちら→http://www.ajic.co.jp/image/move/TV1_1.wmv
TVニュース2はこちら→http://www.ajic.co.jp/image/move/TV1_1.wmv

下の写真はそのシステムの概念図です。
地中の安定した温度を夏冬通して利用することにより暖冷房に必要なエネルギーとして大きく利用するところが素晴らしいシステムです。

基礎杭を採熱管に利用することで地熱を回収。従来、数百メートルの採熱井戸が必要だったところを杭には熱媒体となる水を通す熱効率の高い独自の採熱管を内蔵、10メートル前後の掘削で済むため大幅なコスト低減につなげ回収した熱はヒートポンプの小型ユニットで夏は冷水、冬は温水にして配管を通じて住宅内に供給。
冷暖房の場合は真空を利用した熱効率が高い独自の放熱パネルを部屋に配置する仕組み。冷暖房や給湯を同時にしている。

1年中一定の地中温を熱源とし、大地の熱を無駄なく活用する地球環境にやさしい待望の給湯冷暖房システム。
なによりもこのシステムの温熱環境はエアコンによる強制的な冷房ではなく涼房の感覚といったところがうれしい!

(暖房でいえばFFヒーターの温風の感覚ではなくパネルヒータの輻射暖房の体感と同じ輻射冷房の感覚のため冷房というより涼房の世界!

地中10mでは17〜18前後の温度で穏やかに変換しながらも一定しています。
下の赤線が地中熱の温度を示している。
一方外気は30℃〜37℃前後で変化するものの室内の温度は25〜27℃前後で安定した輻射冷房の環境が作られている。


最近太陽光発電を利用したゼロエネルギー住宅といった広告を見ることがありますが本当にゼロにするのは地域によってはかなり難しい!
しかしこのシステムは太陽光発電と地中熱の組み合わせによりゼロエネルギー住宅も実現できる驚異のシステムになりそうです。
●ジオサーマルの詳細はこちら→http://www.joho-iwate.or.jp/iic50/sangyo_p06.pdf

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H様の断熱気密工事が始まる!

このブログを通じて
新築することになったH様邸の断熱、気密の施工開始です。

ローコスト住宅で高性能住宅化を目指すには
断熱、気密工事において、どのようにしてに施工を簡略できるかにかかっています。
そのためには断熱材の選定には価格だけでなく施工のしやすさも吟味します。

在来木軸構法、基礎断熱土間床工法
外張断熱(恵みの家=次世代評定第408号)のクランボードAPを採用(これと同等商品でアキレスAL/PEボードもあります。)
ただし
熱損失系数は建物一棟一棟異なるため、確認申請前に事前に熱計算をして断熱材の厚さを決定します。
この工法の利点は断熱材にアルミ箔が蒸着してあり、気密と防湿層の一体成形板であることです。
外張工法に様々な材料がありますが、このような材料を使わない場合は防湿層としてポリエチレンシート0.2mm厚のものを外部から貼りつけ、その上に断熱材を貼りつける作業が必要でしたが一体成形であるために作業工程を減らすことができコストを少しでも下げるための採用です。
(勿論、性能を上げながらコストを下げる工夫です。)

屋根:硬質ウレタン(気密、防水一体成形板)80mm
外壁:同上50mm
暖房:蓄熱暖房器
換気:第三種換気装置(ユ-フレクト
建物延べ床面積:112.61m2
建物容積:415.13m3
熱損失係数(Q)=1.7w/m2
目標は次世代省エネ基準(Ⅱ地域)の1.9w/m2をクリアする性能。

屋根の断熱施工状況です。

屋根面及び外壁面を合板でシュームレスに包み込みます。
合板の接合部全ての部分を気密防湿テープで予め合板部分で気密化を図ります。

その上にアルミ箔蒸着ウレタンボード50mmを内側にして仮止めします。

次にその断熱材の(外部側)接合部分を気密防水テープで処理をします。
外部側の表面は防水クラフト紙が貼ってあるのでタイベックシートは必要ありません。
(ここでも一体成形のためタイベックシート(透湿防水シート)は必要がないため、工程をカットできてコスト削減に貢献できます。)

次に通気垂木を目地に沿って打ち込みます、
さらに通気垂木間に両面防水クラフト紙の30mmウレタンボードを挟むように貼りつけます。

できるだけ接合部を作らないように縦方向に長いウレタンボードを使用します。(ここでは910×3.030のものを使用しています。)

屋根〜外壁の取り合い部分と棟の取り合い部分は気密層を切断しないようにアルミ箔を残し、(上部のクラフト紙をカッターで切りこみを入れて、折り曲げまます。)こうすることでVカットの状態になりますが、気密層が切断されないのです。(一般的にはボードとボートを突きつけて接合部はテープで気密を図ろうとしますが、耐久性を考えれば外部の露出は避けたほうが賢明です。)

さらに、Vカット部分にはウレタン補修材で断熱補強を行います。
写真はVカットされた部分にウレタンを注入している風景です。

この現場は続きます。

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悔いの残らない家づくり

happy01やっと家を建てました」という人がいると、

つい「happy01全室暖房(冷)ですか?」と聞いてしまいます。

すると

shockいや〜、そんな坪単価が高いのは無理ですよ」と返事が返ってきます。

全室暖房、全室冷房というと、「高い」と考えられがちですが、

果たして本当にそうでしょうか?

また、その暮らしは本当に「高い暮らし」になっているのでしょうか?
家と同時に、
快適な暮らし、健康的な暮らしを手に入れられるとしたら、
こんな安いことはないでしょう。

日本全国、い〜え世界中で誰もがいい家を手に入れたいと考えています。
マイホームのために、老いも若きもビジネスマン達は働いています。

しかし、TVを見て、雑誌を見て
「あ、この家がいいね」とか「吹き抜けの家が欲しいとか」「トップライトがほしいね」など目で家を考えても体(健康面)で家を考えることはまずなかったように思います。

お医者さんい聞いても、答えてくれませんが高性能住宅に住むようになって、花粉症やアレルギーが軽くなったという人がたくさんいます。

数字こそ取れませんが、
理論からいって、温度差による脳卒中も減っているはずです。
省エネ基準も次世代省エネ時代となり、今はまだ義務化となっていないものの、
次世代基準クラスが義務化なる時代が目の前にきています。

場所を問わず、
高性能住宅が基本となる時代もそう遠くないことだと考えています。
■いい家を建てるには
いい設計事務所、工務店を見つけると同時に
建てる側が勉強しなければならない。 


工法によって施工金額や、燃費の差、あるいは同じ工法であっても工務店によって多少性能に差が出ることがあります。

素材自体の断熱性能、気密性能が向上していますから、これから建てる家は以前の住まいより数段快適さです。

しかし、見えない壁の中で何が起こっているかは、わかりません。
日本での高性能住宅の歴史は浅く、ようやく20年経った家がいくつかあるだけです。
今あるのは机上の「確信」と体験者の声のみです。

「R-200住宅の家」高断熱、高気密住宅」「全室暖房、冷房」「オール電化住宅」と掲げている工務店でも、その知識を100%自分のものし、
自分たちの住む気候や風土を考えて応用しているのはごく少数です。
工法や工務店の選択を間違えると、快適な室内環境とひきかえに、
家の寿命を縮めてしまうこともあります。

工務店を見つける方法は1%の運と99%の勉強としかいいようがありません。

見極める目は、施主側になければならないのですから、施工の技術、知識、ハード面の考え方はどんどん進歩しています。

しかし、それを実現させるのには施主という人間と施工という人間です。


人と人との間には感情があり、衝突もあります。

そこであきらめればいい家はできません。
自分の考え方やにわか勉強に固執するのではなく、「いい家」を建てるという意識を持ちながら、納得できるまで話し合うことが必要です。

北海道、東北、今では九州にも広がりつつある快適な住まい。
氾濫する情報の中でも、しっかりと自分を見つめ、
悔いの残らない家づくりをしてほしいものです。

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居住環境性能契約!

これからの住宅には居住環境性能契約も考えたい。

住宅を商品と考えた場合、その特徴に一つは、よく似た条件の物件はあっても全てが同じという物件はないということです。

同じ一団の土地で同じデザインであっても、日当たりや眺望が異なり、設備仕様のわずかな違いも、必ず価格に反映されます。


土地を決めたり、建築の依頼をする場合、納得もしない物件を安易に契約すると、あとあと高額な手数料がかかる上に手付金を失うなど何もいいことはありません。

それでなくとも、日本人の契約は下手で有名で、現に消費者相談の上位を占めているのが、この住宅に関する契約のトラブルだといわれています。

購入する土地が決まれば、買主は工務店やハウスメーカーに手付け金を払って売買契約を結びます。その後、買主が契約を解除すれば手付金は戻りません。

契約のあらゆる問題は、法的には契約書に従って判断されるため、買主は納得できるまで説明を聞いた上で署名、捺印をすることが大切です。

契約書には、一般に建物の仕様、契約金額、工事期間などが記載されます。こうした大切な事項の全てが契約書に明示されることにより、建て主の不安や懸念に応えているわけです。

ところが。家の形ができるにしたがって、あるいは実際に入居して初めて気づくことも少なくありません。後々のトラブルを避けるためにも、大切なことは契約書に全て盛り込んでもらうようにし、責任の所在が明らかになるように契約を結ぶべきです。

また、性能住宅を建築する場合によく起こりがちなのが、期待した性能が出ないといったトラブルです。いつまで経っても結露が消えない。
思ったよりランニングコストがかかる。

1階と2階の温度差がありすぎるなどですが、この原因を考えてみると、これまで契約事項の中に「居住環境に関する性能」の項目がなかったことが考えられます。

性能を期待して建てる家なのに、性能が出なければ意味がありません。
少なくとも、現在がコンピューターでランニングコストがあらかじめ予測できるのです。

こうした居住環境性能契約を結べば、その性能実現のため、工事施工の精度が、施工側の義務、責任として要求されます。もちろん買主は性能に見合ったコストを支払う義務があります。
繰り返しますが、万一、トラブルが発生した場合は契約書に従って法的に判断されます。

後になったてから「知らなかった」と
泣かないためにも、消費者のプロを目指してほしいものです

●ちなみに私は以下のものを建て主様にお渡ししております。

この他に添付書類として

①熱計算書
②暖冷房負荷計算書
(暖冷房のランニングコスト)
③結露計算書
④換気風量結果報告書
⑤気密測定結果報告書
⑥熱カメラによる断熱欠損の有無
⑦高性能住宅の住まい方マニュアル等・・・をお渡ししております。




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心地よい風が通る家づくり (2)

高性能住宅では
日常生活に合わせた計画換気がなされて、いつもより人が多く集まった時などは窓を開けて換気することになります。
その際にトップライト(べルックス)があるとすばやく換気が促進されて便利です。

空気は暖められると上に浮上します。
屋根で暖まった空気が排出される力を利用して室内の空気を引っぱってもらうものです。
(しかし、風により逆流すれば熱がリターンするので注意が必要です。)

昔の日本の家は越屋根(採光・換気・煙出しなどのため、屋根の上に、棟をまたいで一段高く設けた小屋根。)という排気、排熱のされる仕掛けがありました。
また襖、障子を開け放すことで障害がなくなり、風の通りがよくなっていたのですから、昔の人の知恵は「たいしたもんだ。」と言うしかありません。

高床も今ではなくなり、現在は布基礎で作られているものの役に立たない(通風の通りを考えない)換気口がつけられている例もけっこうあって、床下換気口の意味をなさない作り方をしています。

床下換気口は床下の窓・・・
向き合う窓が二つあって通風の効果があるのです。
最近は通風を考えた商品に「サスマックス」とか「キソパッキン」が販売されていて基礎と土台との間に隙間を作り通風をより効果があるようになっています。

しかし、
やみくもに窓を開ければいいのいうものではありません。

風が強すぎるところでは、土埃など家に引きこむことになるので、何らかの暴風の必要が出てきます。
風は環境によって日々変化します。気温が高い日は熱風を入れてしまうことになります。

テラスやアスファルト、コンクリートでは熱くなった風を家の中に入れるのもマイナスです。
逆に熱い風も水面や木々の間を通ることによって涼風に変化します。そういった涼風を取り入れる工夫もしたいものです。

日本の場合は気になるのは湿気です。

湿度が高いと体感温度も高くなり、そのため気温が高くても湿度が低いヨーロッパなどでは過ごしやすく、気温が高く湿度も高い日本の場合は蒸し暑く過ごしづらいというわけです。

室内の湿度が低ければ、むやみに外の湿気を入れるのは考えものです。

日中暑く夜から涼しくなるときに、日中の暑さを遮断する庇や外ブラインド、簾、木々などを利用して日射をできるだけカットして窓はきちっと閉めて、夜に冷気を取り入れることでと快適な室内気候となります。

それでも暑い時には冷房に助けを求めることになりますが、高性能住宅の場合は小さなエネルギーで十分に涼しさを得ることができるのです。
(高性能住宅、特に蓄熱体がある場合は、日中に熱風や日射によって熱を入れてしまうと、夜になっても抜けず眠れないことがあります。)

>住まい方、使い方を十分理解することで
非高性能住宅に比べると「月とスッポン」の涼しさを体験できるでしょう。
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(写真)「パッシブシステム住宅の設計」国土交通省監修より抜粋
1・風の流れに合わせる通風計画例
2・風の流れるパターン例
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心地よい風が通る家づくり

●風を使う通風と換気

人の体は気温より体温(体の表面温度)が高くなると放熱し、さらに発汗を始めます。

風は放熱量を増し、蒸発を助けます。
空気が動くということでは同じなのですが、通風と換気は明確に区別されます。

換気は新鮮で奇麗な空気を保つためなものであり、通風は厚い時に窓を開放し、室内に気流を起こして体から熱放散を大きくして、体感温度を低くするものです。

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家には必ず窓がありますが基礎をそのまま土間床として利用しない場合は床下に基礎換気口を設けます。
風を通すことで、湿気を外に排出して土台とか根太等が腐るのを防ぎ、熱を排出して快適環境を保ち、汚れた空気を外に出して、新鮮な空気を取り込んでいます。

高性能住宅では、日常の換気は計画換気によって常時新鮮な空気を取り入れて、汚れた空気は排気するようになっているため、通風のみを考えればいいことになります。

●窓を使って風の通り道を計画する。
押入れに結露やカビが発生するとスノコを布団の下に敷き、空気が通ればOKと考えます。
押入れの通気をよくするだけに頭が凝り固まって、気密住宅にすると通気が悪くなるからと、気密化を嫌う人がいます。

風通しのよさを隙間に求めているのでしょうか。
家についている窓は外を眺めるためでなく、風を通すという機能でもあるのです。

家の中に上手く風を取り入れるには、入り口と出口を作る必要があります。

住宅に風が当たる場合は風上に正、風下に負の圧力がかかります。
空気の圧力差は風の原動力です。
正の圧力の大きな所に風の入り口を作って、
負の圧力の大きな所に出口を作ると効果上がります。

箱があってそこに二つの穴でも作ってやるなら、風通しがよくなるのでしょうが、家の場合はそう簡単にいきません。
窓の大きさも関係しますし、部屋の間取りによって障害も出てきます。
窓を正負に合わせて計画してもその間に壁でもあると通りようがありません。

そのため、

設計段階から風の通りを想定して、窓や間仕切壁、ドアの位置や大きさを設定することが大切です。
南と北の窓を開けて、さらに東と西の窓を開けてやるようにすると、風量は窓を二つ開けただけより増します。

上下の温度差が少ないことと、開放的な間取りが可能なため、高性能住宅にはトップライトがよくついています。
そのトップライトを上手に使うとスムーズに換気ができます。

壁面の窓とトップライトを開けると上手く排熱してくれる温度差換気というものです。
この換気は給気口と排気口の高さがあるほど効果的で、メンテナンスが大変なもののトップライトは換気には非常に有利なのです。


●明日は
心地よい風が通る家づくり(2)です。

工務店や大工さんに依頼する方法

家を建てる時は何処に依頼します?:発注方法の(3)です。

地元の工務店や大工さんは、
施工(自分の腕に)自信を持って、施工に当たってくれます。 しかし、
それがイコール設計やデザインの創造に秀でいるということになりません。

建築家が設計のプロなら、工務店や大工さんは施工のプロとして認識するべきです。
もっとも工務店、大工さんであっても性能的な側面やデザイン的な側面でも研鑽を積んでいるところあります。

その土地での長年の実績を持つ会社や大工さんは、気候や風土を熟知していて、地域に密着した家づくりでは、大手ハウスメーカーに負けない意気込みで仕事をしているところも少なくありません。

しかし、中には大手企業やハウスメーカーの下請けに甘んじている業者もあります。

またワンパターンの設計しかしていない所、あるいはできない所があります。
設計の技術的な未熟さと経験が浅いと、どうしてもデザイン性の創造力は働きません。
また意図的にコスト削減のためデザイン、使い勝手を無視して建てられいる例もあります。

知人の大工さん等の場合は義理や人情が先に立って。設計も施工も後回しということがありますので注意が必要です。

■選択のポイント
1・下請けをあまりやっておらず、出稼ぎ職人をたくさん抱えていないことと、従業員の定着率がいいところ。

2・社長の経営方針が明確で、誇りを持って仕事をしているような会社、あるいは大工さん。

3・自社で建てた建て主さんと良好な関係が続いていること。

4・デザインや設計を無視して、施主の希望を軽視する会社は要注意です。

5.自社の建てた物件を快く見せてくれるところ。

最後に最も要注意は
6・坪○○円の話から入り、施主の予算に合わせます。
・・・が一番要注意です。
等ですが、
いずれにしても日頃から、よく勉強している工務店や大工さんでないと、せっかくのプランも絵に描いた餅になりかねません。

明日は「③ハウスメーカーに依頼する方法」についてです。

家を建てる時は何処に依頼します?(2):発注方法

住まいは、人が快適に、豊かに生活するための基本。

家族の志向や生活パターンに見合った空間、デザインができれば、うれしいことこのうえありません。
理想の住まいの実現のためのは、先ず依頼先を決めることから始まります。
工務店、ハウスメーカー、設計事務所等。さて貴方はどこに依頼しますか?

昨日の続きです。
イメージは決まると何処に依頼するかが問題になります。

それでは
どうしたらいいのでしょうか?

●発注方法には
大きく分けて3通りあります。

①設計事務所に設計・施工監理を依頼して、施工は設計事務所に紹介してもらうか、自分で選定する方法

②地元の工務店か大工さんに依頼する。

③大手のハウスメーカーに依頼する。

いずれの場合も、その技術力や実績。そしてせっかく練ったイメージを実現しそうなところをじっくりと時間をかけて選択するべきです。
それではそれぞれの特徴を考えてみましょう。

1・設計事務所に依頼する方法
建物と建築との違いはどこにあるのでしょうか?
一般的に建物のうちで、美的要素を意図的にしたものが建築であるといわれています。

設計事務所は、その建築を創造し、設計及び施工の監理すところと解釈することができます。
施工者と設計事務所の役割や業務も違います。
施工者は実際の工事を請け負いますが、設計事務所は釘を打ったり、ペンキを塗ったりしません。
(TVのビフォー・アフターでは
何故jか・・設計士が施工していますが・・・?)

建物の要素、つまり床や壁や天井でかこまれた空間を創造するのが設計事務所の仕事であり、外部空間と町並みの調和を考えて、景観を創っていくのも設計事務所の仕事です。
しかし残念ながら一般住宅の設計に熱心な設計事務所は少数なのが現状です。
それでも各地域にはその地域の風土にあった住宅を設計する設計事務所は必ずあるものです。(諦めずに探しましょう。)

●それでは設計事務所に依頼した場合はメリットはなんでしょうか?

要約すると
1・デザインやプランの専門であるため、より自分のイメージに近い空間を創ってくれます。
2・信頼できる施工店を紹介してくれる。
3・施主の立場に立って監理を行い、トラブルが発生しても責任の所在を明らかにしてくれる等です。

こんな例があります。
大金を払って檜のお風呂を設置した。
それは施主の自慢にはなりますが、設計事務所の自慢にはなりません。
設計事務所は、檜の素材を使って、どのようなデザインにしたのかというセンスが問われるのです。檜を使っても、貧弱なデザインにしか見えないということはよくあることです。
反対に安い材料を使っても高価に見えて、豊かな空間創りをするのも設計事務所の成せる業です。
そうした意味でも、大いに利用したいものです。

最近ではデザイン、空間だけではなく、高性能住宅を科学的に創るために図面の仕様書に熱損失係数とか隙間相当面積とか換気風量の実測定を義務付けている設計事務所もあります。
さらに、それを監理するわけですから信用度が高い住宅を得ることはできるのがメリットとなります。

●岩手でのお奨めの設計事務所はこちら

佐川アトリエ設計事務所
植田優設計工房

明日は「②地元の工務店か大工さんに依頼する」についてです。

家を建てる時は何処に依頼します?(1)

住まいは、人が快適に、豊かに生活するための基本。

家族の志向や生活パターンに見合った空間、デザインができれば、うれしいことこのうえありません。理想の住まいの実現のためのは、先ず依頼先を決めることから始まります。
工務店、ハウスメーカー、設計事務所等。
さて貴方はどこに依頼しますか?

安くて、性能のいい家を建てたいのですが?」・・・とこんな要望を出す施主さんがまだ少なくないと思います。依頼された方はこんな難しいことはありません。
安いというのは何に対してやすいのか。
性能のいいというのは地震に強い性能か。
断熱性能が高い性能か。
いい家の「いい」というのは・・・・・
と考えると、イメージが全く把握できなくなります。


そこで
「いい家」とはどんな家なのでしょうか?(考えてみましょう。)

①丈夫さ
②住みよさ
③デザイン
④楽しさ
⑤機能性や性能の高いこと
⑥安心できること
⑦メンテナンスが容易であること等キーワードがいくつか考えられます。

共通していえることは、家族一人一人のイメージが、形として実現できるかどうかということにかかかっています。
どこの設計・施工を依頼するにしてもそれまで施主のやるべきことはたくさんあります。

いい家、いいデザインの実現のためには、先ずしっかりと自分達の目指す住まいのイメージを決めて、設計・施工側に示すことから始めましょう。
依頼先を決めるのはその後でも十分なのです。
しかし、住まいのイメージを決めるというのも簡単なことではありません。

ましてやどんなデザインが理想なのかなど考えると、予算も限られていて、知識も少ないし、結局「お任せします。」という結果になってしまうのでは寂しいばかりです。

人の暮らしは、その人の生い立ちからそこで培われてきた価値観によって、一様ではありません。
イメージといっても、家族によって大きく異なりますし、家族間でも微妙に差があるものです。

住まいが住み手の人生観、人格を投影と比喩されるのもそのためなのです。
どんなデザインの中で生活したいのか。
その解答は、雑誌や広告、モデルハウス、インターネットなど全て含まれるものではありません。

結局は、
世界にただ一つの住まいを自分で実現するしかないのです。

イメージを決める。
イメージを形として考える。
発注方法を決める。

依頼先が決まったならば、そのイメージを包み隠さず伝えることです。
その結果様々な制約や条件が浮き彫りになってきます。
(それでいいのです。)

そこから設計者や施工者にプロとしてのノウハウや技術の出番となるのですから・・・・
付加価値とは、本来そうして生まれていくもので、住まいづくりは正に住み手が参加して初めて、理想に近づけるといえます。

●明日は「家を建てる時は何処に依頼します?(1)」の続きとして
発注方法について考えてみます。

高性能住宅を建てた理由

平成8年に新築した我が家です。

この頃の岩手は2×4住宅(輸入住宅)、在来構法、断熱工法でいえば内断熱(充填断熱)、外断熱(外張り断熱)が主流で高気密高断熱住宅の工法競争が真っ盛りでした。
(また顕著に建築業界の景気が悪くなり始めたのもこの年だったと記憶しています)

平成7年の完成見学会で営業マンのサポートとして展示場にいた時
お客様からドキッとする質問があったのです。

「どの会社の展示場でも我社の○○工法は冬暖かくて、夏涼しくて快適な住宅で省エネ住宅すよ!自然素材を使っていて24時間換気ですから空気は奇麗です・・と勧められるが勧める方が高断熱高気密住宅に住んでいないで本当に良さがわかるのか?」という単純な質問です。

なるほど、お客様がおっしゃる通り私を含めて会社の人間は誰一人自慢する高断熱高気密住宅に住んでいないです。
(所謂、低断熱低気密住宅か高断熱低気密住宅にに住んでいるのです。)

営業トークではあたかも自分も住んでいるかのごとくの説明をしますが、微妙な感覚の問いについては曖昧な回答になります。

断熱性能は熱計算でQ値(熱損失係数)が算定できるし、気密性能は気密試験をすればC値(単位隙間相当面積)が計算されシルクハウス対策ではホルムアルヒデド、キシレン等の有害物質が放散されない建材を使って濃度測定もしていましたが・・・そんな説明では足りないのです。

そうです。

住んでみないとわからない・・・・住環境の説明です。
そんな事があって我が家を実験棟として建てることにしました。
(不景気に突入した頃ですから公庫のローン支払いはできるのか大変心配しましたが)

次世代省エネ基準をベースにして環境共生住宅を意識して計画しました。
平面図(間取り)は家内が作成して、断熱、気密、換気、暖房については私が計画し設計管理は岩手の設計事務所さんにお願いして現場管理は私です。

さて、その住環境はどうなのか? 
次回からは住んでみての体験を通して、
住環境を科学的に検証するレポート開始です。